上の子が言うことを聞かない!下の子誕生で起こる親子の変化と対処法
下の子が生まれてから、上の子が言うことを聞かなくなったと悩むママは多いのではないでしょうか。それは、赤ちゃん返りの一つでもあり、多くのママが経験して悩んでいる問題でもあります。ここでは、下の子が生まれたことによる上の子の変化と、その対処法についてご紹介します。
先輩ママも経験。下の子誕生後の親子の変化
下の子もいる育児って本当に大変
子どもが1人のときは、その子のペースを尊重して生活することができましたよね。しかし、2人育児となるとそうもいきません。上の子の保育園や幼稚園への送迎、園の行事、お外遊びなど下の子は小さいうちからどうしても上の子の生活にあわせて過ごすことになります。
上の子の予定と下の子の生活リズムが合わない、下の子の授乳で手が離せないときに限って上の子がトイレに行きたがるなど、ママがひとりではうまく対応できずに大変だと感じることがあります。
家ではわがままし放題でお手上げ状態
わがままを言って怒られるのは、ママが自分のことを見てくれることの裏返しでもあります。ママに自分のことを見て欲しいという一心でわがままを言って、ママを困らせてしまうのですね。
外では今までどおりなのに、家でのみわがままになる子も多いです。ルールを守って過ごさなくてはいけないことを頭ではわかっているからこそ、外では気を張って頑張っています。その反動が家でわがままな言動となり現れることがあります。
ママにとっては大変かもしれませんが、子どもにとって安心できる場所だということでもありますよ。
自己主張が出てくるイヤイヤ期のせいかも
イヤイヤ期は子どもに自我が芽生えることで始まります。自分の希望が明確なのにママやパパがそれに応えてくれない、自分の気持ちをうまく伝えられない、そんなモヤモヤが言動となって現れ、ママを困らせます。
また、この時期はなんでも自分でやりたがる時期でもあります。下の子の育児で大変な中、泣きわめいたり自分でやろうとして、失敗したりするとママにとっては大変ですよね。しかし、イヤイヤ期は精神的な成長の証でもあるので、可能な限り付き合うようにできるとよいですね。
言うことを聞かない上の子の心理とは?
上手に気持ちを伝えられないもどかしさ
その中の一つに、上手に気持ちを伝えられないもどかしさがあります。特に、下の子との年齢差が小さい場合には、上の子もまだ十分に言葉でのコミュニケーションができないもどかしさで赤ちゃん返りすることが多いようです。
下の子ばかりを見るのではなくこっちにも目を向けて欲しい、自分のことも抱っこして欲しい、ママを独り占めして甘えたい。そんなときにわざとママを困らせることでママの意識を少しでも引き付けようとします。
言動に現れなくとも寂しさの表現と一つとして、おねしょや夜泣きが増えることもありますよ。
もっとママに相手をしてもらいたい
下の子が生まれたあとの上の子の赤ちゃん返り対策として、よく「上の子のケアを大切に、上の子優先で」と言われますよね。そのことを意識して、なるべく実践しようとしているママも多いと思います。
しかし、授乳や頻繁なオムツ替え、抱っこなどでどうしても下の子とのスキンシップの時間が増えますよね。上の子のフォローをしているつもりなのに、赤ちゃん返りが激しくなかなか言うことを聞いてもらえないと思ったら、下の子をパパなどに預けて上の子と2人きりの時間を作ってみてください。
下の子の相手をしながらではなく、上の子だけを見て相手をする時間を作ると上の子も喜びますよ。
望んで兄や姉になった訳でないという反抗心
子どもから兄、姉になることへの抵抗を感じられた場合、まずは兄、姉へのネガティブなイメージを払拭するように心がけましょう。そして下の子が生まれたからといって、すぐに兄、姉としての自覚を持たなくてはいけないのではなく、まだまだ子どもだから甘えてもよいということや少しずつお兄ちゃん、お姉ちゃんになってくれたら嬉しいことを伝えるとよいですよ。
下の子のお世話を一緒にするなどしながら、少しずつ兄、姉としての自覚を促しましょう。
ママがきょうだい育児で心がけたいこと
パパと一緒に心に届く声がけをしてみよう
下の子が生まれてからのわがままは、「自分に注目して欲しい」という子どもの訴えでもあります。ただ厳しく叱ってしまうと、「やっぱりママは自分のことが嫌いなんだ」と思ってしまう可能性があります。
叱るときは子どもの目をしっかりと見て、子どもの言い分も聞いた上でどうしていけないのかを伝えるようにしましょう。そして、叱ったあとは大好きだからこそ叱るのだということも伝えられるとよいですね。