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刺繍初心者ママでもできる縫い方は?基本のクロスステッチやキット

刺繍初心者ママでもできる縫い方は?基本のクロスステッチやキット

子どもの持ち物や無地のハンカチなどに、刺繍でワンポイントや名前などを入れられたら可愛いなと思ったことはありませんか?刺繍ははるか昔から世界の人々に楽しまれていた技術です。初心者でも簡単にはじめられる刺繍の基本を学んで、思い思いの作品を作ってみましょう。

刺繍初心者必見!刺繍の基本の「き」

刺繍の種類を知っておこう

世界には色々な種類の刺繍がありますが、そのはじまりは中国だといわれています。およそ3000年前にはすでに刺繍の技術が存在し、そこからシルクロードを渡って世界中に広まりました。

中国のチャイナドレスに施されている中国刺繍を起源に、日本刺繍、スイス刺繍、ハンガリー刺繍など国ごとに異なる風合いの刺繍が作られました。そんな数ある刺繍のなかでも、多くの人が最初に思い浮かべるのが「フランス刺繍」と呼ばれるものです。

フランス刺繍にも、花や動物などあらゆるものを異なるステッチで表現でき、とても繊細で華やかな作品が多い「フリーステッチ」と、ステッチの一つであるクロスステッチだけを使用して模様を仕上げる「クロスステッチ」の2種類があります。

基本の道具をそろえよう

刺繍をはじめるにあたって、欠かせないのが針と糸、そして刺繍を作る布とはさみ、刺繍の図案を布に写すためのトレーシングペーパー、チャコペーパーが基本の道具になります。図案が直接描けて水で落とせるチャコペンも便利です。

さまざまな色がそろった刺繍糸にはたくさんの種類があり、番号によって太さが変わります。一番よく使われるのが25番刺繍糸で、6本の細い糸が束になっていて必要な本数を抜き取ってから使います。

刺繍用の針は普通の針よりも針穴が大きく、先がとがっているフランス刺繍針と先の丸くなったクロスステッチ針があります。針には号数があり、それによって長さが変わってくるので、使う糸の本数や太さによって使いやすいものを選びましょう。

あると便利なアイテム

刺繍といってイメージされる道具に刺繍枠があります。布をピンと張って維持することができるので、針が刺しやすく刺繍が綺麗に仕上がります。木製、プラスチック製のものがあり、大きさもバリエーションがあるので、刺したい図案より大きいものを選びましょう。

接着芯は、布の裏に貼って刺繍がゆがんだりつっぱったりするのを防ぎます。薄手の布に刺繍したいときなどに使ってみると補強にもなりますね。

針が通るものならどんな布にも刺繍ができますが、クロスステッチをしたい場合は目を数えながら刺繍をすることが必要になるので、刺繍用の布などを用意してもよいでしょう。また、クロスステッチの縫い目が数えにくい布に使うための「抜きキャンバス」も便利です。

基本の刺繍、クロスステッチのやり方

クロスステッチについて学ぼう

フランス刺繍のなかの「クロスステッチ」だけを使っていることから、ステッチの名前がそのままついた「クロスステッチ」。その発祥は4世紀ごろのトルコだそうです。

そこからイタリア、そしてヨーロッパ全土に広がり、今や世界各国で親しまれています。クロスステッチは簡単な刺し方を繰り返すだけで多彩な表現ができ、初心者でも楽しく刺繍ができるのが特徴です。

図案を布に写す必要はありませんが、目を数えながら刺していくのでフリーステッチとはまた違った緻密な作業も大事になってきます。まずはイニシャルなどワンポイントになる小さな作品から仕上げてみましょう。

上級者になれば、風景画のような大作にも挑戦できるようになりますよ。

クロスステッチの基本の刺し方

クロスステッチは刺繍で「×」模様をくり返しながら文字や模様を表現していきます。横に並べる、縦に並べる、往復させるなどいくつか刺し方がありますが、どの順番で刺してもいつも同じ方の糸が交差するときに上に渡るように揃えます。

また、渡す糸がきつすぎたり緩すぎたりすると美しく仕上がりませんので、いつも同じ強さで糸を引っぱるのがポイントです。図案をみながら刺していくクロスステッチは、同じ大きさの「×」が並び、縦、横のラインを揃えることも大事になります。

そのため、目が数えやすいように縦糸と横糸が等間隔で織られたクロスステッチ専用の布を使うことが多くなり、一定の布の範囲に何目刺すかの目安となる打込目数、カウント目によって仕上がりが異なります。

入園準備もクロスステッチで可愛くできる

簡単な刺し方を繰り返すだけで、素朴な風合いの可愛らしい刺繍ができる「クロスステッチ」で、入園準備アイテムを作ってみましょう。壮大な作品は根気が必要ですが、名前やワンポイントならあっという間に仕上がります。

通園バッグやタオルなどにも刺繍を入れられますが、目が数えにくいときはクロスステッチ用の布に名前を刺繍してからワッペンのように縫いつけてもよいですね。ひと昔前のコンピューターゲームやレゴブロックのようなノスタルジックな仕上がりは子どもの持ち物にぴったりです。

幼稚園ではすべての持ち物に名前をつけるようにいわれます。布製品ならどんなものにでも刺繍ができますので、靴下やシャツなどにサっと名前を刺せばママの株も上がりますね。
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