人見知りと後追いはいつまで続くの?期間や理由を知って対策しよう
赤ちゃんがママ以外の人に会うと大泣きしたり、少しでも傍を離れると泣いてしまったりして困ることがありますよね。このような人見知りや後追いはいつまで続くのでしょうか。どうやって毎日を過ごせばよいのでしょう。この記事では人見知りや後追いをする理由と対策についてご紹介します。
人見知りや後追いの基礎を知っておこう
人見知りや後追いをする時期と理由
その後、2歳ごろまでには人見知りや後追いがおさまることが多いです。ただ、赤ちゃんの成長には個人差があるため、人見知りや後追いの時期も赤ちゃんによって異なります。
赤ちゃんが人見知りや後追いをするようになるのは、ママとほかの人との区別がつくようになったからです。また、ママが大事な存在だから離れたくないと感じているということでもあります。
自分のそばを離れたママが、すぐに戻って来るのだと理解できるようになるのは、もう少し大きくなってからです。だから不安になって泣いたり後を追ったりしてしまうのですね。
人見知りや後追いをしない子も
例えば大家族の中で育っている赤ちゃんであれば、兄弟や祖父母など、ママ以外の人とも常に接していますよね。その場合は、ママがいなくても後追いをしないということがあります。
同じような環境で育っていても「上の子は人見知りが激しかったのに、下の子はしない」というパターンもあります。この場合は、赤ちゃんの性格が大きく影響しているといえます。
「自閉症の可能性がある子は人見知りをしない」といわれることがあるため、不安に感じるママもいるかもしれませんが、実際は環境や性格に大きく左右されるので、あまり心配し過ぎないでくださいね。
人見知りも後追いも成長の証
生まれたばかりのころは、自分のお世話をしてくれているのが誰かも分かっていなかった赤ちゃんが、ほかの人とママの区別をすることができるようになったのです。また、ママのそばを離れたくないという気持ちを泣くことで表現できるようになった、つまり自己主張できるようになったということです。
また人見知りをしている状態の赤ちゃんは好奇心と恐怖心の間で葛藤しているといわれています。「近づきたい。でも怖い」そんな気持ちが芽生えるようになったのも成長したからこそでしょう。
今日からできる簡単な人見知り対策
ママの態度や声かけが大切
まずは赤ちゃんに、ママと相手が親しくしている姿を見せてあげるという方法がおすすめです。一番信頼できるママが親しげに接していると分かれば、赤ちゃんも心を開きやすいですよ。
また誰かと会う前に、ママが赤ちゃんに話しかけて安心させてあげるのもよいでしょう。言葉はまだ分からなくても、あらかじめ誰かと会うことを教えたり、優しく話しかけてあげたりすれば、気持ちが落ち着くかもしれません。
赤ちゃんが驚かないよう、態度や言葉で安心させてあげてくださいね。
人と関わることで慣らしていこう
人見知りをするかどうかは赤ちゃんの生まれ持った性格によって大きく左右されます。そうはいっても、普段から人と接することに慣れていないと、人見知りが激しくなってしまうこともあります。ほかの人と接し慣れていない赤ちゃんが、急に見知らぬ人のいる環境に放り込まれたら、驚いて泣いてしまうのも当然ですよね。
そうならないよう、少しずつでもほかの人と接する機会を設けて慣らしていくとよいですよ。無理のない範囲で、公園などのほかの人がいる場所に行ってみてもよいでしょう。
もし人見知りで泣かれてしまった場合には
そんなときは、あらかじめ「今人見知りが激しくて」と説明しておきましょう。「相手があなただから泣いているのではない」「あやし方が悪くて泣いたのではない」ということを伝えれば、たいていの場合は納得していただけますし、お互いに気まずい思いをしなくて済みますよ。
人見知りや後追いは多くの赤ちゃんが経験するものです。泣かれないよう人に会うのを避けるよりも「泣いてしまったら、相手にきちんと説明すればよい」とおおらかな気持ちで人と接するようにしたいですね。
ママの負担が軽減できる後追い対策
ママの様子が分かると安心しやすい
そんなときにできる対策として「声かけ」があります。ママがそばを離れるときに「トイレに行くけどすぐに戻るね」などと声をかけましょう。
赤ちゃんは「ママがどこにいるか分からない」「戻って来ないかもしれない」という不安から泣いたり後を追ったりしてしまいます。ママの様子が分かるように声をかけてあげましょう。
もちろん、赤ちゃんはまだ言葉が分かりません。それでも「すぐ戻るね」の言葉を繰り返し聞き、ママがすぐ戻って来るという体験を繰り返すことで、だんだんと状況を理解し、後追いをしなくなります。