塩素系漂白剤を使ってトイレ掃除!頑固な汚れをきれいにする方法
トイレは家族みんなが毎日使うものです。気をつけて掃除しているつもりでも、汚れが残っていたり便座の裏で尿石がついて硬くなっていたりすることがあります。頑固な汚れは日ごろの軽い掃除では落ちないこともあるでしょう。そこで今回は、塩素系漂白剤が効く汚れや使用するときの注意点などをご紹介します。
子育て中の家はトイレが汚れやすい
トイレが汚れる主な原因は?
見える場所だけをブラシで擦っていると、尿が跳ね返りやすい便器のふち裏や便座の裏側までは届かない場合も多いので、裏側もしっかりと擦ることを意識しながら掃除をすることが大切です。
また、尿石が目立つようになっているころには便器の水面に沿って黒い斑点が発生していることもよくあります。狭い便器内に水面の湿気が漂い黒ずみができやすいので、常に換気をしておくことが予防になるでしょう。
臭いの原因は壁や床の汚れかも
特に、「パパや子どもが立っておしっこをしている」という家庭は予想以上の範囲にまで尿が飛び散っている可能性があります。飛び散った尿にきづかず放置すると雑菌が繁殖し臭いが発生するので、便器周辺の掃除だけでなくドアやトイレラックの表面なども掃除しましょう。
また、トイレはタンクや便器に溜まった水が蒸発し湿度が高くなりやすいです。しっかりと換気をしないと壁や床にカビが発生することもあります。それが原因で嫌な臭いを感じるときもあるでしょう。
子どもはまだ上手にトイレができない
女の子の場合は便座に座っておしっこをしますが、座る位置が少しずれるとおしっこがお尻や太ももを伝って便座を汚すことがあります。また、おしっこをした後にトイレットペーパーで綺麗に拭ききれておらず、便座から降りるときに汚すこともあるでしょう。うんちをするときにも同じような状況が原因で汚すことがあります。
トイレットペーパーを引き出して綺麗に切ったり、手を洗うときに水が飛び散らないようにしたりするコツなども、小さいうちから繰り返し教えると上手にできるようになるでしょう。
頑固なトイレのカビは塩素系漂白剤を使おう
トイレには見落としやすいカビがたくさん
カビは高い湿度や程よく温かい場所で発生しやすいです。壁や床など目につきやすい場所に発生する場合もありますし、ウォシュレットの洗浄ノズル、トイレタンクの内部といった見えにくい場所にも発生することがあるので定期的にチェックしてくださいね。
便器に発生したカビには塩素系漂白剤を使うとよいですが、壁やトイレタンク内部などに使うと素材や部品を傷める可能性があります。そのような場所の掃除には酸素系漂白剤や重曹などを使うとダメージを抑えつつ綺麗にできるでしょう。
黒ずみを取る場合は乾いた状態がベスト
頑固になった黒ずみの掃除には塩素系漂白剤が役立ちます。ただ、黒ずみは水面あたりにできていることが多く、水と混ざると効果が半減してしまうので、水位を下げて乾いた状態で行うのがベストです。
水位を下げるには、便器に何か詰まったときに使うラバーカップを使うと簡単にできますよ。排水口に当てながら何度か押して引いてを繰り返すと水位が下がります。水位が下がったら乾いたらトイレットペーパーで水分を拭き取ってから黒い部分に塩素系漂白剤をかけてブラシで擦りましょう。
尿石汚れには塩素系よりも酸性が効果的
トイレ掃除を毎日しているというママでも便器のふち裏を見を逃しがちではないでしょうか。立った状態で上から見ると見えませんが、しゃがんで便器のふちの位置に目の高さを合わせると見えやすいですよ。
塩素系漂白剤をつけて強く擦ったり、メラミンスポンジで擦ったりしてもまったく落ちなかった汚れも簡単に落とすことができます。
友人ママに聞いた話でも、何カ月も見て見ぬふりしたまま放置していた尿石にキッチンハイターをつけてもスチールたわしで擦っても効果がなかったのに酸性洗剤ですぐに落ちたそうです。
塩素系漂白剤を使う上での注意点
金属部分などには使用しない
つけて擦ると黒や緑がかった色になったり、付着させたまま放置すると錆が発生したりすることもあります。ただ、短時間なら問題ないのでついてしまった場合はすぐに拭き取ってください。
金属部分をピカピカにしたい場合は、中性洗剤で洗ってから乾いたクロスで拭きましょう。レバーハンドルは子どもも手を触れる場所なので安全性の高いクエン酸や重曹を使って掃除するのもよいですよ。ハンドルの下や蛇口先端に振りかけて、濡らした歯ブラシで擦るとピカピカになります。