赤ちゃんの退院はおくるみで!秋の気温差に便利な使い方を紹介します
気温差が激しい秋に生まれた赤ちゃんは、夏のような薄手の服では冷えてしまうし冬用の服では暑そうで、退院のときに何を着せればよいか迷いますよね。こんなときはおくるみを利用してはどうでしょうか。今回はおくるみの効果と選び方、便利な使い方を紹介します。
包みこまれると赤ちゃんが安心する効果が
そのため、生まれて間もない新生児や月齢の小さな赤ちゃんは、広い場所に慣れておらず、体が包み込まれていない状態に不安を感じることがあるそうです。
おくるみは赤ちゃんの体を包み込んで適度に温めることで、ママのお腹のなかのような環境を作る効果があります。赤ちゃんの体をおくるみで包むことでスムーズに眠ってくれることも多いですよ。
ただし、赤ちゃんをおくるみで包むときは足をピンと伸ばすのではなく、カエル足やあぐらのときのように股関節をⅯ字に開いた状態でゆったり包んでください。足をまっすぐ伸ばしてきつく包むと、股関節脱臼を起こすことがあります。
秋は通気性と保温性の高い素材を選ぼう
厚手のコットンやパイルのおくるみは通気性や吸湿性に優れているだけではなく、適度な保温性があります。天然素材で肌にも優しく、肌寒い日に最適です。
柔らかいガーゼはデリケートな赤ちゃんの肌を優しく守ってくれる、吸水性と通気性に優れた素材です。6重ガーゼのおくるみは温かさもあるので季節を選ばず使いやすいですよ。
赤ちゃんは肌寒い日でも厚着の上に保温性の高いおくるみで包むと体温が上がりすぎることがあります。体を温めすぎないよう注意してくださいね。
いろいろ使える定番の正方形を選ぼう
なかでも、正方形のおくるみは正方形のおくるみは基本的な巻き方や、赤ちゃんの寝かしつけに効果があるといわれている「おひな巻き」など、いろいろな包み方に対応できます。初めての1枚には正方形がおすすめですよ。
巻き方や折り方を工夫すればサイズ調節ができて長く使えるのも魅力ですね。
また、正方形のおくるみは赤ちゃんの体を包むだけではなく、赤ちゃんがお昼寝するときの肌がけやプレイマット替わりにも使えます。
秋に使いたい!おくるみの便利な使い方
退院時にも!気温差が大きい秋の体温調節に
おくるみを持ってきておらず、寒くなっていることにも気づいていなかったので、パパにおくるみを持ってきてもらうようお願いしていなかった友人ママは、バスタオルで赤ちゃんを包んで帰ったと話していました。
ママの体調などによって違いはありますが、出産時の入院期間は1週間程度です。秋はたった1週間で気温ががらりと変わることがあるので注意が必要です。秋に出産を予定しているママは急に寒くなったときのために、おくるみを入院準備のなかに入れておくと安心ですね。
冷えこむ夜中の授乳用ケープとして
そんなときは赤ちゃんをおくるみで包むと、赤ちゃんの体を冷やさずに授乳できます。
また、大きめのおくるみや長方形のおくるみであれば、授乳のときにママの体を隠す「授乳用ケープ」としても活用できます。ママの首の後ろでおくるみの両端を結び、残った部分で赤ちゃんを包むだけですので、とても簡単ですよ。
授乳用ケープに代用するおくるみは、首の後ろで結ぶ場合は薄手のものがよいですが、帽子クリップなどを使う場合は少し厚みがあっても大丈夫です。授乳中に結び目がほどけたりクリップがはずれたりしないよう、注意してくださいね。
おむつ替えマットやブランケット代わりに
自宅はもちろん、外出先でも赤ちゃんを固い床に寝かせずにすむほか、床を汚したり赤ちゃんの体にゴミがついたりするのも防ぐことができますね。外出先でおむつ替えシートとして使うときは、汚れた場合に備えてビニール袋も用意しておくとよいでしょう。
また、おくるみをお昼寝のときの肌がけのほか、ベビーカーやチャイルドシートに乗っているときにかけるブランケットの代わりに使うこともできます。
足を入れるタイプのおくるみであれば、おくるみに包んだままベビーカーに乗せることができます。足が出てしまわないので冷えが気になる秋冬に便利ですね。