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2歳になってもぐずる我が子!イライラせずに接する方法とは

2歳になってもぐずる我が子!イライラせずに接する方法とは

赤ちゃんは泣くことが仕事のため、ぐずりも日常茶飯事ですよね。しかし、2歳児になると赤ちゃんのように何もできないころとは違い、自己主張も激しくなります。ママの中には「赤ちゃんのようにぐずってばかりで育児が楽にならない」と不安を感じている方はいませんか?今回は、2歳のぐずり対処法などを見ていきましょう。

1歳児のぐずつきと何が違うの?

甘えたい半分伝えたい半分

2歳児のぐずりには、情緒の発達が大きく関わってきます。不快なことをただ泣いて伝えていたころとは違い、「自分」という存在を認識し始めます。自分をパパやママに分かってもらうために気持ちを発信しているのです。

大きくなれば会話が上手になるので、自分の気持ちをきちんと相手に伝えることができます。しかし、2歳児の段階では気持ちをすべて言葉にするのは難しいでしょう。

また、2歳になると周囲からの扱いが少しずつ「お兄ちゃん、お姉ちゃん」となってきますが、本人はまだ赤ちゃんでいたいと思っている子も多いです。自分の気持ちを分かって欲しいという思いと、赤ちゃんから幼児へ移行しつつある中、まだまだママやパパに甘えたい気持ちとが半分ずつ存在しているのですね。

自分でやりたいことが増えてきた

2歳のイヤイヤ期とは自己主張の芽生えなのですが、その自己主張の一つが「なんでも自分でやりたい」という気持ちです。例えば服を着替える、出かける前にくつを履く、飲み物を注ぐなど、今までは大人に手伝ってもらっていたことを、すべて自分で挑戦してみようとします。

しかし、当然なのですが挑戦しても成功しないこともあり、子どもにとっては試練となるでしょう。大人と違ってできないことを冷静に受け止められないので、すぐにイライラが爆発して、ぐずりの原因となってしまうのです。

このようなときに大人が見かねて手を貸しても、「余計なことしないで」と言わんばかりにぐずりがヒートアップする可能性が高いので、なかなか対応が難しいですね。

他者の存在に気づき始めた

自分という存在を分かり始めるということは、自分以外の他者の存在も理解し始めるということです。ママ、パパのほかに先生、お友だちなど、社会性が発達してコミュニケーションを上手に取れるようになります。

特にお友だちとの関わりが増えると、おもちゃの貸し借りや遊具の順番などでちょっとしたケンカが起こりやすくなります。他者の存在を認識していても、自分の気持ちをうまく伝えたり相手の気持ちを読み取ったりすることは2歳児には少し難しいでしょう。

子どもはいつでも自分が中心ではなく、すべてが自分の思いどおりにはならないという体験を積み重ねて成長していきます。2歳児はまだまだ体験不足なので、自分の思いどおりにはならない部分にかんしゃくを起こしてしまうのです。

ぐずついたときに試したいこと3選

言葉の聞き取りミスかも?聞きなおそう

先ほどご紹介したように、自己主張やこだわりの出てくる2歳児は、自分の気持ちを分かって欲しいという要求でぐずることが多いです。子どもの機嫌をなおすには要求をきちんと理解することが大切ですが、子どもの言葉が未熟だと何を求めているのか分からず困りますよね。

特に子どもの泣きがヒートアップしてくると、ママも焦ってしまったり「静かにして」と怒ったりして、話を聞ける状況ではなくなるときがあるかもしれません。まずは、対応するママ自身が冷静になって子どもの言い分に耳を傾けましょう。

しかし、おもちゃや甘いものを欲しがるなどのわがままな要求は、叶えているときりがありません。ゆずる、ゆずらないの線引きはしっかり決めておきたいですね。

必殺言葉「あれ?雨降ってる?」

2歳ともなると声や体力がパワーアップしているので、長時間ぐずられると聞いているママがぐったりしてしまいますよね。あまりに理不尽な要求をしてきたり、理由もなくずっと泣いていたりするときは、思い切って子どもの気をそらしましょう。

「あれ?雨降ってる?」という言葉は、その一例で活用することができます。ほかにも、「飛行機飛んでる」「わんちゃんを見に行こう」など、子どもが興味を持ちそうなキーワードをいくつか心の中に用意しておくと効果的です。

2歳ですと、まだまだ難しい言葉が分かりません。「今これをしてはいけない」「今我慢すれば後でできる」などを理解できる段階ではないので、要求に向かって一直線です。言葉で説得するよりは、気持ちを切り替えることが大切ですよ。

好きなおもちゃで一時休戦

子どもの気持ちを切り替えるアイテムは、おもちゃも有効ではないでしょうか。

子どもは、ママの気持ちなどお構いなしにぐずるときがありますよね。病院の待ち時間や公共交通機関の車内など、静かに過ごさなければならない場所では「これさえ渡しておけば」というおもちゃを持って行くと便利ですよ。

持ち運びや必要となる場面を考えると、音がうるさい、大きい、重いなど、持ち運びが大変になるおもちゃは控えましょう。手の平サイズで夢中になれるものがあるとよいですね。シールブックや小さなお絵かきボードなどは100円ショップで手に入る上に、貼って剥がせる、書いて消せる、とどちらも繰り返し遊べるところも活用しやすいでしょう。

ママの気持ちのゆとりを優先して

いつも子どもの立場で聞けるわけではない

子どものぐずりに対して大人は冷静に対応した方がよいとは分かっていても、ママやパパも人間です。イライラしたり、子どもと一緒に泣きたくなったりするときもありますよね。

2歳という年齢は、日本だけでなく世界でも「魔の2歳児」と呼ばれるほど大変な時期です。特に一番甘えられる存在のママには、自分の主張を我慢することなく直撃させてきます。そんな攻撃を24時間365日受けていたら、どんなよいママでも疲れることがあるでしょう。

大切な我が子であることに変わりはなくても、いつも子どものためにすべて要求を聞いてあげることはしなくてもよいのです。子どもの立場に立つのは大事なことですが、頑張り過ぎないように休みながら過ごしてくださいね。
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