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泣くことからクーイングへ進化!言葉の始まりと赤ちゃんとの会話

泣くことからクーイングへ進化!言葉の始まりと赤ちゃんとの会話

赤ちゃんはママやパパの反応を待っている

クーイングの声に反応して話しかけると、赤ちゃんが「あっ」と驚くような表情でクーイングをやめることがあります。赤ちゃんは「ひとりで声が出ることを楽しんでいただけなのかしら?」と不安に思うママやパパもいるでしょう。ですが心配しなくても大丈夫です、赤ちゃんはママやパパの反応を待っているだけなのです。

クーイングで声を出した後に反応が返ってくると、赤ちゃんは来てくれた人の次の反応を待っています。「アー」「クー」と赤ちゃんが出した声と同じように返せば、赤ちゃんはご機嫌にまた反応を返してくれますよ。

この時期赤ちゃんは交互に反応するコミュニケーションを学びます。赤ちゃんが急に黙ってしまっても、オウム返しやマザリーズで語り掛けましょう。

表情や体の動きで反応を返すこともある

赤ちゃんのクーイングに反応を返すと、赤ちゃんからはクーイングが返ってくるのではなく、じっと見つめるだけだったり手を伸ばすだけだったりと、目立つ反応をしないことがありますよね。なかなかコミュニケーションが成立しないと悩むかもしれませんが、赤ちゃんが見つめる、手を伸ばすといった行為も立派なコミュニケーション方法です。ときには泣いてしまうこともありますよ。

赤ちゃんにとってクーイングはコミュニケーション手段の一つで、ほかにも色々な反応で答えています。クーイングへ反応をしたとしても、赤ちゃんがクーイングで反応を返すとは限らないのです。次はどんな反応が返ってくるかな?と楽しむ余裕を持ってクーイングに対して反応するとよいですね。

知っておきたいクーイングの知識や心配事

クーイングで発する言葉は万国共通

皆さんは、クーイングで発する言葉が万国共通であることを知っていますか?世界中には様々な言語がありますが、どこの国の赤ちゃんも「アー」「クー」から始まるようです。

赤ちゃんには、生まれたときから世界中のあらゆる言語に対応できる能力が備わっています。だからこそ、どこの国で生まれ育ってもその国の言葉を身につけていくことができるのですね。

生後6~8カ月ごろまでの赤ちゃんは、あらゆる言語の音に対応し聞き分けられるようです。しかし、この能力は生後10~12カ月ごろになると弱まり、日常生活の中で耳にしている言語以外の音は聞き分けられなくなっていきます。

赤ちゃんは、生後の数カ月の期間に自分の周りで話す言葉に適した耳になっていくのですね。

クーイングをしなくて心配なときは相談を

我が子が生後3カ月を過ぎてもクーイングをしないと、心配になってしまいますよね。このようなときにはひとりで抱え込まず、まずは赤ちゃんをゆっくり見守りましょう。

よく自閉症を心配するママがいます。しかし自閉症の判断は難しく、決めつけるのには時期が早すぎます。クーイングの遅れ以外にも、無表情や目が合わないなどの症状があるのかを確認し、気になるようであれば病院に相談しましょう。

ママが赤ちゃんの耳元で手を叩いても反応しないときには、聴覚障害の可能性があります。心配なときには、小児科の先生に相談するとよいでしょう。普段からママの言葉かけに反応するようであれば、クーイングをしなくても心配する必要はありません。

言葉の発達には個人差があることを忘れずに

クーイングが始まる時期やクーイングの回数については、個人差があります。クーイングがないまま、いきなり喃語を口にする赤ちゃんがいるほどです。

赤ちゃんの言葉の発達は、その子の個性や周りの環境によって異なります。話すことがあまり好きではない子は、言葉の発達が少し緩やかになるかもしれません。兄弟の有無など家族構成によっても変わってきます。

赤ちゃんのクーイングがみられなくても、その子の個性を大切にしましょう。ママやパパは、赤ちゃんとのスキンシップをしながら積極的に言葉かけをすることが大切です。

指で赤ちゃんの体を刺激しながら歌うのもよいでしょう。赤ちゃんと豊かなコミュニケーションをとることで、楽しい時間を過ごしてくださいね。

まとめ

赤ちゃんが意味のある言葉を話し始めるようになるのは1歳前後が多いようです。生後2~3カ月前ごろから始まるクーイングは、初めて話す言葉と考えてもよいでしょう。ママやパパに何かを伝えようとしているわけではありませんが、言葉を獲得していくための準備をしているのです。

赤ちゃんのクーイングがみられたときは、ぜひ積極的に返事を返してくださいね。ママとのおしゃべりがその後の言葉の発達につながるだけではなく、親子の絆を深めることにも結びついていくことでしょう。
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