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落書きをする幼児の心理!落書きがグンと減る対処法や予防アイテム

落書きをする幼児の心理!落書きがグンと減る対処法や予防アイテム

「上手に描けてるね~!」と素直に褒めてあげたい、けれど描かれた場所が壁やテレビの画面だとそうはいきません。落書き帳もきちんと用意してあるのに、なぜかいろんなところに落書きする…子どもあるあるですがママは困ります。落書きしてしまう子どもの心理状態や、対処方法をご紹介します!

どうして幼児は落書きをするの?

好奇心が旺盛で新しいことを試したい

子どもは歩けるようになると、行動の幅が広がり目が離せなくなっていきます。ママを悩ませる落書きもこの頃から見られるようになりますが、本当に困ってしまいますよね。

この頃の子どもは「色んなことを試してみたい、やってみたい」という欲求がだんだんと出てきます。その延長線上で落書きをすることも多いのだそうです。

好奇心を持つこと自体は悪いことではありません。好奇心は探求心に繋がっていきます。

「大きな絵を描きたい」という気持ちや「ここに書いたらどうなるんだろう?」という気持ちは好奇心の表れの一つでもあります。してはいけない場所への落書きは物事を探求する気持ちが芽生えてきた証拠なのかもしれませんね。

自分を表現したい気持ちの表れ

子どもは絵を描くことを通して自分の体験したことや、見たものを表現していることもあります。子どもの個性が絵には表れるのです。

ただの落書きだと大人は思いがちですが、子どもが自分の中にある世界を表現する手段の一つが絵を描くことです。「うちの子はよく落書きをする…」と悩んでいるママもいるかもしれませんが、絵をたくさん描く子どもはそれだけ自分の世界と向き合い、思っていることを表現できると考えるととてもよいことですよね。

子どもの絵が上手か下手かではなく、何のモチーフを描いているのかを観察してみると色々なことがわかります。何を思いながら描いているのか考えながら観察してみると、子どもが好きなものや興味をもっていることがわかるかもしれません。

親の気をひきたい「試し行動」の場合も

壁に落書きをしはいけないことを説明したのに何度も繰り返す、落書きをしながら親の方を気にしている場合には親の気持ちをひきたい「試し行動」の場合があります。

このパターンはママやパパに自分の方を向いてほしい思いが強くて、わざと怒られることを分かっていて落書きをしているのです。怒られたり、注意されたりすることも構ってもらえたことになるので、繰り返し落書きをしてしまいます。

仕事が忙しくてなかなかゆっくり相手をできない日が増えていた、きょうだいがいてついついそっちにかかりきりになっていたなどの場合は「試し行動」の可能性があるようです。

この場合であれば、子どもに向き合う時間をとることで落書きをしなくなることが多いようです。

幼児の落書きがグンと減る対処法はコレ!

どうして落書きをしたのか怒らず理由を聞く

まずは「どうしてそこに落書きをしたのか」を聞いてみましょう。なかなか自分の気持ちを口にするのが難しい年齢の場合もありますが、理由を知ることが解決の手がかりになります。

ここで何か理由がある場合は、その欲求を満たしてあげることで落書きは減ります。例えば、「大きな絵を描きたかった」という理由だった場合なら、大きな模造紙を用意してあげるなどの対処ができるでしょう。

頭ごなしに怒ってしまうと、子どもの気持ちは「怒られた」ことでいっぱいになってしまいます。それで描く意欲がなくなってしまっては、せっかく上手にお絵かきができるようになったのにもったいないです。

代わりのアイディアを使って、お絵かきを楽しんでみましょう!

子どもが自分で描いたことを褒める

大切な本に落書きされてしまった…、壁に落書きされてしまった…確かにショックです。しかし、ここで怒るのではなくいったん褒めてみる方法もあります。

自分で上手に表現できた、描けたことに注目して「すごいね」と子ども褒めてみましょう。慣れてくると簡単ですが、最初のうちは意識しないとついつい怒ってしまうかもしれません。

習慣化してしまうと、怒りよりも先に褒める気持ちが自然と湧いてくるようになるので続けてみてください。子どももママもパパも、怒ったり怒られたりはとっても疲れるし嫌な気持ちになりますが、この方法だと後味が悪くなりません。

ですがいけないことはいけないことです。褒めたあとにはしてはいけない理由をしっかり伝えるようにしましょう。

いけない理由を解りやすく説明する

では、いけない理由はどうやって子どもに伝えればいいのでしょうか。実はこの理由を子どもに説明するときにもちょっとしたコツがあります。

「ママが困るでしょ」「掃除が大変でしょ」など、大人の都合からくる理由をいわないことです。子どもには大人の都合はなかなか理解できないことも多く、関係ありません。

なるべく、子どもに伝わる理由や言葉を選んでわかりやすく教えてあげられるとベストです。「壁に書いたら消えちゃうけど、こっちの大きな紙に書いたらかざっておけるよ」など説明するついでにプラスな方向に誘導できるとさらによいと思います。

悪意があって落書きをしている子どもはいないので、怒るだけではなく描きたい気持ちに向き合って伸ばしていきましょう!
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