年子の子ども部屋は分けるべき?年齢や性別による事情とレイアウト術
年子の子どもを抱え、毎日育児に奮闘しているママもいることでしょう。子ども部屋について考えたとき、部屋をどうするか悩むかもしれません。そこで今回は、年子育児の大変な時期についてと、幼いときにはなぜ2人同室にした方がよいのか、年齢や性別によって部屋をどう考えたらよいのか、などについてお話しします。
乳幼児期の年子育児はちょっと大変
2人とも一気に成長するのでママは大忙し
年子の場合、上の子がまだ赤ちゃん期のときに下の子を出産することになるので、2人の赤ちゃんの育児を同時にするということになります。下の子のお世話に専念したくても、上の子もまだ自分で自分のことはできないので、2人のお世話に慌ただしく毎日が過ぎていくことでしょう。
2人とも一気に成長していくので、ママは自分自身の時間を持つことも難しく、毎日が体力勝負になってきます。精神的にも大変なので、覚悟したいですね。
幼いうちはケンカが絶えない毎日
ママから見ると、「お兄ちゃんの方が1歳年上なんだから」と思ってしまうかもしれませんが、本人たちにしてみると、お互いをライバル視してなんでも競争のようになることも多いです。競争からケンカに発展することも多々あるので、大変に感じるママも多いようですよ。
幼いうちはケンカが多いかもしれませんが、小学校に入り子どもたちが成長してくると、仲良く一緒に宿題をしたり、遊んだりしている姿も見られるようになるので、心が和むというママもいました。
寝かしつけは想像を超える大変さ
上の子は夜泣きをせずに眠る習慣がついていたのにも関わらず、下の子が夜泣きをするとそれにつられて上の子まで夜泣きをするようになったというケースもあります。
また、生まれたばかりの下の子を寝かしつけのために抱っこして揺らしていると、上の子まで抱っこをせがんでくるので、どうしたらよいのか悩むという話も少なくありません。下の子の首がすわるまではおんぶもできませんし、困ってしまいますよね。
ママ自身も寝不足で疲れているので、毎晩の寝かしつけに精神的に追い詰められ、年子育児を辛く感じるというママもいるようです。
年齢が近い年子は幼いときには同室がベター
同じ部屋での育児だとママの目が届きやすい
年齢が近い年子の場合は、幼い間は同室がベターかもしれません。同じ部屋での育児だと、2人の子どもを同時に見守ることができるので、ママが右往左往する手間を省くことができます。
夜の寝かしつけのときも、2人同時に夜泣きされると大変ではありますが、同室であれば何とか対処することが可能です。お昼寝のときも2人同じ部屋なら、ママも安心ですよね。
おむつ台を2人の部屋に設置しておけば、下の子のおむつを替えている間に上の子から目を離さずに済みます。
年子は成長すると2人で遊んでいてくれる
年子であれば、同じおもちゃで同じように遊ぶことができるので、まるで友だちと一緒にいるかのように時間を過ごすことができます。友だちの場合は、相手の親のことなども考えなければいけませんが、兄弟なら好きなときに好きなだけ一緒に遊ばせることができます。
子ども2人を同室にし、そこに2人で使えるおもちゃを用意しておけば、2人で仲良く遊んでいてくれることでしょう。その間ママは家事をすることができるので助かりますね。
一緒にいる時間が長いと下の子の発達が早い
たとえば、上の子がトイレトレーニングをしているのを見て、下の子はいつの間にかそれを覚えてひとりでできるようになることもありますよ。また、小学校に入って宿題があると、下の子が上の子と一緒に勉強をするうちに、自然と上の子の勉強内容が理解できるようになるということもあるようですよ。
このように、年子が一緒にいる時間が長いと、下の子の発達が早くなる傾向にあるようです。
年齢や性別によっても違う年子の子ども部屋
子ども部屋を作ってあげるのはいつから?
ある調査によると、子ども部屋の所有率は2~3歳で約32%、4~6歳で約51%、6~7歳で79%という結果が出ています。子どもが自力で色々とできるようになる4歳ぐらいになると、半数以上の子どもが子ども部屋を所有し始めるようです。
気になる子ども部屋の広さですが、年子のように兄弟2人で使う場合には6~9畳ぐらいの広さがあれば十分だとされています。あまり広すぎて、子ども部屋にすべてを揃えてしまうと部屋から出てこなくなる可能性もあるので、少し窮屈なぐらいがちょうどよいという意見もありますよ。