保育園の保護者会会長に選ばれた!挨拶の作り方と意識したいポイント
保育園での保護者会で会長に選ばれてしまったとき、気になるのが保育園の行事での挨拶だというママもいるのではないでしょうか。普段人前で話し慣れていないママにとっては、気の重い役割だと感じるかもしれませんね。そんなママのために、ここでは挨拶の作り方やポイントについてご紹介します。
保育園の保護者会の目的や会長の仕事とは
目的は「子どもの楽しい園生活のサポート」
保護者会では、普段の子どもの様子を知るだけでなく保護者同士の交流の機会にもなります。保育園は、親の仕事の時間によって送り迎えの時間が異なるため、保護者同士でゆっくり話す機会がないというママにとっては貴重な機会といえますね。
普段の保育園の生活や、各家庭での子どもの様子を共有することで保育に役立てる目的もあります。ほかにも園児が楽しめるような保護者会主催のイベントの運営など、「子どもが楽しい園生活を送るためのサポートを保護者と保育園とが一緒に行うこと」が保護者会の目的といえます。
パパやママをまとめる「保護者代表」が会長
役員になるとイベント準備や定例の打ち合わせなどの負担が発生するため、仕事をしながら保育園に子どもを預けるパパやママは敬遠してしまうかもしれません。しかし、保護者同士の交流を深めたり、よりよい保育園の運営に協力できたりとメリットもあります。役員は立候補制で決めることもありますが、立候補が出なかった場合は推薦や抽選、じゃんけんなどの方法で決められることもありますよ。
そして、選ばれた保護者会の役員の代表となるのが会長です。全保護者の代表として保護者会の役員をとりまとめることになります。会長職は、年長クラスの保護者から選出されることが多いようです。
会議の進行やさまざまな行事の挨拶が多い
会議の進行などは慣れていないと荷が重いと感じるかもしれませんが、会長のサポート役となる副会長がいますので、協力しながら進めていくことができます。会議に参加しているのも同じ保育園の保護者たちなので、ピリピリした雰囲気ではなく和やかな雰囲気の中で進められますよ。
会長ならではの役割としては、保育園のイベントでの保護者代表の挨拶があります。大勢の人の前で話すので緊張もありますが、なかなか味わえない貴重な機会でもあります。
シーン別に挨拶の作り方や内容を紹介
入園式は明るく歓迎し、卒園式は感動的に
入園式では、入園する園児とその保護者に向けた歓迎の言葉を述べます。まず欠かせないのが、入園児と保護者に向けたお祝いの言葉です。そして、これからどのような園生活が始まるのか不安も抱えている保護者に向けて、園生活が楽しみになるようなエピソードを伝えられるとよいですね。
卒園式は、卒園する園児と保護者への言葉はもちろんですが、今までの園生活を支えてくれた先生方への感謝を伝える場でもあります。楽しかった園生活のエピソードを交えながら感動的な挨拶ができるとよいですね。
運動会などの行事は開会式と閉会式は変えて
開会式では、無事に運動会当日を迎えることができたことへの感謝、園児に向けての激励の言葉を伝えます。閉会式では勝ち負けではなく、練習の成果を一生懸命に発揮した園児、そして運営や応援にあたった先生方と保護者への労りの言葉をかけます。
いずれの場合でも楽しみな運動会を控えている中、または運動会後で疲れている中なのであまり長い挨拶にはならないように意識し、手短にまとめるとよいですよ。
保護者会では「子どもの名前」を忘れずに
普段、自己紹介をするときは自分の名前を名乗るだけで十分ですが、保育園での挨拶においては自分の名前とあわせて子どもの名前を名乗ることを忘れないようにしてください。子どもの名前も伝えることで、誰のパパやママなのかがわかるようになりますよ。
就任時の挨拶であれば、今後の抱負と保護者会活動への協力のお願いを交えるとよいでしょう。退任時の挨拶には、簡単な振り返りも交えながら1年間の協力のお礼を盛り込んだ挨拶をします。
ここでも、あくまでも簡潔に挨拶をすることを心がけましょう。