2歳児の髪の毛の静電気がすごい!発生の原因や試してみたい対処法
静電気が髪の毛に起こると、髪の毛が逆立ったりヘアブラシに髪が貼りついてお手入れがしづらくなったりします。特に小さな子どもの髪は静電気が起きやすく、ママのイライラや悩みの元になっています。今回は子どもの髪に静電気が発生する原因や、静電気が起きたときに試してみたい対処法を紹介します。
子どもの髪に静電気が起きやすいのはなぜ?
よく動く子どもは摩擦の度合いが大きいため
しかし、物質と物質がぶつかったり擦れたりすると、マイナスの電気が一方の物質に移動してバランスが崩れ、電気が発生します。このとき、自然放電が起こらず帯電した状態になるのが静電気です。
子どもは大人に比べて動きが活発なため、衣類や髪が擦れ合う回数が多くなります。摩擦の度合いが大きいと電気も起こりやすく、乾燥した時期は静電気がたまりがちです。
2歳児は1歳児や赤ちゃんに比べると運動量が増えるため、とくに「静電気がすごい」と感じやすいようです。
子ども特有の細い毛質のため
密度が高いと髪同士が接触する機会が多くなるため、静電気が発生しやすいといえます。さらに、髪が細くて柔らかいと絡まりやすく、静電気もたまりがちです。
また、乾燥するシーズンは髪も乾燥しがちですが、子どもの細い髪は保水力が弱く大人よりも乾燥しやすいという特徴があります。子どもの髪に静電気が起きるのは、子ども特有の細い毛質のためといえるでしょう。
なかでも、2歳児の髪は3歳児や4歳児などに比べると細いため、とくに静電気が起きやすいようです。寝相もよくないため、寝癖が「鳥の巣」のようになっていることも珍しくありません。
静電気が起きやすい衣服の素材がある
静電気を起こさないためには、電気をためにくい素材を使った衣服を着るとよいでしょう。綿、麻、シルクといった天然素材は静電気が起きにくく、冬でも安心して着られる素材です。
毛足が長い素材やモコモコした素材は摩擦が起きやすいため、静電気も起こりやすくなります。軽くて温かいフリースは表面が細かな毛でおおわれているため静電気が起きやすい素材です。
ツルツルした感触の素材は静電気も起きにくくなりますが、素材の組み合わせによっては静電気が起きることもあります。
髪の毛のケアをしながら静電気対策をしよう
天然成分のコンディショナーを毛先に使おう
大人に比べて肌が敏感な子どもには、保湿効果だけでなく頭皮に優しい成分でできていることも重視して選んでください。
一般的な大人向けの製品は皮膚刺激が強い界面活性剤や毛穴詰まりを引き起こすシリコンを含んでいるため、子ども向きではありません。界面活性剤フリー、ノンシリコンで天然成分を含んだ製品がおすすめです。
また、肌荒れを防ぐためにも、コンディショナーは頭皮につかないようにしましょう。乾燥しやすい毛先に使うだけでも、静電気防止効果を得られますよ。
静電気が起きにくいブラシを使ってみる
静電気が起きにくい素材でできたブラシを使うと、髪をといたときに静電気を防ぐことができます。馬や豚などの獣毛を使ったブラシや、木製のブラシを使うと摩擦が起こりにくく静電気を防げるでしょう。
また、摩擦が少ないブラシは髪に負担をかけにくいため、ブラッシングで髪が痛むのを防ぐ効果もあります。素材に油分を含んでいる獣毛や、椿オイルなどを染み込ませた木のブラシなら美髪効果も期待できそうです。
反対に、プラスチックでできたブラシは静電気が起きやすいため、使用を避けたほうがよいでしょう。
衣服素材の相性を知って柔軟剤を使おう
ただし、香りが強い柔軟剤は化学物質過敏症を引き起こす可能性があります。柔軟剤の成分で皮膚炎を起こすこともあるため、無香料・無添加の柔軟剤がおすすめです。
また、素材には「プラスの電気をためやすい素材」と「マイナスの電気をためやすい素材」があります。相性がよくないプラス素材とマイナス素材の重ね着は静電気発生の原因です。
重ね着をするときは衣服素材の相性を意識して組み合わせましょう。相性のよい組み合わせであれば、静電気が起こりにくくなりますよ。
公園や玄関で静電気発生!今すぐ抑える方法
ハンドクリームで保湿を
マイナス電気の移動自体は季節などに関係なく起こっていますが、湿度の高い梅雨や夏は自然放電しやすく静電気が起こりません。冬は空気が乾燥しているため自然放電しにくいので、静電気が起きてしまいます。
体にたまった電気が何かに触ったはずみで瞬間放電する現象が「バチッとくる静電気」の正体です。
ドアノブに触る前や子どもと手をつなぐ前に、ハンドクリームで手を保湿してみましょう。体にたまった電気を自然放電させることで、静電気の瞬間放電を防ぐことができますよ。