乳児と一緒に楽しく入浴!一緒にお風呂に入るときの方法と注意点
入浴しても大丈夫?体調が悪いときの入浴
体調不良や予防接種後の入浴は控えよう
赤ちゃんが体調不良のときは、無理にお風呂に入れる必要はありません。高熱があるときにお風呂に入れると、さらに熱が高くなってしまう危険性があります。熱がなくても、赤ちゃんの体調が悪く普段と比べてご機嫌が悪いときも、お風呂に入れず様子を見たほうがよいでしょう。
また、予防接種後の入浴も控えたほうが安心です。予防接種の後は、赤ちゃんが熱を出したり、体調が悪くなったりすることがあるので注意が必要ですよ。
入浴できない場合に身体を清潔に保つ方法
赤ちゃんが入浴できないときは、体を清潔なタオルやガーゼで丁寧に拭くとよいですよ。体を拭くときは赤ちゃんの体が冷えないように、部屋の温度をチェックしてから始めます。
拭く順番は
1.顔
目の際や口周り、首のつけ根や耳の後ろもしっかり拭きましょう。
2.体
赤ちゃんの体が冷えないように、拭く部分だけをバスタオルから出すとよいですよ。
3.髪
赤ちゃんの頭の下に洗面器を置き、髪を洗いましょう。
ママが生理。親が一緒に入れないときの方法
生理中でも、赤ちゃんと一緒に入浴することは可能です。湯船に入る前にシャワーで体をきれいに洗い流してから入るとよいですよ。
「生理中は湯船に入るのが、気になる」というママは、赤ちゃんだけを湯船に入れましょう。ママが一緒に入らないと不安で泣いてしまう赤ちゃんも多いので、「大丈夫だよ」「気持ちがよいね」などと、優しく声かけをすることが大切です。
ベビーバスが小さくなければ、ママが生理中の期間だけベビーバスで入浴するとよいですよ。
お風呂場の事故に注意!安全対策と注意点
滑る床に要注意!乳児が転倒しないために
お風呂場の床は滑りやすいので、赤ちゃんが転倒する危険性があります。ママがひとりでお風呂に入れるときは、ママが顔や頭を洗っている間、赤ちゃんから少し目を離すことがありますよね。そのようなときに、ハイハイや掴まり立ちをする、歩くなど、赤ちゃんが自由に動き滑ってケガする事故が多いです。
お風呂場で赤ちゃんがひとりで動かないように、ベルトつきのバスチェアを活用するか、万が一転倒してもケガをしないように、バスマットを敷いておくと安全ですよ。
石けんの誤飲は危険!事故を起こさない対策
赤ちゃんは、興味を持ったものを口に入れる癖があります。石けんを口に入れてしまうこともあるので、入浴中もなるべく赤ちゃんから目を離さないことが大切です。
石けんの誤飲事故を起こさないためにも、石けんはフタがついている容器に入れるようにするか、赤ちゃんの手の届かない高い場所に置くように工夫しましょう。万が一、赤ちゃんが石けんを舐めてしまったら、母乳やミルクなど、水分補給をして様子を見てくださいね。
赤ちゃんが石けんを食べて嘔吐を繰り返したり、泣き止まなかったりしたときは病院に行くことをおすすめします。
少しの水でも溺れる!注意したいお湯溜まり
浴槽にお湯を溜めている家庭は特に注意が必要です。赤ちゃんは水深10cmくらいの水でも溺れてしまう可能性があります。「お風呂の残り湯がちょっとあるくらいだから大丈夫」と安心していると、取り返しのつかない事故が起きるかもしれません。
浴槽のお湯は常に抜いておくか、浴室に赤ちゃんが入れないようにドアを閉めておくことが大切です。赤ちゃんはハイハイや一人歩きができるようになると行動範囲が広がるため、お風呂場に興味を持つとママの目を離したすきに行ってしまう危険性がありますよ。
乳児との入浴を快適に。おすすめ入浴グッズ
身体を洗うときも安心!乳児用バスチェア
例えば、新生児~2歳ころまで長く使用できるバスチェアもあります。赤ちゃんの成長に合わせて背もたれの角度を変えられるものもあるため、ねんね期の赤ちゃんでも安心して活用できるでしょう。
ほかにも、バスチェアによっては薄型のものもあり、簡単に折りたたむことができるものも売られています。折りたためるタイプなら持ち運びも簡単ですし、収納場所にも困らず使いやすいですね。
入浴が楽しくなるお風呂のおもちゃ
お風呂で遊べるおもちゃは色々な種類がありますが、赤ちゃんに人気のキャラクターのものは喜んでくれるでしょう。おもちゃのシャワーも売られていて、浴槽に浮かべると自動的に水をくみ上げてシャワーを出してくれるようです。普通のシャワーに比べると水圧も弱いため、赤ちゃんでも怖がらずに遊べそうですね。
また、大小様々な大きさのコップを用意するのもおすすめです。お水をすくって「ジャー」と流す水遊びは、赤ちゃんの興味を引けますよ。
頭を洗うときに困らないおすすめ便利グッズ
例えば、赤ちゃんから使えるシャンプーハットを活用するのもよいでしょう。頭や顔を洗うときにシャンプーハットを使えば顔にお湯や泡がかからないので、ママも洗いやすいかもしれませんね。また、赤ちゃんに人気のキャラクターのものを使えば、洗う時間も楽しくなるでしょう。
ほかにも、「頭にお湯をかけられると、耳にお湯が入って嫌」という理由で泣いている赤ちゃんも多いようです。そのような赤ちゃんには、耳への水の侵入をしっかり防いでくれるイヤーキャップがおすすめですよ。
入浴後も赤ちゃんがご機嫌でいられるように
ベビーミルクはマッサージをしながら塗ろう
赤ちゃんのお肌はデリケートなため、入浴後はベビーミルクなどで保湿することが大切です。ただ全身にミルクを塗るだけではリラックスタイムにならないので、ベビーミルクはマッサージをしながらゆっくり塗ってみてください。
ベビーマッサージは親子のスキンシップになったり、リラックス効果が高められたりします。赤ちゃんの寝つきもよくなるといわれているので、入浴後はミルクを塗りながら優しくマッサージをしてみてくださいね。
入浴前に着替えなどはしっかり準備!
入浴後にスムーズに赤ちゃんのお世話ができるように、着替えやスキンケアグッズ、おむつ、バスタオルなどは、入浴前にしっかり準備をしておきましょう。入浴前の時間のあるときに準備をしておくと、入浴後も時間をかけずにお世話ができますね。
赤ちゃんの着替えだけでなく、ママの着替えなども準備を忘れないようにしましょう。
パパが手伝ってくれるとママは焦らずに済む
特に、ねんねの時期は抱っこしてお風呂に入らなくてはならないため、ママは自分の身体や髪の毛を洗うのが大変ですよね。しかし、パパがいれば赤ちゃんをパパに預けられるので、ママはゆっくり自分の身体を洗えて楽でしょう。
赤ちゃんとのお風呂に慣れていないと、気持ちがどうしても焦ってしまいます。ママの焦りが赤ちゃんに伝わるとぐずり出すことが多いので、なるべくパパや家族に手伝ってもらってリラックスして入浴することが大切ですよ。
まとめ
また、赤ちゃんとの入浴をスムーズに進められるように、バスチェアなどの便利グッズやお風呂で使えるおもちゃを活用すると、お風呂嫌いな赤ちゃんも楽しんで入浴できるかもしれませんね。安全で楽しい入浴タイムになるように工夫するとよいですよ。