乱れがちな4歳の生活リズムの改善法。生活リズムを整え元気な毎日を
子どもが4歳になると、幼稚園への入園という大きなイベントが待っています。それまで自宅でママと過ごしていた子どもの場合、生活リズムがなかなか整わず、不規則になりがちということもあるでしょう。そこで今回は、乱れがちな4歳の生活リズムの改善法についてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
幼稚園に入園し変化する生活リズム
毎日早起きし登園準備をし登園する
朝は早めに起きるようにし、きちんと朝食をとり、子どもが身支度を整える間ママが焦らずに済むぐらいの時間を確保するように心がけましょう。朝ぎりぎりに起きていると、朝食をとる時間もなくなりますし、のろのろと支度をする子どもを急かすのにママも疲れてしまいます。
慣れるまで、朝の登園前の時間は慌ただしくてママと子どもにとっても大変だと思いますが、頑張って乗り切るようにしましょう。慣れてくれば子どもも手際よく動けるようになりますよ。
お昼寝の時間がなくなりグズグズに
昼寝ができないことにより、降園後は疲れと眠たさで機嫌がわるくなり、グズグズしてしまうこともあるでしょう。帰宅して、しばらく静かに遊んでいると思ったら、寝てしまったということもあります。
しかし夕方に昼寝をしてしまうと、夜寝なければいけない時間に目が覚めて眠れなくなってしまうということがあるので、できるだけ夕方の昼寝は避けるようにしたいですね。ぐずる子どもの相手はママにとって大変だと思いますが、夕方はできるだけ早くお風呂や夕食、歯磨きを済ませるようにすると安心です。
4歳でもストレスを感じる
先生の話すことを集中して聞いたり、まだ慣れないクラスメイトと仲よく遊べるように頑張ってみたりなど、子どもなりに幼稚園という新しい環境の中で馴染もうと頑張っています。ときにそれがストレスとなって機嫌がわるくなってしまうこともあるでしょう。
家に帰ってきても、幼稚園でなにをして過ごしたのか話してくれない場合は、要注意です。ママはあまり詮索せず、子どもの気持ちを優しく受け止めてあげるようにしましょう。
なぜ自宅での生活リズムが重要なの?
その後にも悪循環する生活リズム
たとえば夜更かしをすると、睡眠時間が短くなり、朝の起床時間になってもなかなか起きられなくなってしまいます。朝の登園前ぎりぎりまで寝ていると、朝食をとる時間もなくなり、日中元気に体を動かすエネルギーもなくなってしまいます。
日中、体をあまり動かさないでいると、夜になっても肉体的疲労感がないため、なかなか眠たくならず再び夜更かしをしてしまうという悪循環になってしまうのです。このように、幼児期から生活リズムを整えることが子どものその後の生活にも大切なのです。
生活リズムの乱れは心身に悪影響を及ぼす
さらに慌てて家を出るので、忘れ物も多くなりますよね。生活リズムの乱れによる寝不足は、自律神経の乱れを引き起こし、以下のような症状があらわれます。
・情緒不安定になり怒りっぽくなる。
・集中力にかけ、勉強に集中できない。
・無表情になってしまう。
・体温が平均より高くなる、もしくは低くなる。
・熟睡できないため、疲労感がとれない。
このように生活リズムの乱れは、子どもの日常生活に悪影響を与えてしまうので、注意しましょう。
睡眠が発育に与える影響
ノンレム睡眠でぐっすりと眠っている間に、人の体内では成長ホルモンが分泌され、疲労回復や筋肉の増強、骨の成長促進などの効果をもたらします。また成長ホルモンは脂肪を分解してエネルギーを作るなどの働きもあり、良質な睡眠が得られないとそれらがうまく働かないことになります。
睡眠不足で成長ホルモンが十分に分泌されないと、疲れが回復せず、骨や筋肉の成長も促進されず、病気に対する免疫力も落ちてしまいます。子どもの健やかな成長にとって良質な睡眠は欠かせない要素の一つなのです。
ノンレム睡眠でぐっすりと眠っている間に、人の体内では成長ホルモンが分泌され、疲労回復や筋肉の増強、骨の成長促進などの効果をもたらします。また脂肪を分解してエネルギーを作るなどの働きもあり、子どもの健やかな成長にとって良質な睡眠は欠かせない要素の1つです。
睡眠不足によって成長ホルモンが十分に分泌されないと、骨なども成長することができません。そればかりか、疲れが回復せず、病気に対する免疫力も落ちてしまいます。このように睡眠は子どもの発育にとってとても大切なのです。