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2歳児の保育園での生活の流れは?流れを知って生活リズムを整えよう

2歳児の保育園での生活の流れは?流れを知って生活リズムを整えよう

体力がついて自己主張が激しくなる2歳児は、1歳児などに比べると生活リズムが乱れやすいといわれています。保育園入園前に生活リズムを整えたいけれど、どう対処すればよいかわからないというママも多いのではないでしょうか。今回は2歳児の保育園での生活の流れや、生活リズムの整え方を紹介します。

2歳児の発達の特徴と保育園での生活の流れ

2歳児の心と体の成長と発達について

多くの場合、子どもは1歳頃から言葉を話したり、ひとり歩きができるようになったりします。最初はたどたどしかった言葉や歩き方も、2歳になると安定感が出てくるのではないでしょうか。

体が成長して「できること」が増えると、「こんなことができるんだ」という自信がついてきます。好奇心が旺盛で、「知りたい」「試したい」という気持ちも強くなりますよ。

また、知っている単語が増え、言葉の発音がはっきりすることで、自分の意思や意見を伝える力が身につきます。

とはいえ、言葉や体はまだまだ未熟で、「やりたいけれどできないこと」も多い時期です。イライラを感じたり、気持ちが不安定になったりしやすく、「子育てが難しい」と感じるママが多いようです。

「イヤイヤ期」への関わり方は

なんでも「イヤ」という「イヤイヤ期」に、どう関わればよいか悩んでいるママは多いですよね。

実は、イヤイヤ状態になっている子どもは、自分でも「どうしたらよいか」「どうしたいか」がわからなくなっています。頭ごなしに叱るとパニックになり、イヤイヤが悪化するかもしれません。

まずは少し離れた場所から見守り、子どもの気持ちが落ち着くまで待ちましょう。気持ちが落ちついたら優しく声をかけ、子どもに「どうしたいか」を聞いてみてください。

ただし、言葉が未熟な2歳児は、「どうしたいの?」「なぜ?」といった質問に答えるのは苦手です。「YES・NO」で答えられる形式で質問したり、選択肢を出したりして子どもに選んでもらうとよいですね。

保育園での生活の流れを知ろう

保育園の2歳児クラスは、園によって多少の違いはありますが、おおむね以下のような流れになります。

7:30~9:30 登園
9:30~9:45 朝のしたく
9:45~10:00 おやつ
10:00~11:00 遊び
11:00~11:15 食事のしたく
11:15~12:00 食事
12:00~12:30 食事の片付け・お昼寝の準備
12:30~14:30 お昼寝
14:30~15:00 起床・おやつ準備
15:00~15:30 おやつ
15:30~16:00 帰宅準備
16:00~ 順次帰宅

2歳になると、朝のしたくや帰宅準備を自分でする練習を始めます。簡単な集団遊びや、集団生活の基礎作りも取り入れられますよ。

2歳の生活リズムはまず睡眠から

2歳の理想的な睡眠時間とは

質のよい「食事」と「睡眠」は、健康な体を維持するために必要不可欠な要素です。

心と体の健康と睡眠の関係はさまざまな機関で研究されており、健やかな体を保つために必要な睡眠時間も、研究によって見解はさまざまです。

しかし、脳や体を発達・成長させている過程にある子どもは、大人よりも多くの睡眠が必要というのは、どの機関でも共通する見解のようです。例えば、米国の国立睡眠財団は「1~2歳の子どもは11~14時間の睡眠が必要」という見解を出しています。

朝7時に起きる子どもの睡眠時間を11時間以上にするためには、夜8時には眠らなくてはなりません。食事や入浴が少し大変ですが、なるべく早く寝かせてあげたいですね。

子どもの睡眠の役割を知ってよい眠りを

「睡眠の役割」というと、まず思いつくのが「疲労回復」ですが、睡眠は体を休めるだけではなく、さまざまな「ホルモン」を分泌するという役割もあります。

子どもの成長に欠かすことができない「成長ホルモン」も、睡眠中にも分泌されるホルモンの一つです。

成長ホルモンは、21~24時頃にかけて分泌量が多くなるという性質を持っていますが、眠ってすぐに分泌されるわけではありません。眠ってから1時間程度経ち、眠りが深くなってから分泌が始まりますよ。

成長ホルモンは、骨や筋肉の成長をうながすだけではなく、精神安定や記憶力向上効果もあるといわれています。ホルモンの分泌量が多くなる時間帯と眠りが深くなるタイミングを合わせて、ホルモンの恩恵をたっぷり受けてくださいね。

睡眠不足が子どもに与える影響

「睡眠不足は体によくない」ということは多くの人が知っていますが、睡眠不足は子どもにもさまざまな影響を与えます。

一つは、成長ホルモンの分泌不足が招く成長の遅れです。筋肉や骨の形成に役立つ成長ホルモンが少ないと、低身長や筋力不足の原因になることがあります。

さらに、眠気やだるさといった体の症状、集中力や記憶力の低下の原因にもなります。体を動かさなくなると、夜眠れなくなるほか、肥満や生活習慣病のリスクが高くなるともいわれています。

精神や情緒にも悪影響があり、イライラして攻撃的になる、落ち着きがなく衝動的になることもあります。体が成長し、心に葛藤を抱えやすい2歳児は、しっかり睡眠を取ることがより重要といえるでしょう。

乱れた生活リズムを立て直すときのポイント

起きる時間と寝る時間を決めてみよう

2歳の子どもは1日の半分程度の睡眠時間が必要だといわれています。1日のなかでウェイトが大きい睡眠の時間を決めると、乱れた生活リズムを立て直しやすくなりますよ。

まず、起きる時間と寝る時間を決めましょう。朝食の時間や保育園の準備などの時間によって前後しますが、朝7時頃に起きる習慣をつけておけば、就学してからもスムーズに起きられるのではないでしょうか。

寝る時間は起きる時間から逆算して決めます。朝7時起床で、お昼寝を2時間取るのであれば、夜9時に寝るようにすると、睡眠を12時間取ることができますね。

夕食や入浴の時間は就寝時間に合わせましょう。食後すぐに寝ると内臓に負担がかかるため、夕食は就寝の2時間前までに済ませておくとよいですね。
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