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ねんねトレーニングができる寝室作り!安心できる部屋で快適な睡眠を

ねんねトレーニングができる寝室作り!安心できる部屋で快適な睡眠を

ねんねトレーニングに成功すると赤ちゃんは一人で眠れるようになるため、ママは1~2時間くらいかかる寝かしつけがなくなり助かりますよね。今回はねんトレがスムーズに行いやすい寝室や赤ちゃんが一人で寝るときの安全対策、寝室の環境が整ってもうまくいかない場合に見直したい点などをご紹介します。

ねんトレのスタートは快適な寝室作りから

昼間に過ごす場所と寝る場所は分けよう

ねんねトレーニングとは授乳や抱っこなどでパパママが赤ちゃんの寝かしつけている状態から、赤ちゃんがひとりで眠れるようにする練習のことです。寝かしつけがなくなりママは余裕ができますし、赤ちゃんも質の高い睡眠が取れるようになりストレスが減る場合が多いですよ。

赤ちゃんがよく眠るようになるには、まず寝室が眠る場所だと学習する必要があります。そのために昼間に過ごす場所と寝る場所を分けられるとよいですね。

そして寝室はなるべく光や音の刺激がない静かで暗い場所にします。赤ちゃんは眠るのが上手でない場合が多く、少しの刺激でも眠りにつきにくくなるからです。できればお昼寝も寝室ですると、より寝室が寝る場所だと学習しやすくなりますよ。

寝室は光をシャットダウンして真っ暗に

赤ちゃんの寝る部屋は、できるだけ真っ暗にして光が目に入らないようにした方がよいかもしれません。そうすることで赤ちゃんは暗くなったら眠り、明るくなったら起きることを学習できますよ。

あるママは実家に帰省したとき通常のカーテンがかかった自宅の寝室で、数日間赤ちゃんと眠りました。すると遮光カーテンで光をシャットアウトした自宅の寝室で眠ったときよりも起床時間が早すぎて困ったそうです。

通常のカーテンは外の光がある程度入ってきます。赤ちゃんは少しの光でも反応して眠れなくなったり起きてしまったりするケースがあるのです。

睡眠を促すホルモンであるメラトニンは光を浴びると抑制されます。光の刺激を減らすのも赤ちゃんの快眠のために必要なことですね。

暑すぎず寒すぎず温度や湿度を調整しよう

低月齢の赤ちゃんは自由に動けないので、寝返りで背中の熱を逃したり布団を払いのけたりできません。動けるようになった赤ちゃんも体温調節機能が未熟なため、温度や湿度の影響を受けやすいです。赤ちゃんが暑がったり寒がったりしていないかこまめにチェックする必要がありますね。

赤ちゃんが快眠できる室温は約18〜22度です。この室温を外れる場合はパジャマや布団などで調節しましょう。厚生労働省の保育所の環境基準では夏の室温は26~28℃、冬は20~23℃です。エアコン温度はこれを目安にするとよいかもしれませんね。

赤ちゃんに快適な湿度は60%くらいで、湿度が低いと喉が渇いて途中で起きる可能性があります。湿度計や加湿器を置いて湿度にも注意できるとよいですね。

子どもを1人で寝かしつけるための安全対策

ベッドでのねんトレは転落や怪我に注意

ねんトレでは赤ちゃんが寝室でひとりになる場合もあります。パパママと一緒に寝ていても大人用のベットだと、動いて転落する可能性があるので十分な注意が必要です。

大人用ベッドにベッドガードを取りつけて転落を防止する方法もありますが、安全基準により18カ月未満の子には使用できません。そう考えると赤ちゃんは成長するまではベビーベッドで寝るのが安全かもしれませんね。

ただ、ベビーベッドの柵は硬く赤ちゃんが頭を打ったり足を挟んだりして怪我をする可能性があります。クッション性のある布でベビーベッドの柵を囲むベビーベッド用のベッドカードを使うと、ぶつかる衝撃をやわらげ柵が原因の怪我が減らせます。

転落や怪我の対策を十分にしてねんトレを行いましょうね。

ベビーモニターで子どもの様子をチェック

ねんトレでは基本的に赤ちゃんが泣いても授乳や抱っこはしません。けれども泣いたらその都度状況に応じて背中をトントンしたり声をかけたりする方法や、泣いても数分間そのままにして泣き止まなかったら部屋に行きしばらく一緒に過ごす方法などがあります。

いずれにしても同じ部屋にいればすぐに気がつきますが、別室にいる場合は赤ちゃんの様子をこまめに確認する必要がありますよね。そのようなときにベビーモニターを使うと便利で安全です。

ベビーモニターの中には声だけ聞こえるものと映像も見られるものがあります。赤ちゃんがひとりで寝ているなら映像が見えた方が安心かもしれません。

さらに暗視機能がついていると、真っ暗な部屋で寝ていても赤ちゃんの様子を確認しやすいですよ。

適切な寝具や枕を選んで事故を防ぐ

ねんトレ中に限らず、赤ちゃんの寝具には注意が必要です。赤ちゃんが大人のベッドで寝ているとき大人用の重い布団が頭までかかると、窒息する危険があります。

イギリスでは1歳までは布団を使わないことが推奨されています。軽い布団をお腹や胸くらいの位置まで掛けたり、布団代わりになるスリーパーを赤ちゃんが着るようにしたりするとよいかもしれません。

敷き布団や枕が柔らかいと顔が埋まり窒息する場合があるので、固めのものを選びましょう。吐き戻しなどがある場合は別ですが赤ちゃんの枕は必ず必要なものではなく、頭の下にタオルを1枚敷くだけの簡易的なものも多いです。

赤ちゃんの寝ている近くにぬいぐるみなどを置くのも窒息の要因となります。遊んだ後は片づけるようにしましょうね。

環境が整ってもうまくいかない場合も

泣き止まないときは別の原因があるのかも

できる限り環境を整えても泣き止まないときは、別の原因があるかもしれません。赤ちゃんにとっては寝つくためのおっぱいや抱っこがないというのは大きな原因ですが、それ以外です。

たとえばおむつが濡れている、空腹、どこかが痛かったりかゆかったりする、体調が悪い、便秘でお腹が張っていることはないでしょうか?おむつを確認するなどそれらの原因を一つひとつ調べ、不快な症状は取る必要がありますよね。

ねんトレは授乳と睡眠を切り離すトレーニングでもあります。生後6カ月以降から始めるケースが多く、離乳食が3回で順調なら夜間授乳は必要ないという声もあります。寝る前にたっぷり授乳をして夜間授乳を減らす、もしくはなくすようにして寝つくための授乳はしないようにできるとよいですね。

1日の睡眠量が長すぎないか再確認

起床時間がいつもより遅かったり昼寝が長かったりすると、夜に寝つきにくい場合が多いですよね。ねんトレでは3時間以上の昼寝を避ける方法もあります。

個人差や体調にもよりますが、お昼寝時間は5~8カ月では午前中に30分~1時間、午後は2~3時間、9カ月~1歳前後ではできれば午前中はなしにして午後に2時間前後が適切といわれます。また、長すぎるだけでなくお昼寝の時間が夕方になると夜に寝つきにくいですよね。
昼間の活動時間が長くて疲れすぎることも寝つけなくなる原因なります。楽しく遊んでいるからとお昼寝に誘わないと、夕方に力尽きて昼寝をしてしまい夜眠れないケースもありますよね。

1日のスケジュールを決めて、なるべくその通りにお昼寝することをおすすめします。

大前提として生活リズムが整っていること

ねんトレを成功させるためには、大前提として生活リズムが整っている必要があります。起床と就寝の時間が定着すると昼寝の時間も決まりやすく、夜に寝つきやすくなります。

たとえば20時に寝て7時に起きる習慣がつけば授乳や離乳食の時間も決まり、昼寝も無理なく夕方前に済ませられます。起床時間を守ることから始めると自然に就寝時間も守れるようになるケースが多いですよ。

ねんトレの本の中には1日のスケジュールが記載されているものがあります。それを参考にして生活リズムを整えるとよいかもしれませんね。

とはいえ赤ちゃんは約4カ月でやっと昼夜のリズムがつき始めます。その後も熱を出すなどして順調にいかない時期もあります。焦らずだんだんと生活リズムを整えていきましょう。
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