ペットボトルで水耕栽培!作り方や始める前に知っておきたいポイント
天候不良などで野菜の価格が高くなると、家で育てられないかな?と考えるパパやママは多いでしょう。新鮮でおいしい野菜を家で安全に作る方法、水耕栽培について、家にあるペットボトルや簡単に調達できる材料で、楽しく水耕栽培をするコツを紹介します。家族でチャレンジしてくださいね。
水耕栽培のペットボトルはどうやって作る?
必要なものは100均でもそろえられる
水耕栽培は、庭がないマンションやアパートでも、手軽に植物を育てられます。水耕栽培に必要なものは、だいたい家にあるものや、100均でそろえることができますよ。
不安な方は専用のキットが販売されていますので利用してみてくださいね。水耕栽培で準備するものは
・鉢にするペットボトル
・培地のスポンジ
・アルミホイル
・アルミシート
・セロハンテープ、両面テープ
・ハサミ、カッター
・肥料
などです。
ペットボトルをカットして逆さまにはめよう
鉢代わりにするペットボトルのカットも子どもと一緒にやってみましょう。ハサミやカッターで、ペットボトルの上から1/3くらいの部分をカットします。
飲み口ではない方のペットボトルに水や液体肥料を入れます。水耕栽培では肥料はとても大切なので、しっかり与えるようにしましょうね。
飲み口の方のペットボトルの口を下にして、水を入れたペットボトルにはめ込みます。これで、ペットボトルの飲み口の部分を通して、植物に栄養がいきわたります。
ハイドロボールは水耕栽培にぴったりな土
粘土状の土を高温で焼いた人口の軽石で、細かい穴がたくさん開いています。穴に水分や養分を保持したり、空気をためて根に供給したりと、水耕栽培ではよく働いてくれますよ。
ハイドロボールを使うことのメリットは、管理が簡単なことです。無菌で臭いがないので清潔感があり、コバエなど有機物が原因で発生する虫が出にくいことがよいですね。また、人工的な石なので、何度も洗って繰り返し使えます。とても経済的ですよね。
ハイドロボールは最初水に入れると濁って見えることがあります。使う前に軽く水洗いをしておくと、水の濁りが軽減されますよ。
ペットボトルでの水耕栽培に向いている野菜
キッチンのそばで収穫したいレタス
レタスを水耕栽培で育てるポイントは、日当たりのよい場所で育てることです。土に植える場合は、3~4月か9~10月に種をまいて育てますが、15~20℃の気温を保てるならば、水耕栽培はいつでも大丈夫です。
それから、1週間に1回、水を取り替えることもポイントです。水が不潔な状態では、レタスは弱ってしまい、みずみずしい葉を収穫することができませんよ。
葉が15~20枚くらいになったら、必要な枚数を外側から収穫しましょう。根を傷つけないように気をつければ、長く収穫することが可能です。
初心者もトライしやすいミニトマト
種から育てる場合は、2~3cmに切ったスポンジの培地の中心に切り込みを入れ、種をまきます。フタが閉まるプラスチック容器を用意し、水をはり、スポンジを並べます。
トマトの種は光を嫌う性質であるため、発芽は暗い場所で待ちましょう。発芽したら、フタを外し、日当たりのよい場所で育てます。本葉が4~5枚になったら、ペットボトルの鉢に植え替えをします。
水耕栽培は土耕栽培に比べて、種や苗の生育速度が速い特徴がありますよ。LEDやメタルハライドランプを使えば、さらに早く育つでしょう。
料理の名脇役バジルも水耕栽培で
バジルを水耕栽培で育てるポイントは、レタスやトマトと同様で、日当たり、水の鮮度、温度と肥料です。とくに生育旺盛なバジルは日当たりが重要です。
室温10℃以上の日が当たる暖かな場所で、水を毎日変え、適度に肥料を与えれば、種まきから1週間ほどで収穫が楽しめますよ。水に気をつけて管理をすれば、1年中収穫ができるハーブです。
バジルは水挿しで苗からでも育つ植物です。ペットボトルの鉢に水と肥料を入れて、挿しておくだけで成長します。キッチンやリビングで育てたいという方にはおすすめです。