2人目の教育費が貯まらない?不安を解消する上手な貯め方や注意点
教育費を貯蓄する上で注意したいこと
子どもの教育費については公平に
あるママは「子どもが大学入学までに、1人につき300万円の貯蓄をする」と、夫婦で話し合い目標額を決めたそうです。目標額を決めることで、毎月いくら貯蓄すればよいのかがしっかり把握できるので、スムーズに貯蓄が進みやすいですよ。
また、子どもが生まれてからすぐに貯蓄をスタートさせる場合、それぞれの子どもごとに別々の口座を準備したほうが途中経過が分かりやすいでしょう。「上の子は教育費が貯蓄できたけれど、下の子には準備できていない」ということにならないよう、注意してくださいね。
2人目の習い事選びは慎重に
先輩ママの話では、1人目のときは「子どものやりたい習い事をさせてあげたい」と常に思っていたそうです。そのため英会話、水泳、ダンスの三つの習い事に通い、毎月の月謝が15,000円ほどかかっていました。
しかし2人目が生まれると生活に余裕がなくなってきたため、下の子に「ピアノとバレエを習いたい」とお願いされたとき、ピアノとバレエはどちらも月謝が高額だったので、どちらか一つに絞ってもらったそうです。
将来のための貯蓄計画を立てよう
独身のころから貯蓄を始めていれば、時間に余裕を持って教育資金を貯めることができます。しかしまだ見ぬ子どものために独身時代から準備をしていたというママは少ないでしょう。
過去を振り返っても仕方ありませんから、まだ貯蓄を始めていないママは、少しでも早くスタートしてください。早く始めることで、月々の貯金額を低く設定できるため、家計への負担が軽くなります。
まずは子どもが何歳のときにいくら貯金が必要なのか、そのためには毎月いくらずつ貯金をすればよいのか計算して、貯蓄計画を立ててみましょう。
貯蓄は大切!だけど焦り過ぎには注意して
幼児期でも「貯められない時期」がある
例えば先ほど、食費や交友費が少ない幼児期は特に貯めどきだとお伝えしましたが、幼児期にも貯めにくい時期があります。子どものおむつやミルク代がかさむ時期や、ママの育休期間中などです。
ですから幼児期の間、一貫して同じ金額を貯蓄する計画を立てるのではなく、今は色々と入用で余裕がないから、貯蓄に回す分を減らそう、でも仕事に復帰したら、今貯められない分頑張ろう、など現状に合わせて柔軟に変化させられる、余裕を持った計画を立てましょう。
最終的に、大学進学までに目標額が貯められればよいのだと長い目で捉えて、無理し過ぎないでくださいね。
ストレスを感じる節約は続かない
ストレスが溜まるとイライラしてしまい節約がつらくなるばかりか、反動で無駄遣いをしてしまうことも珍しくありません。
そうなると貯蓄のことを考えるのが嫌になり、結局節約を諦めてしまったり、きちんとできない自分を責めてしまい、最悪の場合うつになってしまったりするママもいます。
節約は大切ですが、あくまで「無駄を省く」という考え方を忘れないようにしましょう。生活に必要なものや、お付き合いでの出費は「必要なもの」だと割り切りることや、小さな目標額を設定して、達成したら自分にご褒美を与えるなど、ストレスを溜めない工夫をしてくださいね。
ママひとりで抱え込まず、家族で乗り切ろう
ママが節約に励んでいる中、パパが電気をつけっぱなしにしたり、水道を出しっぱなしにしたりと節約に非協力的だったら、一生懸命節約している自分がバカらしく感じるかもしれません。「私はこんなに頑張っているのに」とパパに対してイライラもするでしょう。
節約は家族で一丸となり、同じ目標を目指して頑張ることで、楽しみながら取り組むことができます。
例えば、「節約」ではなく「実験」のような感覚で、どうすれば光熱費が下がるのか家族で考えて実践してみる、「ゲーム」のような感覚で節約料理の材料を当てる、など家族で節約を楽しむ方法はたくさんありますよ。
まとめ
お金がかかる大学進学までに教育費を貯蓄できるように、無理のない範囲で、妊娠中や子どもが小さいうちから貯蓄をスタートさせましょう。お金の準備ができていれば、安心して子どもに進路を選んでもらうことができますね。