話題のホビングリッシュとは?好きなことを学びながら英語力もアップ
幼少期からの英語教育の必要性が叫ばれる中、ホビングリッシュが注目を集めています。でも、英会話教室との違いがわからない人も多いのではないでしょうか?そこで、ホビングリッシュとはどのようなものなのか、そして子どもやママが楽しめるホビングリッシュの楽しみ方についてご紹介します。
育児に取り入れたいホビングリッシュとは?
多種多様な選択肢のあるホビングリッシュ
最近では、ネイティブ講師やバイリンガル講師が自分の得意なものを教えてくれる教室が全国各地に急増中です。内容は多種多様で、幼児教育の一つとして大きな話題となっています。
ホビングリッシュの内容は、地域によってさまざまです。身体を動かすものとしてはサッカーや野球、テニス、スイミングなどのスポーツや、バレエやダンスなどが一般的です。
音楽や芸術に関するホビングリッシュも多くあります。ピアノやギター、ミュージカルに加え、絵画や演劇など、幅広い選択肢があるのが特徴です。
幼児期にホビングリッシュをするメリット
ホビングリッシュでは、日本語を使うことはほとんどありません。英語がまったくわからない幼児期の子どもであっても、英語による先生の説明を聞きながら先生の真似をするだけです。しかし、子どもが大好きな活動ですので、楽しみながら趣味と英語を同時に学ぶことができます。
先生との英語によるコミュニケーションの中で身体を動かしたり、ものを作ったりする活動は、幼児がママやパパとの日常会話の中で言葉を習得していくことと同じです。まさに、幼児期にぴったりの学習法といえるでしょう。
海外で浸透しているCLILとの違い
CLILとは、内容言語統合型学習のことをいいます。英語を使って数学や理科、社会などの教科を学ぶので、「読む・書く・話す・聞く」4技能と各教科の実践的思考力を同時に習得できます。英語教育に積極的に取り組んでいる国々で積極的に採用されている学習法です。
この二つの大きな違いは、学ぶ内容です。ホビングリッシュは英語を使って趣味や習い事を行うのに対し、CLILは、各教科との繋がりを大切にしています。ですから、幼児教育にはホビングリッシュの方がふさわしいといえるでしょう。
家族みんなでホビングリッシュを楽しもう
親子参加で外国人の友だちを作るチャンスが
東京にあるホビングリッシュの教室では、参加する子どもの半数以上が外国人で、ロシアやブラジル、フィンランドなど、まさにインターナショナルです。マットやすべり台を使った運動だけではなく、ミュージカルやクッキー作りを通して親子で国際交流ができます。
そのほかにも、英語を学びながら親子でおもちゃを手作りするプログラムや、親子ヨガをする教室もあります。中には、活動終了後に外国人講師と参加者による親子カフェに参加して、おしゃべりしながら外国人の友だちを作ることができるところもあります。
サッカー用語だけではない英語表現も学べる
これらのサッカー教室では、ボールを操るなどのサッカー技術やサッカー用語の習得だけが目的ではありません。外国人のコーチとの会話の中で、英語表現も学ぶことができます。
サッカーをするときに、準備を子どもと一緒に行うことがあります。数字の入った旗やカラーコーンなどをコーチの指示に従い置いていくことで、英語による数字や色の読み方を自然に学んでいけるのです。
参加したママやパパからは、我が子が英語を積極的に使うようになったという声も届いています。「勉強」というよりも楽しみながら英語による表現力を伸ばしていけるのが特徴です。
ママに人気は英会話を楽しみながらの料理
ホビングリッシュによる料理教室の特徴は、外国人の先生の母国料理を教えてもらえることです。食を通してその国の文化にも触れることができるので、ホームステイの気分を味わえます。
料理教室の中には、世界中のさまざまな国籍を持った料理の先生が在籍しているところもあります。希望する国籍の先生を選ぶことができるサービスは、ママにとってはうれしいですね。
料理ができあがったら、外国人の先生と食事をしながら英会話を楽しむことができます。日本語が話せない先生でもゆっくりと会話をしてくれるので、英会話初心者のママでも安心です。
従来の英会話教室と違う大きなメリット
興味のあることなので自発的に学ぼうとする
その点、ホビングリッシュは英語を使って子どもが大好きな趣味の知識や技能を身につけていくので、「もっと教わりたい」「上手になりたい」という意欲が強くなり、主体的に英語に触れようとしていきます。
サッカーやテニス、演劇などを学ぶにしても、英語で話す先生の話の内容を真剣に聴かなければ練習に参加することができません。子どもたちは、自分が好きなことをさらに上手になりたいと先生の話を注意深く聴くことによって、脳を活発に働かせています。