親子でお泊り会を乗り越えよう!我が子の成長を後押しするママの工夫
保育園や幼稚園では様々なイベントを行っていますが、なかでも「お泊り会」はママにとって不安を感じるイベントの一つです。これまでお泊りをしたことがない子どもはもちろん、帰省や旅行でお泊りをしたことがある子どもでも心配ですよね。今回は親子でお泊り会を乗り越える工夫や対策を紹介します。
子どものお泊り会とはどんなもの?
自立心や協調性を養うねらいがある
家ではママがやっている「食器の上げ下げ」や「布団敷き」「着替えの準備」などを自分ですることによって自立心が育ちます。基本的な生活習慣が身についているかを確認する意味もあるようです。
また、お友だちと一緒に夕食の準備などをすることで協力することの大切さを知り、協調性を養うねらいもあります。「自分でできた」や「みんなでできた」という経験を積むことで自信を得ることができそうです。
このほか、パパやママと離れることで家族の絆や大切さを再認識できるという効果もあるようですよ。
子どもが楽しめる活動内容が多い
お泊り会のプログラムは園や年度によって内容が異なりますが、日中はプール遊び、夕方はカレーライス作り、夜は花火など、子どもが楽しめる活動が用意されていることが多いようです。
イベントをたくさん用意することで寂しさを感じず、楽しい思い出として心に残るように計画されています。夜寝るときにホームシックになる子どもが多いそうですが、お迎えが必要になることはほとんどありません。
参加前は不安に感じていても、終わってみると「楽しかった」という子どもが多く、「参加させてよかった」と感じるママが多いようです。
お泊り保育の一般的な持ち物をチェック
また、保育園の園内でお泊り会がある場合はお昼寝布団を使用できますが、幼稚園はお昼寝がないため「タオルケット」や「薄い掛布団」を指定されることがあります。
このほか、調理中に身につけるエプロン、プール遊びが計画されているときは水着セットなど、活動に必要な道具を指定されることもあるようです。子どもによってはおむつや常備薬がいるかもしれません。
持ち物を入れるカバンを指定されることがありますが、指定がない場合も子どもが1人で持てる大きさと重さのものを使用しましょう。お泊り会の「おたより」が届いたら早めに準備するとよいですね。
お泊り会に向けて不安を感じることと対策
入浴の仕方は自宅や銭湯で練習をしておく
お泊り会では体や髪を洗ったり、濡れた体を拭いたりするのも自分で行います。入浴の仕方を自宅で練習し、一通りできるようになっているとお泊り会のときも安心です。
また、お友だちと大勢で入るため、シャワーのお湯を誤ってかけてしまったり、走り回ってぶつかってしまうかもしれません。自宅のお風呂とは違う大きな浴槽に興奮して泳ぐ子どももいるようです。
銭湯を利用すればお泊り会の入浴に近い環境を体験することができます。周囲の人に迷惑をかけない入浴マナーを身につけるのに最適ですね。
おねしょしても大丈夫。子どもを安心させる
事前に相談しておけば「夜だけおむつをはかせる」「夜中にトイレに起こす」などの対応をしてもらえます。5歳ごろならおねしょをする子どもも多いので、恥ずかしがる必要はありませんよ。
また、子どもが「おねしょをしてしまうのではないか」と不安に感じている場合は、おねしょをしても大丈夫だと伝えましょう。夜だけおむつをはくか、夜中に起こしてほしいかなどの希望を聞くのもよいですね。
万が一、おねしょをしてしまっても園の先生は対応に慣れているので問題ありません。安心してお泊り会に参加してくださいね。
寝かしつけは保育のプロにゆだねよう
お泊り会のプログラムやスケジュールは園によって違いはありますが、日中の活動量を多くしたり、寝る前に絵本の読み聞かせを行って気持ちをリラックスさせたりすることで、スムーズに寝られるよう工夫されています。
保育のプロである園の先生は寝かしつけも上手です。添い寝しながら背中をトントン叩くなど、子どもに合った方法で寝かしつけてくれますよ。
また、特定の毛布やぬいぐるみがないと寝られないという場合は、持ち込みができるかなど事前に相談しておくとよいでしょう。
お泊り会に子どもを安心安全に導く心得とは
お泊り会前は特に体調管理に気をつける
「お友だちとお泊りすることは楽しい」「大きなお風呂に入れる」など楽しいイメージを伝えておけば精神的なストレスを減らすことができます。持ち物の準備を一緒にすれば心の準備も同時にできるのではないでしょうか。
アレルギーや持病がある場合は事前に診察を受け、お泊り会に参加できるか主治医に相談してくださいね。園から提出を指示されているときなどは「指示書」を書いてもらいましょう。
お泊り会の前日は早めに寝ましょう。体調管理に気をつけて、最後まで楽しく参加できるとよいですね。