賛否両論ある迷子紐の必要性とは!子どもの安全を守れる方法
すぐに動き回ろうとする子どもを事故などから守る「迷子紐」は、子育て中のママにとって強い味方ですよね。しかし、日本ではまだ普及が進んでおらず、賛否両論様々な意見があるのも事実です。そこで今回は、迷子紐の必要性について考え、子どもの安全を守るためにママができることをまとめてみました。
賛否両論ある迷子紐への否定派の意見
子どもを紐でつなぐのは犬のよう
そこでママの不安を和らげてくれるのが迷子紐です。多くの迷子紐は親が紐の片端を常に手にして、もう一方は子どもの体や衣服、背負っているリュックなどに結びつけて使用します。便利なアイテムではありますが、その見た目から「犬の散歩をしているみたい」「猿回しのようだ」などという厳しい意見もあるようです。
最近では、ペットのハーネスに見えない形状のものもありますが、このような心ない言葉を聞いてしまうと罪悪感から使いにくくなるママもいるでしょう。
迷子紐を強く引きすぎるとケガをすることも
また、ママが強く引いていなくても、子どもの飛び出す勢いが強く、ハーネスが急に引っ張られて転倒することも考えられます。安全を守るための迷子紐でケガをしてしまっては、ママも子どもも悲しい気持ちになりますよね。
迷子紐を使う場合には、子どもの行動をよく観察するようにして、転倒しない程度にそっと引くことをおすすめします。
否定的な人がいて使いにくい
そのため、子育て中に迷子紐を見たことのない中高年世代の方々からは、特に厳しい意見を受けることもあるかもしれませんね。街を歩いているだけでジロジロ見られたり、迷子紐を見てコソコソ何かを言われたりすると、子どもの安全のためとはいえ使いにくいと感じるでしょう。
しかし、核家族世帯が増えている現代は、ママひとりで何人もの子どもを見ていなければならない状況のときもあります。家族が多く、子どもを見てくれる大人が数人いた時代とは変わってきていることも考慮する必要があるでしょう。
賛否両論ある迷子紐への賛成派の意見
低年齢児の交通事故を防ぐのに有効
実際、ニュースなどを聞いていても、子どもが巻き込まれる交通事故は毎年数多くあります。まだ道路や車が危ないことを理解できる年齢でない子どもがいる場合には、あらかじめ危ないところに行かないような対策が必要になるでしょう。
迷子紐は、子どもの急な動きにママがついていけなくても、ママとしっかりつながっているので交通事故を防ぐのに有効といえます。何よりも大切な我が子を守るためには、周りの目は気にしていられないですね。
手をつなぐのを嫌がる子どもにも重宝する
また、歩きが安定しない1歳のころは、手でうまくバランスをとりながら歩いていることもあるので、手をつなぐことを嫌がる子もいるでしょう。イヤイヤ期に当たる2~3歳くらいの子どもは、手をつなぐことが嫌というよりも、自分の思いどおりに歩きたい気持ちが強くなってしまうので、長時間手をつなぎっぱなしでいるのは難しくなりますよね。
迷子紐でママと子どもがつながれていれば、子どもの急な動きにも対応しやすいでしょう。嫌がる子どもの手を無理につなぐこともないので、ママも子どもも気持ちよく外出できますね。
2人の子を同時に見ることができる
特に、どちらも小さな子どもの場合は、下の子がぐずってママがあやしている隙に、上の子がひとりで歩き出してしまうということが起こりがちです。また、スーパーなどで買い物するときも、カートに座れるのは1人の場合がほとんどなので、一緒に歩いている子どもがいつの間にかいなくなってしまったということもありますよね。
施設内で迷子になるのも怖いですが、外へ出てしまうと事故の危険性も考えられます。ママが数人の子どもを連れて歩くとき、迷子紐は大きな安心材料となるでしょう。
子どもの安全を守るためにママができること
迷子紐があってもなるべく手をつなぐ
また、迷子紐は短めにつけて、できるだけ手をつなぐことが大切です。その上で、本当に危険なときだけ迷子紐を頼るようにしましょう。手をつなぐことで親子のスキンシップにもなり、子どもはママの愛情を感じることができます。
さらに、子どもは手をつないでいて、握っているママの手がギュッと強くなるときは危ないときなんだということを自然に覚え、ママの動きから状況を察知できるようにもなるでしょう。