結婚10年で倦怠期になってしまう?幸せな夫婦でいるための工夫とは
結婚生活が長くなるとお互いの存在が特別なものではなくなってきてしまいます。それだけでなく、なんとなく疎ましく感じたら「倦怠期」の訪れなのかもしれません。結婚10年で倦怠期になりそうなママ必見の、末永く仲良し夫婦でいるためのコツをご紹介します。
結婚から10年前後は夫婦ともに忙しい時期
結婚10周年は錫婚式(すずこんしき)
また、結婚10周年はスイートテンと称され、10粒のダイヤモンドを配した指輪やネックレス、1.0カラットのダイヤモンドをプレゼントするという宝石会社のプロモーションが1990年代に行われていました。10年の節目を大切に祝いたい夫婦の需要にフィットして、今でもスイートテンを意識する夫婦が多いようです。
ダイヤモンドをパパから贈られたら、それは嬉しいことですが錫婚式のネーミングから錫のグラスやアルミニウム製のスーツケースなどを贈り合ってもよいですね。
離婚率は低いけれど意識している人は多い
人口動態に関する政府の統計によると、平成17年には23万組の離婚があったそうです。そのうち、同居が5年未満での離婚がもっとも多く、次に5年以上10年未満が続きます。結婚年数が浅いほど離婚率が高いといわれますが、その傾向は結婚10年まで続くようです。
10年目以降は倦怠期を乗り越え、穏やかな夫婦生活を送りたいですね。
違和感を残したままでは熟年離婚の可能性も
夫婦の関係がうまくいっていなくても「子どもが大きくなるまでは」と我慢して生活を続けてしまうことがあります。子どもが大学に入り社会人になるまでに、また夫婦の信頼関係や愛が取り戻せる場合もありますが、違和感を抱えたままだと離婚のタイミングを今か今かと待つ熟年離婚につながってしまいます。
熟年離婚は結婚25~35年が経ったころ、女性が切り出すケースが多くあります。ただ、離婚後の生活を夢見る10年、20年よりも、今夫婦の在り方を見直す方が幸せではないでしょうか。
倦怠期に注意したいのはこんな夫婦
会話や気遣いの言葉がない
長く一緒に生活していると、一番に忘れてしまうのが相手への気遣いです。「おはよう」の挨拶や「ありがとう」の感謝の言葉は社会生活ではなくてはならない常識ですが、夫婦間では忘れ去られてしまいがちです。
それどころか日々の会話さえも少なくなってしまうと、立派な倦怠期、離婚予備軍です。「言わなくても分かる」は夫婦の認識であるのかもしれませんが、現代ではちょっと古い考えです。きちんと言葉に出すことが、一番効率よく自分の気持ちを伝える方法です。
会話がない、気遣いが感じられないというママは、まず自分から率先してみましょう。
パートナーとしての意識が薄れている
誰でも、恋愛中週に一度しか会えない相手とデートするとき、おしゃれをして自分をよく見せようと気を遣います。そこに非日常を感じ、ドキドキやワクワクを感じるのです。
もちろん、毎日気を遣って過ごしていたのでは疲れてしまいますが、たまには意識的に非日常を演出する努力が必要かもしれません。パパとママでありながらも男と女のパートナーである時間を大切にして、お互いを大切に思えると倦怠期も怖くありませんね。
時間的にも心にもすれ違いが多い
とくに共働き夫婦は、すれ違いが多いだけでなくママも経済的に自立しているのでパパの存在に一度疑問を持ってしまうと離婚の危機、そうでなくても無関心になってしまうことがあります。ただ、時間的なすれ違いで心が離れてしまう夫婦がいる一方で、少し距離を置いた生活をしていてもラブラブな気持ちを持ち続けている夫婦もいます。
夫婦は近すぎても遠すぎてもうまくいきません。お互いにとってよい距離感を知り、思いやりを持って過ごしたいですね。
倦怠期を克服するために意識したいこと
結婚10周年の節目を大切にしよう
スイートテンと呼ばれる結婚10年目にはジュエリーを贈るパパが多いようですが、結婚記念日はお互いにとって大切な日なので、パパにも記憶に残るプレゼントをしたいものですね。ペアウォッチや思い出の新婚旅行の地への旅などロマンティックです。
記念写真を撮る、ドレスアップをしてディナーを楽しむなど、ここでも非日常を演出して新婚のころの気持ちを思い出してみましょう。