家族3人を守る防災グッズとは?赤ちゃんとの避難もこれで安心
最近は地震や豪雨などの自然災害が多いこともあり、防災グッズを用意する家庭が増えてきています。しかし、赤ちゃんがいる場合には、何を用意しておけばよいのか迷ってしまうかもしれませんね。ここでは、赤ちゃんを含む家族3人分の防災グッズについて紹介しますので、参考にしていざというときの備えにしましょう。
家族3人分の防災グッズを知ろう
家族3人分あると安心な防災グッズ
まず一つ目は保存水です。断水などで水の供給が滞ることもあるので、忘れずに用意しておきましょう。1人当たり500mlのボトル3本程度はあると安心です。
二つ目は保存食です。避難所などに食料が供給されるまでの間に必要となるので、1人当たり3食程度用意しておきましょう。離乳食完了前の赤ちゃんがいる場合には、保存食は大人分のみ、赤ちゃんにはベビーフードを用意します。ほかにも、簡易トイレは1人3回分程度、簡易寝袋や防寒グッズなどは人数分揃えておきましょう。
防災グッズで家族で一つあれば大丈夫なもの
一つ目は、ウォーターバッグです。これは、避難時に給水車から水をもらう際に使うもので、様々な大きさのものがあります。一度にもらえる量は限られているので、ある程度大きさがあれば一つで十分でしょう。
二つ目は、手回し充電ラジオライトです。これは、手で回してスマホなどを充電できるほか、ラジオや懐中電灯としても使えるので便利なアイテムです。また、停電したときのために、ランタンを用意しておきましょう。怪我や病気に備えて消毒や常備薬を揃えた救急セット、使い道の多い乾電池も一家に一つあると安心ですね。
避難するときに持って行きたい赤ちゃん用品
おむつやパンツは避難所などで供給される場合もありますが、届くまでに時間がかかることもあるので、念のため多めに用意しておくと安心です。手や口、体も拭けるおしりふきも、少し多めに持って行きましょう。
また、赤ちゃんは汗をかきやすいので、着替えを用意し、必要に応じてこまめに着替えられるようにしたいですね。赤ちゃんにとって重要な栄養源である粉ミルクや哺乳瓶などの調乳グッズ、レトルトのベビーフードも忘れずに準備しておきましょう。
常備品を活用しよう、家族3人の防災グッズ
防災グッズの必要量をシミュレーション
そのようなときは、防災グッズの必要量をシミュレーションしてみるのがおすすめです。水や保存食、簡易トイレなどは、家族3人で1日に使う量を考えてみましょう。1日当たりの必要量がわかれば、あとは日数分用意しておくだけで済みますね。
また、赤ちゃん用品も使用量を把握しておくことが大切です。ミルクやおむつ、おしりふきなどは、成長とともに使用する量も変わってくるので、1カ月ごとなどこまめに数えてみるようにしましょう。防災グッズに含める量は、少し余裕があると安心です。
「ローリングストック」を意識しよう
そこで意識したいのが「ローリングストック」という考え方です。これは、普段から少し多めに生活用品や食料を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量を家に備蓄しておくというものです。
古いものから使っていくので、備蓄は常に新しいものになりますし、補充の際に賞味期限を確認する習慣もできるでしょう。補充までの間に災害に遭ってしまうといけないので、使った後はなるべく早く補充することが大切です。
赤ちゃん用はいつものストックに買い足して
例えば、おむつや着替えなどは成長とともにサイズが大きくなりますよね。そのため、サイズアップした時点で防災グッズに新しいものを足しておきましょう。
また、ミルクや離乳食などの食事系のストックは、必要になる量や物の移り変わりが早いです。月ごとに内容を見直し、いつ災害が来ても赤ちゃんに適切な栄養を与えられるようにしたいですね。ぐずり対策のおもちゃも、月齢によって好みが変わってくるので、赤ちゃんの様子を見て選びましょう。
知っていると便利!手作りできる防災グッズ
懐中電灯の光をパワーアップ「ランタン」
そこで、懐中電灯に一工夫して、ランタンの代わりとして使える方法を紹介します。まず、懐中電灯の明かりを上にして立てます。不安定な場合には段ボールに刺して使いましょう。そして、明かりの上に水を入れたペットボトルを置きます。こちらも乗せにくいときはテープで固定しても構いません。
懐中電灯の光がペットボトルによって乱反射するため、光がパワーアップし周囲を照らしてくれるでしょう。ペットボトルの代わりに袋を被せても同じ効果が得られますよ。