幼児が秋を楽しめる運動遊びとは?おすすめの遊びと気を付けたいこと
秋晴れの清々しい日、あたたかな太陽の光とさわやかな秋の風にさそわれ、思わず外に出かけたくなりますよね。今回はそんな秋にぴったりな子どもと感じる秋の運動遊びについて紹介したいと思います。秋の運動遊びを通して子どもの成長を楽しみ、ママも思い切りリフレッシュしましょう!
秋を思い切り楽しむおすすめの運動遊び
落ち葉の感触を楽しむかけ合いっこ
よく乾いた落ち葉を集めて、子どもの頭の上から落ち葉の雨を降らせてみましょう。ひらひらと落ちてくる落ち葉に、子どもは喜んで葉っぱをつかもうとジャンプすることでしょう。たくさんの落ち葉の上にごろんと横になり秋の澄んだ空を見あげるのもおすすめです。
とても盛り上がるのは落ち葉のかけ合いっこ。落ち葉をできるだけたくさん握ってかけ合いましょう!親子2人でも、お友達と数人でも楽しめます。また、落ち葉をつかんで投げるという手の運動にもなり、手先の発達にも有効です。指先を動かすことは脳の発達にもつながるといわれています。
秋に出会える虫さがし
秋の虫たちに出会うためには、日当りのよい草原に行くのがおすすめです。バッタ・キリギリス・カマキリ・トンボなど。虫取り網を持って捕まえてみましょう!思い切り走り回って虫を追いかけている我が子を見るのも、また楽しいひとときですね。バッタやカマキリは緑だったり茶色だったりしますので、なぜそうなるのか一緒に考えたり、調べたりするとよいですね。
また、夜には窓を開けて耳を澄ましてみましょう。近くに公園がなくても意外と秋の虫はあちらこちらで鳴いています。鳴いている姿そのものを見ることは難しいと思いますので、図鑑を見て何の虫か想像しながら聞くのもよいですね。
木の実と落ち葉を使ったごっこ遊び
見立て遊びにおすすめなのが、おままごとです。一緒にお料理したり、お弁当を作ったりしてみましょう。もちろん、木の実や落ち葉だけでもよいですが、砂場で遊ぶと子どもの想像力がさらにかき立てられてたくさんの作品ができると思います。泥団子を落ち葉で包んでおにぎりにしたり、砂で作ったプリンの上にドングリを乗せてみたり…秋にしかできない砂場でのおままごとがあると思います。
また、手作りのお面を作って遊ぶのもよいですね。画用紙に木の実や落ち葉を貼りつけ動物の顔のお面を作ってみましょう。できあがったお面をつけて動物になりきって遊ぶのもおすすめです。
公園を走り回って秋を見つけてみよう
何種類見つけられるかな?木の実拾い競争
秋の実といえばドングリ・松ぼっくりが代表的ですが、その中にもいろいろな種類があります。ドングリであればコナラ・マテバシイ・スダジイ・ミズナラなど。松ぼっくりならクロマツ・アカマツ・ゴヨウマツ・モミなど。ドングリと松ぼっくりだけでも十分競争できますね。
ほかにもプラタナス、トチ、ユズリハ、ツルウメモドキ、ナンキンハゼなどその場所にもよって色々ありますのでぜひ親子で楽しんでください。
拾った葉っぱや木の実を乾かそう
まず落ち葉は表面の汚れをウェットティッシュや固く絞った雑巾などで拭き取ります。その後は厚めの本や雑誌などに挟みましょう。1週間ほど待てば、きれいな色が残ったままの押し葉の完成です。
木の実(主にドングリなど)は表面をよく見て、ひびが入っていたり、穴があいていたり、芽が出てきている物は取りのぞきます。その後、軽く洗って汚れを取りのぞいたら沸騰したお湯で2、3分煮沸します。あとは日陰で2〜3日陰干ししたら大丈夫です。ほかに一週間ほど冷凍する方法もあります。そのあとは、やはり陰干ししましょう。
乾いた葉っぱや木の実で遊ぼう
ドングリはペットボトルに入れてマラカスに。また、きりで穴をあけ爪楊枝や竹串を刺せばコマややじろべえなども作れます。駒には色を塗ってみると回したときに表情が変わって面白いですよ。ボンドを使って小枝などをつけて人形作りも楽しいと思います。
落ち葉は、毛糸に何枚かつけてモビールはいかがですか?毛糸の色を変えて何本か作るとおしゃれなインテリアにもなります。
落ち葉の色々な形を利用して絵を描くこともよいですね。画用紙に落ち葉を貼り付けて模様を作ってみたり、動物に見立てたり。また、落ち葉1枚だけでも絵の具を使って目を入れたりすると動物に見えてきますよ。
外での運動遊びのときに気を付けたいこと
60分以上体を動かして遊ぼう
一つのことに熱中して遊ぶことも多いですが、色々なことに興味をもって次々に遊びを変えていくこともあります。そのときに十分な時間があることで、様々な動きを経験できます。様々なことに興味をもち経験することは、将来的に物事への取り組む姿勢が積極的になり、豊かな人生を送ることにつながります。
また、心身の発達だけではなく、ほかの子どもや大人との関わりの中で社会性を学ぶこともできますので遊びの時間の確保はとても大切といえるでしょう。