
ゆるキャラがママたちの間で活躍!子育てと身近な存在のゆるキャラ
最近は落ち着いてきましたが、少し前までゆるキャラが人気を誇りテレビなどにもたくさん出演していましたよね。人気のゆるキャラがお気に入りという子もいるのではないでしょうか?今回はゆるキャラとはなにかを説明し、ママの生活に溶け込んでいたり子育ての場に浸透していたりするゆるキャラたちについてご紹介します。
ゆるキャラについて知っておこう!

町おこしご当地マスコットキャラクター
ゆるキャラの原点は、1980年代の地方博覧会ブームで使われたマスコットだといわれます。その後2010年に「平城遷都1300年祭」のマスコットとして「せんとくん」が登場し、一部の県民から鹿の角が生えた童子のような姿が「気持ち悪い」といわれるなどの騒動が起こりました。
けれどもそのことで、ゆるキャラが脚光を浴びるようになったのです。今ではご当地マスコットキャラクターとして、すっかり定着しているゆるキャラも多いですよね。
伝統芸能や社会貢献の場にも参加
しかし最近では街おこしという当初の目的に立ち返り、伝統芸能や地場産業を紹介し社会貢献ができる場として、ゆるキャラがない団体も参加できるようになりました。
このイベントはゆるキャラの力も借りつつ、ものづくりなどを紹介し地域活性化のきっかけとなる場を提供しています。また、ゴミ拾いなど地域に貢献する企業の参加も見込んでいます。
ゆるキャラは人気だけが取り上げられる場合もありますが、地域振興の目的でもしっかりと活動しているのですね。
全国の自治体がゆるキャラグランプリに参加
このグランプリを通して地域をPRできるよい機会にもなりますよね。また、ゆるキャラたちが日夜、地域を盛り上げるために頑張っていることも分かります。
熊本県のPRマスコットである「くまモン」がこのイベントで初代グランプリに輝いたことで、熊本県は大きく注目されました。「くまモン」の経済効果は2011~2013年の2年間で、NHKの大河ドラマによる地域の経済効果を上回ったほどです。
当時は経済効果を狙い「くまモン」に続く多くのゆるキャラが登場しましたが、現在ブームは落ち着いています。
ママの生活にも溶け込むゆるキャラ

育児イベントに歌うゆるキャラママの登場
子どもと一緒に歌って踊るのが大好きな「キャベッツさん」は、地域のお祭りや子どものイベントにも出演してみんなを盛り上げています。「キャベッツさん」はママのイベントにも出演し、ピラティスやヨガ、お灸などにも挑戦していますよ。
そのほかにも親子で参加できる消しゴムアートやアロマなどのワークショップやハンドメイドコーナーなどのイベントも好評でした。子どもやママが笑顔で過ごせるための活動が地域発展の一つになっているというのは、素敵なことですよね。
ゆるキャラママがネットビジネスで活躍
ゆるキャラはご当地キャラで使われるケースが多いですが、ネットビジネスで活躍している小林ふみ子さんというママは、著書の中でご自身を「ゆるキャラママ」と言っています。特別な能力や血のにじむような努力がなくても、おっとりとした主婦が普通の生活をしながらゆるくビジネスを成功させられたという意味で使っているのです。
「ゆるキャラママ」とは名乗らなくても、趣味のパン作りの延長で自宅で週3回小さなパン屋さんを開くなど、無理をせず自分のよさを生かしながら楽しく活躍するママもいますよね。
ゆるキャラ弁でママの株を上げよう
たとえば宮城県の「むすび丸」はおにぎりの顔に伊達政宗の兜を被せた姿をしています。三角おにぎりに海苔で簡単に目や兜をつけて、三日月のような兜飾りはたくあんやチーズなどを切って乗せれば出来上がりです。
大人気のくまモンは形を作らなくても大丈夫です。ご飯全体に海苔を被せたら、チーズや海苔などを組み合わせ特徴がある顔のパーツを作って乗せるだけでも、くまモンと分かるゆるキャラ弁ができますよ。
子育ての場に広がる「ゆるキャラ」

子どもの安全に寄与したゆるキャラを表彰
子どもが犠牲になる事件や事故は地域の防犯意識が少ないと防ぎにくいですよね。「ゆるキャラforチルドレン」では、子どもの安全を守る活動をしているゆるキャラを表彰しています。初代の表彰キャラは埼玉県深谷市の「ふっかちゃん」でした。
「ふっかちゃん」は新一年生のランドセルカバーのデザインになって配布されるなど、地域で交通安全を呼びかける活動をしています。ほかにも防犯意識向上のチラシ配布をする大阪府箕面市の「滝ノ道ゆずる」など、子どもを守る活動をするゆるキャラたちがいますよ。