衣類に生えたカビを除去する方法!対策はカビの生える原因を潰そう
大切な衣類にカビが生えているのを発見したときはショックですよね。洗濯や乾燥を抜かりなく行っている場合は、カビが生える原因が分からずに困っているママも多いでしょう。そこで今回は、衣類に生えたカビを除去する方法をご紹介します。カビが生える原因もあわせて紹介するので、カビ対策の参考にしてみてくださいね。
お気に入りの衣類にカビが生える原因
高温多湿のクローゼットはカビが繁殖する
クローゼットが高温多湿になりやすい原因として、締め切った状態にあることが考えられます。部屋はこまめに換気をするようにしていても、クローゼットを開けておくのは忘れてしまうというママが多いのではないでしょうか。
締め切りの状態では、夏にエアコンを利用して部屋の温度を快適に保っていても、クローゼットの中は高温になっていることも考えられますね。
子どもの食べこぼしの汚れが残っている衣類
食品の汚れは、時間が経ってしまうと洗濯機だけでは完全に落とし切れないことが多く、そこからカビが繁殖することがあります。
しかし、手づかみ食べをする時期の子どもや、まだスプーンが上手に使えない子どもがいる家庭では、食事のたびに着替えが必要になる場合もありますよね。すぐに洗濯をしたくても、ほかの家事や子どものお世話に追われて、1日1回の洗濯が限度というママも多いでしょう。この時期は仕方ないことですが、少しでも対策をしてカビを防げたらよいですね。
洗濯機がカビだらけだと繁殖率が高い
特に夏場は、洗濯機を置いてある部屋の温度が高くなることも、洗濯機にカビが生える原因となります。カビは主に洗濯槽の裏側に生えることが多いので、洗濯機の中を覗き込んでもカビに気づかないこともあるかもしれませんね。
しかし、洗濯機にカビが生えていると、洗濯をしたときにカビが衣服に移り、増殖しやすくなってしまうようです。洗濯槽裏のカビがひどいときは、カビ臭さを感じることもあるので確認してみるとよいでしょう。
衣類に生えたカビを除去する三つの方法
白カビは根が深くないので除去しやすい
白カビを除去する際は、まず洋服用ブラシなどでカビを払い落としましょう。表面のカビが落ちたら、アルコールスプレーをかけて除菌します。そして、酸素系漂白剤を加えて通常どおり洗濯機で洗い、完全に乾くまで天日干しをすれば完了です。
革製品の場合は、水に溶かした重曹でカビを拭き取るとよいでしょう。カビはアルコールが苦手なので、衣類を除菌する際はアルコールスプレーを多めにかけると、カビの再発防止に繋がります。白カビを見つけたら、早めに対処しておきましょう。
頑固な黒カビは熱湯に漂白剤を混ぜて除去
まずは黒カビ一つ一つに酸素系漂白剤を直接塗っていきましょう。次につけ置きをする漂白液を作ります。黒カビ退治のポイントは、ここで熱湯を使うことです。洗面器に熱湯と酸素系漂白剤を混ぜ、30分〜2時間衣類をつけ置きしましょう。
手袋をつけてもみ洗いし、カビが落ちないようであれば、何度かつけ置きを繰り返します。カビが落ちたら、通常どおり洗濯をして完了です。漂白剤を使うときは、換気することを忘れないようにしましょう。なかなかカビが落ちないと大変ですが、その分衣類がきれいになったときは嬉しいですね。
重曹を賢く使って洗浄効果をパワーアップ
液体の酸素系漂白剤と重曹は、1対1の割合で使用します。ただし、漂白効果がアップする分、衣類へのダメージも大きくなるので、大切な衣類は避けたほうが無難です。使用する場合には、事前に目立たないところでテストしてから行うようにするとよいでしょう。
重曹はカビだけでなく、そのほかの汚れを落としたいときにも洗浄効果を期待できます。また、重曹を入れて洗濯機を回すことで、洗濯槽をきれいに保つことにも繋がるようです。重曹は、ホームセンターやドラッグストアなどで簡単に手に入るので、常備しておくと安心ですね。
衣類にカビが生えにくくするための対策
除湿機を使用し部屋の湿度を低く保とう
除湿器を使う際は、クローゼットの扉を開けっぱなしにし、除湿機から出る乾燥風を内部に送ります。その際、部屋の扉を締め切ってから行うとより除湿効果が高まるでしょう。湿気が多い時期は、週に1回程度クローゼットの湿気を取ることをおすすめします。また、引き出しには除湿剤を使うとよいでしょう。
初期費用はかかりますが、除湿器は部屋干しの衣類を素早く乾燥させたり、靴箱や浴室のカビ予防に使用したりすることもできるので、一家に1台あると便利なアイテムです。