新生児への声かけはどうすればいい?声かけのポイントや注意点
待ちに待った赤ちゃんが誕生し、いよいよ育児生活がスタートします。初めて対面する生まれたばかりの赤ちゃんに話しかけるのって、どうすればいいの?と悩むママも多いことかと思います。ここでは赤ちゃんへ声かけをすることのメリットやポイントなどをご紹介いたします!
声かけは必要?いつからすればいい?
赤ちゃんへ声かけをすることのメリット
「言葉を理解出来ないのに意味なんてあるの?」と思ってしまいそうですが、日々ちょっとしたことでも声をかけるだけで、脳の言葉を理解するための部分(言語野(げんごや)と呼ばれます)が刺激を受けて発達していきます。
話かけることはよく「言葉のシャワーを浴びせること」と言いますが、まだお話が出来なくても、ママや周囲の人たちが言葉をかけてあげることにより赤ちゃんの中には「言葉の貯金」がたくさん貯まっていきます。この「言葉の貯金」が、後に成長した時、お話が上手に出来るようになるために必要になってきます。
声かけはいつから始めればいい?
初めは生まれたばかりの赤ちゃんなので、反応が薄い(というか、ほぼない)かもしれませんが、ママが意識して赤ちゃんへの声かけを継続していくことで、それが赤ちゃんへの刺激となり、成長してからはコミュニケーションを取れるようにと繋がっていきます。
生まれたての新生児期のうちから、ママはぜひ積極的に赤ちゃんに話しかけてみてください。
声かけをしないとどんな影響があるの?
終始無言で育児を行っていると、赤ちゃんは人との会話のやり取りを体験出来ないため、会話を理解出来なくなってしまいます。
会話の理解が出来ないということは、言葉と行動を結びつけることも難しいので、赤ちゃんは自分が毎日お世話をされていてもそれが何なのかがよく分からないまま成長してしまいます。大きくなっても「これからオムツを換える」「食事が出てくる」といったことが予測できないのです。
そして、脳への刺激も少ないので言葉の発達が遅れてしまったり、愛情不足を感じてしまったりするかもしれません。
赤ちゃんへの声かけの仕方や反応
声かけへの赤ちゃんの反応はいつからある?
生後間もなくから4カ月程までは、赤ちゃんも主に泣くことだけで意思表示をし、声かけへの反応も薄いとは思いますが、まだまだお話しが出来なくても、声かけをすることは今後の発達やコミュニケーションに関わってくるため、積極的に行いたいですね。
生後半年程から徐々に、こちらの声かけに対する反応も変わっていきます。音を聞き取ることが上手になり、赤ちゃんはママがしてくれるお世話を通して言葉と行動を結び付け始めます。「ミルクだよ」「オムツ換えよう」などのお世話の言葉と共に行動がついてくることを理解し始めていきます。
声かけの基本的なやり方とポイント
このやり取りを繰り返すことで、赤ちゃんは「自分の欲求を満たしてくれる人、自分を見ていてくれる人」として保護者に信頼を置いてくれるようになり、愛着(保護者に対して慣れ親しみや情緒的な繋がりをもつこと)が形成されるのです。
難しいことをする必要はなく、日々のお世話の中で赤ちゃんを思いやり丁寧に声かけを行っていくことの積み重ねが、赤ちゃんとの良い関係を作るポイントになります。
声かけが苦手な時はどうすればいい?
具体的に、「どう声をかけたらいいか」分からない時におすすめするのは、赤ちゃんの行動を実況してみることです。「お、おもちゃ発見!」「お菓子おいしいね~」「それに触ってみる?それ取って欲しい?」など赤ちゃんと一緒の目線になってみるのも楽しいですよ。
「何かちゃんと言わなくては」と思うと、ママのストレスになってしまいますね。赤ちゃんの行動に寄り添いながら、ちょこっと共感の言葉を添えてあげるだけでも大丈夫ですよ。