一人っ子の競争心を育てたい。性格の傾向を知って家庭で実践しよう
我が子の競争心の薄さに悩みを抱いている一人っ子のママは珍しくありません。将来大人になって社会で活躍するために、競争心を育てたいと願うママもいることでしょう。この記事では、一人っ子の性格の傾向を知り、家庭で実践できる子どもの競争心を育む方法をご紹介します。
一人っ子の性格の特徴や傾向を知ろう
一人遊びが上手で想像力が豊か
しかし、ママやパパも忙しいので子どもの相手ばかりをしていられません。すると、一人っ子はひとりで遊ぶしかない状況になり、自分で遊びを考えることになります。このような機会が多いと、自然と一人遊びが上手になり想像力も豊かになるそうです。
ひとりだと誰にも邪魔されないので、想像を膨らませる時間もたくさんあります。一人っ子はひとりの時間を有意義に過ごすことができるでしょう。
マイペースでわがままに見られることも
また、周囲からわがままと捉えられる場合もあります。一人っ子は両親の愛情を一身に受けることができ、兄弟姉妹との喧嘩や争いを経験しないので、自分の意見が通りやすい環境で育つことが多いでようです。そのため、外でも自分の意見は受け入れられると思いがちです。
しかし、子どもの性格には個人差があり、一人っ子に限らず兄弟姉妹がいてもマイペースやわがままな子はいます。お友だちとの関わりを重ねることで、協調性や譲り合いを学んでいくでしょう。
平和主義で競争心がない、薄い
一人っ子は、日常生活でも競争する機会が少ないので、どちらかというと競争心が薄い傾向にあります。喧嘩になったときの友だちとの関わり方や仲直りの仕方にも慣れていないので、できれば争いはしたくないようです。そのため、自分の意見を強く主張できないことも。
しかし、争いを好まないのは平和主義だともいえます。友だちと仲良くしたい、楽しく過ごしたいと思う心は素敵なことなのではないでしょうか。
競争心を持つことのメリットデメリットは
勝ち負けにこだわり「対抗心」が強くなる
例えば、周りの子と比較するような対応をとると、子どもは勝ち負けということだけにこだわりを持ってしまいがちです。勝つのがよいことだと思い「対抗心」が強くなります。すると、子どもは負けたときに「自分はダメなんだ」と否定的に捉えてしまうこともあるのです。
勝ち負けにこだわる大人もいますが、子どもの幸せのために競争の意味を考えてみましょう。なぜ競争をするのか、なぜ勝ちたいのかということを子どもに問い掛けて、一緒に考えていけたらよいですね。また、競争がすべてではないということも伝えると、子どもも安心できるかもしれませんね。
競争しようという「好奇心」が旺盛になる
好奇心とは、珍しいことや未知なことに興味を持つ心です。競争心がある子どもは、相手や自分の未知の部分に興味を持っているのでしょう。競争によって未知の自分を知るということは、自分で行動を起こして結果を出すということなので、学びも多く成長できるようですよ。
そのため、競争心がある子どもは好奇心によって色々なことにチャレンジしてみようとします。競争で自分を試してみたくてワクワクするのです。競争は自分のためのものなので、競争自体をよいイメージで捉えることができるのですね。
成長したいという「向上心」で努力ができる
向上心によって努力し、自分が目標までできるようになったら成功です。このような成功体験を繰り返すことにより自信が生まれます。やればできることが分かれば、何事にもどんどんチャレンジして楽しむことができるでしょう。
勝つと嬉しいし負けると悔しいのは誰しも感じる素直な気持ちです。その気持ちは大切ですが、そこで終わるのではなく「なぜ悔しいのか」「自分はどうしたいのか」を考えていけば向上心を育てることができるでしょう。
子どもの適度な競争心が育つ方法とは
努力の過程や結果を認めて褒めよう
勝っても負けても、親は子どもの努力の過程や結果、チャレンジした勇気を認めて褒めることが大切です。そうすれば、子どもは自分を認めてまた頑張ろうという気持ちになるでしょう。
親は子どもに代わることはできません。親ができる役目とは、子どもが一生懸命取り組んだ気持ちに寄り添うことです。「よく頑張ったね」「どんなときもママは応援しているよ」と言って愛情を伝えていきたいですね。