夫婦でいくら年収があれば子育てできる?必要な費用や対策について
子育てをしていると、将来の教育費のことを考え不安になる人も多いのではないでしょうか。子育てにはお金がかかるといわれていますが、実際に夫婦でいくらの年収が必要なのでしょうか。また子育て費用に不安を感じたときにどうすればよいのかを紹介していきます。
子育てに必要な費用や内訳について知ろう
「教育費」と「養育費」の違いは?
子育てに必要な費用といえば、「教育費」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。教育費とは、その名のとおり子どもを教育するためにかかる費用のことをいいます。学校に通うために必要な入学金や学費、また習い事や塾の費用も教育費に含まれます。
一方で「養育費」とは生活を送る上で必要な費用のことをいいます。例えば食費や衣服代といった生活に欠かすことができない費用を始め、レジャー費用なども含まれます。また3歳になるまでの保育園へ通うための費用や、ベビーシッターを雇った場合の費用も養育費に含まれます。
子どもの学びに必要な「教育費」
例えば、幼稚園から高校まで公立の学校に通った場合は約500万円、すべて私立の場合には約1,700万円必要だという統計があります。この統計には大学の学費は含まれていないので、大学へ進学した場合にはさらなる費用がかかります。また、大学へ進学した場合には子どもが一人暮らしをする可能性もありますよね。
すべて公立の学校に進学すれば、費用は抑えることができます。しかしどのような進路になるかはわかりません。子どもの選択肢を増やせるように余裕をもって教育費を準備しておきたいですよね。
生活を送るうえで必要な「養育費」
特に子どもが生まれる年は、出産費用もかかりますし、ミルクやおむつ代も必要になってきます。子どもが生まれてから焦らないように、必要な費用を考慮しておきたいですよね。
しかし養育費は教育費とは異なり、まとまったお金が必要になるわけではありません。そのため初めから準備しておくというよりも、毎月の給料やボーナスから支払えるようにしておくことができれば大丈夫ですね。
平均的な世帯年収とママが希望する金額
子育て世帯の平均年収について知ろう
一方で世帯主も配偶者もともにフルタイムで働いている共働き世帯の平均年収は約730万円です。配偶者の収入が増えるので、もちろん年収も多くなります。
共働き世帯の場合は、年収が1,000万円を超える世帯もあり、その数は全体の6.5%程度だとといわれています。約16〜17世帯のうち1世帯は年収が1,000万円を超えている計算になるので、思ったよりは多く感じるかもしれませんね。
世帯年収と手取りの金額には大きな差がある
また、年収が上がるにつれて税率も高くなるので、額面の収入と実際に手に入る手取りの収入は単純に比例していません。そのため今後勤続年数が増え、年収が増えていくだろうと予想していても、実際に手元に入るお金も比例して増えるわけではないので、注意しないといけませんね。
また子どもに必要な費用を考える際にも、単純に年収だけで考えるのではなく手取りの金額を考慮しないといけませんね。
ママが望む年収は子ども1人で500万円!
ほかにも、子どもが大学に進学した場合のことを考慮し、最低でも年収500万円はほしいと思っていることが理由にあげられます。子どもを大学に行かせようと思うと、子どもが小さなうちから計画的に貯蓄をしていく必要がありますよね。
また、夫婦の老後のための貯蓄も考えていかないといけないので、少し多めの年収を望む人が多いようです。