2歳児がフォークを使わない原因は?フォーク練習の方法やその対処法
周りの子がフォークを使って食事をし始める2歳くらいの頃、わが子が手で食べてばかりいてフォークを使わないと気になってしまいますよね。今回は一般的にフォークを使い始める時期を知り、2歳児がフォークを使わない原因や段階を踏んだ練習方法、ママがイライラしない気持ちの持ち方を見ていきたいと思います。
フォークを始める時期と2歳児の使い方
手づかみ食べはフォークデビューの準備段階
食べ物を手に取って口に入れ、噛んで飲み込むという手順を繰り返す手づかみ食べをしているうちに、自分なりの食事のペースをつかむことができます。多く取り過ぎて口に入らないなどの失敗をしながら、口に入れるタイミングや一口の量、口に入れられない熱さがわかるようになるのです。
手づかみ食べをたくさんして自分に合った食べ方を習得し、そのうえで道具を使って食べる段階に進むとスムーズに上達するケースが多くありますよ。
奥歯が生えてくる1~1歳半頃が始める目安
子どもによっては手づかみ食べが上達して手先を器用に使い、食べ物をあまりこぼさずに食べられるようになっているかもしれません。そうしたらフォークを渡してみましょう。
手を使ってもたくさんこぼしているうちにフォークを渡しても、子どもがフォークを使わなかったり上手に食べられなかったりして親子ともに苦戦する場合があります。そのような場合は焦らず様子を見た方がよいかもしれません。
最初はたいてい上からフォークの持ち手を握り腕を使って食べます。その後、だんだんと手首を使えるようになりフォークの動かし方が上手になっていきますよ。
2歳頃から鉛筆持ちでフォークを握る練習を
一般的には2歳頃から鉛筆持ちでフォークを握る練習をするといわれます。子どもの手にママの手を添えながらOKサインでフォークの持ち手をつまみ、ほかの指でそっと支えるように教える方法もおすすめです。
教えてすぐできる子は少数で、上から握る持ち方に戻ったり嫌になって手づかみ食べをしたりするなど、一進一退を繰り返しながらだんだんと上達する場合がほとんどです。上達が遅く見えても子どもなりに頑張っています。
上手にフォークが使えるようになるのは3歳頃といわれますので、ママは根気よくつき合いましょうね。
フォークを使わない原因と練習方法
フォークがあっても手づかみで食べてしまう
子どもの気持ちを考えてみれば、手づかみ食べで問題なく食べられフォークを使う必要性を感じないのかもしれません。お腹が空いていてフォークのような面倒くさいものを使っていられない場合もあるでしょう。
大人になってフォークを使えない人はまずいません。いつかは手で食べる段階を卒業します。しかし周りの子が上手にフォークを使って食べる中、わが子が手を使って食べてばかりいると、ママは早くフォークを手に持ってスタートラインに立ってほしいと願いますよね。
うまく使えずフォークに興味が持てない
ママは子どもがフォークに興味を持てる方法を見つけられるとよいですよね。たとえば刺すのが苦手な子は、最初はママがフォークに食べ物を刺しておくと刺せないストレスがなくなります。子どもが持ちやすいフォークを用意するのも大切です。
フォーク自体に興味を持ってもらうには、子どもの好きな絵やキャラクターのフォークを使ったり、お気に入りのぬいぐるみに、ママが楽しそうにフォークで食べさせるふりをしてもよいかもしれませんね。
はじめはママがフォークで食べ物を口に運ぶ
次にママが食べ物を刺したフォークを子どもが持ち、ママが手伝って一緒に口に運びます。慣れてきたら、食べ物が刺してあるフォークを子どもだけで口に運べるようにしましょう。
子どもだけでフォークを口に運べるようになったら、食べ物を刺せるようにします。最初はママが手を添えて、子どもと一緒にフォークで食べ物を刺すのを繰り返します。子どもが慣れてきた様子なら自分で刺せるように練習すると、最終的に自分でフォークを使えるようになりますよ。