赤ちゃんが添い寝しないと寝ない!添い寝以外の寝かしつけ方法とは
添い寝の危険性を知ってやめる準備をしよう
赤ちゃんの窒息の危険性がある
大きな問題は、赤ちゃんが窒息してしまう危険性があるということです。添い寝をしながら、ママの方までウトウトしてしまった経験はありませんか?そのときに、赤ちゃんとママが密着していると、赤ちゃんの鼻や口を塞いで窒息する可能性があります。
また、寝返りをしたママの体が赤ちゃんに覆いかぶさって、赤ちゃんの体を圧迫するかもしれません。大人用の布団が顔を覆い、呼吸ができなくなることもあります。特に月齢の低い赤ちゃんは、自力で逃げられないため危険ですよ。
乳幼児突然死症候群のリスクも!
イギリスで行われた調査によると、SIDSの半数以上が親と添い寝をしているときに発生しているという報告がなされています。また、アメリカの別のチームによる調査では、SIDSが発生したときに大人が添い寝をしていたケースが7割にもおよぶという結果が出ているようです。
この場合も、寝ている間に自分の体で赤ちゃんを圧迫してしまうことが、SIDSを招いていると考えられています。添い寝は大きなリスクもあるのですね。
添い寝をやめる時期を考えよう
そのためにどんな時期と方法がよいのかは、生活環境や赤ちゃんの性格によるところが大きいでしょう。慣れるまでは赤ちゃんがママを求めて泣く可能性がありますから、ママにも心の準備が必要です。
「毎日添い寝をするのが辛いから、今すぐやめたい」「1歳で断乳する予定だから、それまでには添い乳を卒業したい」など、いつごろ添い寝をやめたいかを考え、そこから逆算して添い寝を卒業するための計画を立てるとよいでしょう。
添い寝以外にどんな寝かしつけ方法がある?
入眠儀式やママのにおいがするものを置く
どんな方法が合っているかは、赤ちゃんによって異なります。大切なのは、「これをした後は寝るんだな」というリズムを赤ちゃんが認識することです。お風呂の後に授乳、子守歌を聴きながら寝るように、毎日同じ時間帯に同じ行動を繰り返すことで、添い寝をしなくてもすんなりと寝てくれるようになりますよ。
月齢の低い赤ちゃんの場合は、ママのにおいがするものを置くという方法もあります。ママのにおいのついたもの(今まで着ていた服だと、ぬくもりも感じられるのでおすすめ)をそばに置いておくと、安心して眠ってくれる可能性があります。
生活リズムや室内環境を整えよう
生まれて間もない赤ちゃんは昼夜の区別がついていませんが、生後4カ月ごろになると徐々に昼夜の区別がついてきます。毎日同じ時間帯に起きて食事や昼寝をし、同じ時間に布団に入って眠るリズムが身についてくる時期です。
この時期に「毎日同じ時間帯に起きる・寝る」という生活をしていると、決まった時間帯に眠くなるようになります。添い寝卒業のためには、生活リズムを整えるのも大事なポイントなのですね。
また、電気やテレビを消して、眠るための環境を整えることも重要です。寝室だけでなく、隣の部屋の音が気になってしまう子もいるので、家族みんなが協力して室内環境を整えましょう。
泣いてもママの折れない心が大事
ただ、ママが途中で心が折れると、赤ちゃんにもよい影響を与えないでしょう。「昨日は添い寝してくれなかったのに、今日はしてくれる」となると、赤ちゃんも混乱してしまいます。大泣きして我慢した時間も無駄になりますよね。
辛いですが一度添い寝を卒業すると決めたら、どんなに赤ちゃんが泣いても心が折れないように覚悟を持って取り組みましょう。
まとめ
ただ、添い寝に危険がともなう可能性があるのも事実です。うっかりママが寝た場合に、赤ちゃんに覆いかぶさって窒息させてしまうかもしれないからです。
もしもママが添い寝を負担に感じたり、安全性に不安を覚えたりするのであれば、添い寝を卒業するという選択肢もよいかもしれません。ママと赤ちゃんにとって一番よい寝方を考えてみてくださいね。