エコー写真について知りたい!種類や見方と保存の仕方について
妊娠が分かって、お腹の赤ちゃんをエコーで見るのはママにとってもパパにとっても楽しみの一つですね。現代ではそのエコー画像を写真で渡してくれる産婦人科も多いでしょう。しかし、病院によって写真が違うのは複数の病院にかかったママならご存知でしょう。そこで、大事なエコー写真の保存方法や種類をご紹介します。
お腹の赤ちゃんが見えるエコー写真の種類
一般的な妊婦健診に使われている2Dエコー
このときに黒と白になっている画面を見せてもらったり、写真をもらったりしますね。これが2Dエコー検査です。赤ちゃんが大きくなって経腹エコー検査に移行したとしても、2Dエコーのままの病院もあります。
2Dエコーは、縦と横で表現される平面画像です。超音波が反射する骨部分は白く見え、羊水や血液は黒く写ります。また、内臓や筋肉はグレーに写りますよ。
2Dエコー検査の特徴としては、赤ちゃんの身体を断面で映し出すことにより、内臓や骨の状態を観察することができます。
赤ちゃんを立体的に見ることができる3D
赤ちゃんの大きさや子宮頸管長の計測などをするときは2Dの画面で、赤ちゃんの顔や様子を見せるときは3Dに画面を切り替えていますね。2Dでは形くらいしか分からなかったものが、3Dになると目や鼻や口まで形が分かって、一層赤ちゃんへの愛情が大きくなるママも多いでしょう。
このように、平面である2D画像に高さを加えて立体的に映し出すのが3Dエコーとなります。3Dの場合、多くがカラー画像で赤ちゃんは肌色に近い色で見ることができますよ。
ママのお腹の中で動く様子が見られる4D
外から見えない赤ちゃんの様子が手に取るようにはっきりと分かる画像を見たママは、感動でいっぱいになるのではないでしょうか。それくらい、2Dエコーと3Dエコーでは違うものです。
ところが、これ以上に感動するのが4Dエコーです。4Dエコーは3Dエコーに時間軸が加わることにより、赤ちゃんが動く姿を見ることができるのです。タイミングによっては、口をパクパクさせたり、回転したりするところも見ることができますよ。
ママが知りたいエコー写真でわかること
エコー写真の用語について
妊娠初期のころに書いてあるGSは、胎嚢です。AGEは最終月経から算出した妊娠週数、DELは頭殿長(頭からおしりまでの長さ)から算出した出産予定日となります。
CRLは頭殿長、BPDは児頭大横径(頭の最も広い幅)で、出産予定日や体重の算出に使います。HLは上腕骨長(肩から肘までの骨の長さ)で、FLは大腿骨長(太ももの骨の長さ)のことですね。AFIは羊水の量を示していますよ。
気になる男の子と女の子の見分け方
性別を判断するには、2Dより3D・4Dでしょう。やはり平面より立体的に見える方が分かりやすいからですね。
<男の子>
男の子は女の子と違い、外性器が突起状になっています。突起物が見えたり、成長したときに二つの楕円形が見えたりすれば男の子と判断されるでしょう。
<女の子>
女の子の場合は、股間に葉っぱやコーヒー豆のような形の陰影が見えるようになります。これが見えると、女の子と判断されるようですね。
男女とも内臓でも判断できるのですが、医療の心得がない人には判断が難しいようですよ。
先天的障害の可能性があるかどうか
よくいわれるものに「ダウン症」がありますね。エコー検査で首のむくみなどがあるとダウン症を疑われることもありますが、それだけで診断することはできません。ダウン症の確定診断には、詳細な検査が必要となるでしょう。
ほかに、妊娠中期に判明するものに「無脳症」と「ポッター症候群」があります。無脳症は大脳や小脳の欠損・退化が起こる先天的障害で、ポッター症候群は両方の腎臓が欠損あるいは形成不全状態であるものです。
また、赤ちゃんだけでなくママの子宮や卵巣の病気が判明することもありますよ。
赤ちゃんのエコー写真を保存しよう
写真をそのまま貼ったママの手作りアルバム
しかし、問題になるのがエコー写真は感熱紙に印刷されていることです。感熱紙で印刷されたものは、年月を経ると劣化して消えてしまいます。
それを防ぐには、保存方法が重要になります。一つは、写真屋さんで「印画紙でお願いします」と言うことです。そうすることで、普通の写真の状態となりアルバムでの管理もしやすくなりますよ。
次に、エコー写真専用のアルバムを購入することです。これは特殊加工のため、もらったままの写真を使うことができますよ。かわいいデザインのものが多くありますので、好みのものを探してみましょう。