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5歳児でもできるお手伝いとは?効果やお小遣い制にするメリット

5歳児でもできるお手伝いとは?効果やお小遣い制にするメリット

子どもが5歳になると、ひととおり身の回りのことができるようになってきます。そこで、少しずつお手伝いをすることを学んでほしいと願うママもいることでしょう。そこで今回は、お手伝いをすることで子どもが学べること、5歳の子どもができるお手伝いの例、お手伝いをお小遣い制にするメリットなどについてお話しします。

お手伝いをすることで子どもが学べること

責任感が持てるようになる

子どもはお手伝いを通して、色々なことを学ぶことができます。まず、大きなメリットの一つとして、子どもが自分の行動に対して責任感を持つことができるようになるということです。

例えば家庭内で、洗濯物を畳む、食卓テーブルを拭くといったお手伝いを子どもの担当にしてみましょう。子どもは毎回責任を持って自分の役割りを果たすようになります。

もし子どもがするのを忘れていたら、「テーブルを拭くの、お願いね」と優しく伝えるようにしましょう。子どもにお願いすると手間取ることが多いので、つい「ママがやるからもういいよ」と言いたくなるかもしれません。しかし子どもにお願いした以上、できるだけ子どもが最後まで果たせるようにしたいですね。

自立できるようになる

子どもはいずれ成長して、ママやパパの元を離れていきます。将来自立したときのことを考えると、小さいうちからお手伝いをすることにより家事を学ぶことができますよ。

家事がひととおりできるようになると、将来自立したときにもスムーズに生活を始めることができます。掃除や料理といったことを覚えないまま自立すると、一人暮らしを始めてから色々と学ぶ必要があるので、落ち着いた生活を送るまでに時間がかかってしまいます。

小さいうちは、子どもに家事をさせたくないという考えもあるかもしれませんが、大きくなったときにきっと子どもに感謝してもらえることでしょう。まずは簡単な家事から教えて、少しずつ身につけてもらえるように心がけたいですね。

お仕置きや罰として押しつけないことが大切

子どもにお手伝いをお願いするときは、お仕置きや罰の一環として押しつけないことが大切です。

例えば、子どもがいたずらをしたときに「罰としてお手伝いしなさい」というようにすると、子どもはお手伝いは嫌なものだと感じ、積極的にお手伝いをしなくなる可能性があります。いやいやながらにすると、無駄に時間をかけてきちんとしてくれないということもあります。

また、お手伝いをしたことにより家族の役に立ったという、自分自身の存在価値を感じることが難しくなります。

「ママが大変そうだから、お手伝いするよ」と子どもが思ってくれるような状況が理想的です。お手伝いの後は、「◯◯くんがお手伝いしてくれたから助かった、ありがとう」という一言を忘れないようにしましょう。

5歳の子どもができるお手伝いの例

取り込んだ洗濯物を畳んでもらう

5歳の子どもにお手伝いをお願いするとき、どのようなことをお願いしたらよいのか、どこまでできるのか気になるママもいることでしょう。5歳なら、ママが取り込んだ洗濯物を畳んでもらうことをお願いするのもおすすめです。

畳み方を教えてあげれば、ひとりできちんと畳むことができますよ。子どもにとっては大きな折り紙をしているような感覚になり、楽しんでお手伝いする子どももいるようです。

畳むついでに「パパの服はこっち、◯◯ちゃんの服はここ、ママの服はここに置いてね」と家族ごとに分類してもらうと助かりますね。ママがしている姿を見せながら子どもと一緒にたたむと、子どもも衣類ごとにどんな畳み方をすればよいのか覚えることができ、分かりやすいことでしょう。

幼稚園などで履いている上履きを洗う

幼稚園や保育園に通っていると、上履きがありますよね。しかし上履きはすぐに汚れることが多く「毎回洗うの面倒だな」と感じているママもいるのではないでしょうか。

せっかくなら、自分のことは自分でするということを教えるためにも、上履きが汚れたら自分で洗う習慣を身につけてもらうのも一案です。お風呂場や庭などでバケツに水を溜め、その中で洗剤をつけたブラシでゴシゴシと洗うことを教えてみましょう。

子どもは水遊びが大好きなので、遊び感覚で上履きを洗うこともあるようですよ。自分で洗った上履きがきれいになると、きっと子どもも誇らしく思うことでしょう。

汚したら自分自身で洗わなければならないと分かれば、なるべく汚さないように気をつけるようにもなりますよ。

食事どきの食器の配膳や片づけ

食事の時間になると各料理をお皿によそったり、テーブルに箸置きやお箸を並べたりなど、ちょっとした作業を慌ただしく感じることも多いですよね。こんなとき、子どもにお手伝いをお願いしてみましょう。

落としたら危ないものや熱い食器などはお願いしないようにし、ランチョンマットを家族分並べ、お箸を置くぐらいなら5歳の子どもでも十分にすることができます。食事の後は、重たくないものを片づけるのをお願いするのもよいですね。

また、食後のテーブル拭きをお願いするのもおすすめです。食事の前後のお手伝いをできるようにしておけば、そのうちお料理を手伝ってくれるようになるかもしれません。女の子だけでなく男の子でもその辺りの家事能力が高いと、将来きっと役に立ちますよ。

お手伝いを楽しく続けられるアイディア

ママと競争しようと誘ってみる

子どもにお手伝いを楽しんでもらうためには、先ほどご紹介したような5歳の子どもでも簡単にできる家事から始めるのがおすすめです。

まずは「ママと一緒にやってどっちが早くできるか競争しよう!」「早くできたほうが勝ちだよ!」と子どもを誘ってみるのはいかがでしょうか。競争だと思うと「負けたくない」という気持ちが芽生えてやる気を出してくれるでしょう。

急ぐことで作業が雑になるかもしれませんが、まずはお手伝いを面倒だと思わず楽しくしてもらうことが大切です。慣れてくるとだんだん上手にできるようになるので、子どもも自信を持ってママのお手伝いができるようになります。

家事もはかどり、ママにとっても嬉しいことですね。

お手伝いするたびにシールを貼る表を作る

お手伝いは「ママのために何かお手伝いしたい」「自分がお手伝いすれば、部屋が片づくだろうな」というような気持ちで取り組んでもらいたいものですよね。ただ、目に見える達成感や目標があったほうがやる気アップにつながります。

そのためにも、お手伝いをしてくれたらシールを貼るという表を作るのはいかがでしょうか。お手伝い1回するたびにシール1枚を貼っていくというシステムです。お手伝いの内容によってシールの種類を変えるのもおもしろいでしょう。

シールが増えていく表を見るだけでも楽しめますし、表がシールでいっぱいになったら「好きなおやつを買う」「好きな映画を見に行く」などのご褒美を決めておくと、よりやる気がアップするかもしれませんね。

やる気の出る声かけが大切

子どものやる気を引き出すにはママの声かけも大切です。ただ「手伝って」「これ片づけて」というだけでは、5歳児ともなると「面倒くさい」「ママがやってよ」といったやる気のない返事が返ってくることが多いでしょう。

しかし、言い方を変えるだけで「やってもよいかも」「お手伝いしたい!」と思ってくれるかもしれません。例えば「この洗濯物、引き出しに入れてくれたらママ嬉しいな」「◯◯ちゃんがやってくれたら、すごくきれいになるから助かるよー」という言い方に変えてみましょう。

「ママが喜んでくれるからやってみようかな」と進んでお手伝いしてくれるようになりますよ。笑顔と明るいトーンで声かけをするのもポイントです。それだけでもなんだか楽しい雰囲気に感じますよね。
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