20代ママの貯金額はどのくらい?貯まらない習慣と貯めるコツ
20代ママにとっては、育児や老後に備えての資金をどのように貯めるかは大切な問題です。いくら努力しても、なかなか貯金ができないのが現実ではないでしょうか?そこで、共働きと専業主婦世帯別の平均年収や20代ママの貯金事情を解説するとともに、お金を貯めるためにママができることなどについてご紹介します。
20代ママのリアルな貯金事情について
共働きと専業主婦世帯の平均年収
まずは平均年収を見てみましょう。妻が専業主婦の場合は夫の年収のみになります。国税庁が実施した「平成29年分民間給与実態統計調査」によると、年収は20代前半の男性で279万円、20代後半で393万円となっています。就職したばかりの20代前半とある程度の勤続年数のある20代後半では年収に差が出ています。
一方、総務省の家計調査(家計収支編)によると、共働き世帯の平均年収は約730万円です。夫婦の年齢が低いほど収入が少ないという傾向がみられます。また、妻がパートの場合、配偶者控除額の103万円まで働くと平均年収は500万円を下回ることになります。
毎月貯金しているママがなんと約4割も!
結婚して新生活が始まり、これから出産や子育てに追われるママが多くいます。人生の中でも変化が激しい時期でもあり、教育費への支出が増えるなど独身のときとは違ったお金の使われ方に戸惑う人も多いかと思います。
また、年金の受給年齢も60歳から65歳に延長された上に、受給金額も減少傾向にあります。今後は年金の受給年齢が70歳にまで引き上げられるという可能性もあります。将来に備えて、20代から貯蓄をしようという気持ちは理解できますよね。
貯金額はぶっちゃけこれぐらい
100万円未満…13.6%
100~200万円未満…13.6%
200~400万円未満…18.7%
400~700万円未満…13.6%
700~1,500万円未満…3.4%
1,500~3,000万円未満…3.4%
3,000万円以上…0.0%
20代の収入を考えると、なかなか貯金ができないのが現実ではないでしょうか。それでも、今後予想される出産や子育てのことを考えると、少しでも多く貯金をしたいですよね。
今日からやめたいお金が貯まらない習慣
子どもと毎日買い物に出かける
お金が貯まらない習慣の一つが、子どもと毎日買い物に出かけることです。毎日買い物に出かけて少しずつ買い物することで節約しているように見えても、実は無駄なお金を支出する可能性が高まってしまいます。
食料品や日用品を買うために毎日スーパーやコンビニで買い物すると、特売品などついつい余分なものまで買ってしまうという経験はありませんか?子どもと買い物に出かけると、いつの間にか買い物かごの中にお菓子などが入っていることはよくありますよね。
寝かしつけ後の深夜のネットショッピング
小さい子どもがいるママは、お店に出かけてゆっくりとショッピングすることはなかなかできないですよね。だからこそ、深夜のネットショッピングは子育てママにとっては便利です。
しかし、深夜のネットショッピングにはお金を無駄遣いしやすいという危険が潜んでいます。スマホやパソコンからワンクリックするだけで購入できるので、衝動買いがしやすくて必要のないものまで買ってしまったというママは多いようです。
仕事や家事で疲れたママは、深夜になると判断力が低下します。深夜のネットショッピングではどうしても買いすぎてしまうので、注意をした方がよいでしょう。
どんなにピンチでもママ友の誘いを断らない
子どもを育てていく上で、ママ友とのつき合いは大切です。子育ての悩みをわかってもらえるし、相談にも乗ってくれます。なくてはならない存在ですよね。
一方、ママ友とのつき合いにはお金がかかります。お互いの家を訪問したり、ランチに出かけたりするようにもなります。
ママ友とのつき合いを大切にしつつも、毎月使える金額を決めておくなど身の丈に合ったつき合いも必要かもしれません。
お金を貯めるためにママができることとは
家計の状況をしっかり把握しよう
お金を貯めるためにママができることの一つ目が、家計の状況をしっかり把握することです。我が家の収入を把握した上で、何にどれくらい支出しているのかに注意を払いましょう。
「私は家計簿をつけているから大丈夫!」などと安心してはいけません。余分な支出がないか、節約できるところはないかなど、改善のための見直しをすることが重要です。
また、お金を貯める際には、目的を明確にすることも大切です。これから先にどのような支出が考えられるのかを見極めて、目的に合わせた貯蓄プランを検討するとよいでしょう。