赤ちゃんの後追いで家事ができない!原因を知ってうまく乗り切ろう
後追いをイライラしないで乗り切る方法
いつもママの存在を感じられる環境に置く
家の間取りなどにもよりますが、ママが赤ちゃんのそばを離れるときは危険対策をしたうえで、できるだけドアを全開にしてママが赤ちゃんの視界に入るようにしてみましょう。トイレのドアを開けるのは少し抵抗がありますが、トイレの間ずっと大泣きされてドアを叩かれるよりは、ストレスが少ないかもしれませんね。
抱っこ紐やおんぶ紐で赤ちゃんと密着しながら家事をしたママもいますよ。赤ちゃんが大丈夫であれば前に赤ちゃんがいないおんぶだと、より家事がしやすい場合が多いですよ。
家事は最低限で赤ちゃんとの時間を優先する
けれども一日中おんぶというわけにもいかず、赤ちゃんをあやしながらこま切れに家事をやるのは大変です。また、ママが家事をしようと見計らっている様子が伝わると、ますますくっついてくる赤ちゃんもいますよね。
この時期は、赤ちゃんとべったりとくっついて過ごした方が、早く後追いがおさまるケースもありますよ。パパが赤ちゃんと遊んでいる間に作り置きおかずを作ったり、ときには出前を取ったりするなどして家事は最低限にして、なるべく赤ちゃんとの時間を優先できるとよいですね。
「いないいないばあ」で対象恒常性の獲得を
「いないいないばあ」では、ママが両手で顔を隠して赤ちゃんの視界から消えます。それから両手を外しママの顔を赤ちゃんに見せますよね。
この遊びは「対象恒常性の獲得」を促すのに適していますよ。赤ちゃんは消えたママが現れる遊びをしながら、ママが戻ることが分かるようになるのです。
赤ちゃんが遊びに慣れたら、ママがドアの後ろに隠れた後に「ばあ!」と顔を出して遊ぶと、楽しみながら「ママが部屋を出ても戻る」ことを学べるかもしれませんね。
後追いをしないのは発達に問題がある?
後追いをしない赤ちゃんは一定数いる
まず、発達の遅れと後追いをしないことは関係ありませんので、安心してくださいね。実際に、あるアンケートでは後追いをしない赤ちゃんが1割程度いることがわかりました。少数派ではありますが、後追いをしない赤ちゃんは一定数いるようですよ。
同じ兄弟でも後追いをする子としない子がいるようです。また、祖父母と同居していたり、人見知りをしなかったりする赤ちゃんは後追いをあまりしない傾向にあるようです。
ただ、すべての赤ちゃんに該当するわけではないので、参考までに捉えてくださいね。
後追いとわかりにくいだけなことも
たとえば、ママの動きに合わせて視線を向けたり、手を伸ばしたりするのも後追いです。腰を動かして、ママを求めるような動きも後追いでしょう。ハイハイをして後を追ってくることが少ない赤ちゃんでも、このような動きをしていれば、しっかりとママの後を追っていますよ。
後追いはママとの情緒的なつながりだけでなく、身体的な発達も必要になります。身体的な発達が緩やかな赤ちゃんの場合は、ママも後追いを感じにくいかもしれません。ですが、発達には個人差があり、生まれ持った性質も関係しているので、心配しすぎないでくださいね。
親子関係が築けていれば大丈夫
また、後追いをしない理由を調べると、自閉症と出てくることもあります。もし、後追いをしない以外にも、視線が合わない、抱っこをあまり要求しないなど気になることがあれば、かかりつけ医に相談してみましょう。
後追いをしなくても、たくさん笑ったり、食事のときにママを求めたりしていれば、特に問題はないでしょう。たくましい子だと思い、我が子の成長を見守ってくださいね。
まとめ
この行動を減らすために、ドアを全開にして極力ママが赤ちゃんの視界に入るようにしたり、おんぶなどで赤ちゃんと密着しながら家事をしたりしてみましょう。赤ちゃんが安心することがポイントですよ。
1歳半ころにはおさまるのが一般的ですが、分離不安が強い場合はもう少し続くかもしれませんね。長い短いはありますが、後追いの時期はなるべく赤ちゃんと触れ合って過ごせるとよいですね。