母乳パッドはママの強い味方!授乳期の不安をなくして快適に過ごそう
母乳が漏れて服が汚れるのを防いだり、ママのおっぱいを優しく守ったりしてくれるのが「母乳パッド」です。この記事では、母乳パッドを使うメリットや準備する時期、種類、選び方などについてまとめています。出産前の準備として、母乳パッド選びに迷っているママは参考にしてくださいね。
母乳パッドに抱く疑問をすっきり解決!
母乳が作られるまでのしくみを知りたい
そして、出産の際に赤ちゃんと一緒に胎盤が排出されると、妊娠を維持するために欠かせないホルモンの分泌環境が大きく変化します。このとき、母乳を作り出すプロラクチンというホルモンの濃度が高まるのです。
ママの胎内のプロラクチンの濃度は、産後2時間くらいがピークで徐々に減少しますが、授乳時に赤ちゃんがママの乳頭を刺激するほどに、プロラクチンの分泌量が増え母乳の生産量も増えます。ただしホルモンバランスには個人差があるため、産後すぐに母乳が「出る」「出ない」などと、心配する必要はありませんよ。
母乳パッドの準備はいつから始める?
母乳育児関連アイテムには、母乳パッド以外にも、哺乳瓶やさく乳器などがありますが、あるアンケートでは7割近いママが出産前には用意していたと回答しています。たしかに、赤ちゃんが生まれると思うように外出できないことが増えるため、出産前に用意しておくとよいでしょう。
また、初めは必要ないと思っていても、おっぱいの分泌量が急に増え、母乳パッドが必要になる場合もあります。手元に使い捨てタイプを1パック準備しておくと安心ですよ。
母乳パッドの使い心地や肌トラブルが心配
一方で、母乳パッドは直接肌に触れるものなので、使い心地が気になるというママは多いようです。特に、母乳パッドと密着する乳房周辺が痒くなったり、蒸れて肌が荒れたりするなど、肌トラブルが起きる事態は避けたいですよね。
母乳パッドを使う際に、吸水性の高さはしっかりチェックしたいですが、それと同じくらい使い心地についてもチェックすることが大切でしょう。
母乳パッドが活躍する時期と役割について
母乳が出始めたころから使い始めてみる
ですが、基本的には、急に母乳が溢れても対応できるように、母乳が出始めたころから母乳パッドを使い始めるのがおすすめです。また、産後にある程度の期間が経過すると、母乳の分泌量が安定してきます。
そうなると、母乳が漏れてしまうということもなくなってくるため、母乳パッドが不要になるでしょう。ちなみに、母乳パッドをいつまで使うのかについても個人差はありますが、出産後半年から1年以内までが平均とされています。
溢れる母乳をキャッチして衣服の汚れを防ぐ
母乳を作り出す量が安定しないうちは、赤ちゃんが吸っていないときにも母乳が作られ続けて、自然と溢れ出てくることがあるのです。そんなとき、母乳パッドを取りつけておけば、ママも慌てることがありませんね。
もちろん、母乳の出方は人によって違いがありますが、衣服の汚れを防ぐために母乳パッドは欠かせないアイテムといえます。
母乳パッドはおっぱいを優しく守ってくれる
赤ちゃんのおっぱいを吸う力は、シェイクをストローで吸い上げるときの力に匹敵するともいわれています。それほどの強い力で、一日に何度も赤ちゃんに吸われるため、ママの乳首は敏感な状態になりやすいのです。
また、授乳時に赤ちゃんに乳首を噛まれ、傷がつく場合もあります。このようにダメージを受けている乳首は、下着で擦れると摩擦で余計に痛みます。
乳首に強い痛みがある状態では、満足に授乳ができません。赤ちゃんにしっかりと母乳を飲んでもらうためにも、母乳パッドを使って乳首を余計なダメージから守りましょう。
母乳パッドはママが納得したものを使おう
ママの肌に合うパッド選びが大切
合わないものを無理に使い続けることは、そのこと自体がストレスとなりますし、肌荒れを引き起こす可能性もあります。母乳パッドは肌に直に触れるため、できるだけ肌に負担となりにくいものを選びましょう。
例えば、使い捨てタイプならできるだけ柔らかい不織布を使用しているもの、布タイプならオーガニックコットンを使用しているものなどがよいですね。また、痒み、かぶれなどの肌トラブルを防ぐため、通気性のよい素材であるかどうかもチェックしましょう。