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2人目の教育費が貯まらない?不安を解消する上手な貯め方や注意点

2人目の教育費が貯まらない?不安を解消する上手な貯め方や注意点

「子どもが1人のときは順調に教育費を貯蓄できていたのに、2人目が生まれてからは、なかなか貯蓄が進まなくなってしまった」と悩むママは少なくありません。ここでは、子どもが2人になるとどのような出費が増えてしまうのか、上手に2人分の教育費を貯蓄するにはどうすればよいのか、などについてご紹介します。

子ども2人のママが不安に感じていること

1人目より教育費が貯まりにくい

子どもが1人のときは計画的に教育費を貯蓄できていた家庭でも、2人目を出産して1人目と同じように貯蓄をしようと思っていたのに、実際は全然貯蓄ができていないと悩むママも多いのではないでしょうか。

子どもが1人増えると食費や光熱費、日用品など、生活に必要なお金の出費が増えてしまいますから、子どもが1人の家庭よりも2人いる家庭のほうが、やはり教育費は貯まりにくくなります。

子どもが1人のときは収入の中から教育費をいくらか貯蓄できていた家庭でも、2人になると自然と出費が多くなるので、毎月の支出が増えて「教育費が今までのように貯まらない」と悩むママが増えるのです。

当たり前といえば当たり前のことですが、いざ直面すると不安になってしまいますよね。

習い事や学費など出費がかさんでしまう

最近では水泳やピアノ、塾などいくつかの習い事に小さいうちから通っている子も多いですよね。中には「週に3~4日は習い事をしている」という子もいます。また、家でできる通信教育の教材をとっている家庭も珍しくありません。

習い事によって月にかかる費用は様々ですが、仮に一つの習い事の月謝を5,000円とした場合、四つ習い事をしていると1カ月に20,000円もかかってしまうことになります。子どもが1人なら頑張れば出せる金額かもしれませんが、2人の子どもが同じ習い事をするとなると、合計で40,000円もの出費になります。

子どもが大学を卒業するまでにかかるお金は1人1,000万円ともいわれていますから、2人となると本当に不安になってしまいますね。

子どもが2人になり経済的にすでにギリギリ

「子どもが2人になり教育費を貯蓄するどころか、経済的にギリギリでこれからやっていけるのか心配」と悩んでいるママも多いのではないでしょうか。

子どもを授かることは素敵なことですが、その分家計のことで頭を悩ませる機会も増えるかもしれませんね。

子どもが1人のときはパパの収入で生活できていて、ママのパートのお金を教育費として貯蓄できていた家庭が、2人目が生まれたことでパパの収入だけでは生活が厳しくなり、パートのお金も毎月使わなくてはいけなくなったという話も聞きます。

子どもは成長するにつれて教育費などの出費が増えるので、小さいうちから経済的にギリギリだとこの先やっていけるのか心配になりますよね。

2人目の教育費の上手な貯め方について

2人目は1人目ほどはかからない

「子どもは1人でも教育費を貯蓄するのが大変なのに、2人目の教育費を準備できるか不安」と、教育費の貯蓄に不安を感じているママも多いでしょう。

ですが安心してください。子どもが1人増えると、様々なお金が2倍かかると思っているママもいますが、実は2人目は1人目よりもお金がかからずに済むことも多いのです。

例えば1人目のときは育児グッズなども一からすべて揃える必要があるので、それだけでもかなりの出費になります。しかし2人目の場合は上の子の服やおもちゃなどのお下がりが使えることが多いので、上手に節約すれば養育費が約300万円も安く済むといわれているのです。

また保育料なども2人目は補助が手厚くなる場合もありますよ。

自治体の児童手当を活用しよう

子どもの教育費は幼稚園~高校までを公立、大学だけ私立に通った場合でも、1,000万円以上のお金がかかるといわれています。貯蓄していくことは簡単なことではありませんが、子育てをしていると国から支給されるお金もあるので、上手に活用したいですね。

子どもが15歳になるまで定期的に支給されるお金が、児童手当です。児童手当は所得制限がありますが満額支給される家庭では、0~3歳まで毎月15,000円、3歳~中学校卒業まで毎月10,000円支給されます(第3子以降は小学校卒業まで15,000円)。

児童手当を教育費としてしっかり貯蓄できれば、子ども1人につき200万円くらいのお金が貯められます。「生活費に使いたい」という家庭も多いかもしれませんが、頑張って使わずに貯蓄に回すようにしましょう。

貯めどきは、子どもが大学に通う時期まで

子どもが2人いると、子どもが1人の家庭よりもお金がかかるのは疑いようのない事実です。だからこそ、家計に余裕のある月だけ貯蓄するのではなく、子どもが小さいときから計画的に少しずつ貯蓄していくことが大切ですよ。

子どもがいる家庭にはお金を貯めやすい時期と、出費が多くなりお金を貯めにくい時期があります。幼稚園~高校まで公立の進路を選んだ場合は、大学に通う時期までの間あまり教育費がかからないので、大学に通う時期までがお金を貯めやすい時期といえるでしょう。

中でも幼児期は食費や交友費なども少なくて済むので、特に貯めどきとされています。高額な費用が必要になる大学に向けて、時間をかけてコツコツ貯蓄しましょう。

【先輩ママに聞きました】2人目の教育費はどのように貯めていますか?

なにかと心配の尽きない教育費の話。先輩ママがどのように2人目の教育費を貯めているのか聞きました。※テニテオ調査(n=100)

「学資保険で貯めている」と回答したママの体験談

  • ◯歳までに◯万円貯める、という目標が最初から決められており、それに加えて学資保険に加入していれば割戻金もつくからです。そして、万が一契約者である親が死亡した場合には、それ以降の支払いをしなくても目標金額を貰えるというのが魅力的でした。
  • 学資保険は、保険屋さんから、日常生活が苦しくなるほどいれていたら、 本末転倒だと言われ、少しの金額しかかけていません。 児童手当は入ったら上の子と下の子の本人の通帳に振り分けることにしています。

「児童手当を貯めている」と回答したママの体験談

  • 1人目は学資保険に入りましたが、二人目は何かあったときに二人分の学資を払えるか心配で児童手当を貯めるだけにしています。それだけでも200万は貯まります。
  • 頂いた手当は、一度も引き出していません。使わないようにしています。将来の費用に貯めています。子どもの為に必要なお金は普段の生活費から出しています。

「特に貯めていない」と回答したママの体験談

  • お年玉やお祝い金は使わずに銀行口座に入れています。児童手当も子どもの口座に移そうと思っても、忘れることが多いです。
  • 子ども用としての貯金はしていませんが、家のローン、教育費、老後資金がどれくらい必要かは、考えており、今のところ順調に貯金できています。

■編集部コメント

学資保険や児童手当で貯めているというママが大半を占めました。将来かかるお金のことを考えて、小さいときからコツコツと貯めるのが教育費確保の一番の近道かもしれません。

幼児教育・保育の無償化がスタートした今、幼児期は絶好の貯めどきになりました。中学以降の教育費が大きくなる前に計画的に貯金をして、いざというときに慌てないようにしましょうね。

続いてのコーナーでは、教育費を貯蓄する際に注意したいことをお伝えします。
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