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  幼児期に親子でぬりえ遊びを!ぬりえの効果やオススメを紹介

幼児期に親子でぬりえ遊びを!ぬりえの効果やオススメを紹介

子どものころ、誰もが一度はやったことがある遊び「ぬりえ」。男の子、女の子を問わずに夢中になれる遊びではないでしょうか。リラックス効果や癒し効果もあるといわれている「大人のぬりえ」も大人気の今、脳に効く?!ぬりえの魅力についてまとめてみました。

幼児期のぬりえのメリットとデメリットは?

ぬりえ遊びは脳を活性化する

普段子どもたちがなにげなく遊んでいるぬりえが、脳を活性化するということで注目されていることをご存知でしょうか。手先を使うことが脳に刺激を与えることは有名な話ですが、それ以外にも複数の思考を行うことがさらなる効果を生みだします。

ぬりえは、色を塗るという作業を手先でしながら、線からはみ出さないようにすること、一定の濃さにすること、その場に適した色を選択することなど、いろいろな工程を同時に考えながら進行させています。

これが、脳を活性化するのにとても効果的なのです。さらには色彩感覚を育てたり、色を選択することで創造性や芸術性を育んだり、集中力を養うなど実にさまざまなメリットがあることが分かっています。

ぬりえ遊びの意外なデメリットは?

メリットばかりのぬりえに思えますが、専門家の中には意外なデメリットを指摘する声もあります。例えば、すでにある絵に色を塗るという行為が創造力を抑制してしまうのではないかという点です。

また、線をはみ出さずに塗ることができないと、自信を喪失することにつながり「自分は絵が下手」という間違った意識を植えつけてしまうきっかけにもなりかねないといわれています。さらには、「キレイに塗りなさい」という親のなにげない言葉も、ストレスに感じてしまうことがあるようです。

ですが、これらは親の促し方、適齢期にあたえるという心がけ次第で解決できる問題かもしれません。ぬりえのメリットと比較すると、その効果のほうが大きいように思われます。

子どもが本当に興味を持ったらやらせよう

幼い子どもの遊びと思われがちなぬりえですが、じつはさまざまな思考や技術を要する高度な遊びです。ペンを握って間もない幼児には、線をはみ出さずに塗ることはとても難しいことですし、その場所にあった色を選択するということも簡単ではありません。

2歳くらいの幼児にぬりえを与えてもなぐり書きをするだけで、親ががっかりしてしまうということも少なくないのです。ですが、5歳ごろになると、色彩感覚、創造性、こまかな作業をする指運びというものが育ってくるので、ぬりえの醍醐味が存分に味わえるようになります。

このころは文字を覚えたり書いたりという準備期間としても大事なときです。運筆や筆圧を養うためにも、ぬりえは効果的なウォームアップになります。

ぬりえを楽しむためのポイントを紹介

子どもに自由に塗らせよう

大人が色のない線だけのぬりえを見たときには、なんとなく正しい色や完成したイラストを想像することができます。ですが、子どもにとってこの枠線だけのぬりえは、自由に色を塗って自由な発想で仕上げることができる想像力をかき立てるキャンバスです。

それなのに、親が「これはこの色でしょ」とたしなめるようなことをいっては台無し。子どもにとって、太陽は必ずしも赤ではないし、葉っぱの色も緑ではないのです。

線からはみ出しても、ありえない色を塗り始めても、そこにないものを描き始めても、それはその子の自由な遊び方の一つととらえておおらかな目で見守ってあげることが大事です。個性を尊重することが、ぬりえの効果をあげるポイントにもなります。

大人にない発想や頑張ったところを褒めよう

子どもそれぞれが、同じぬりえを塗ったとしても決して同じ作品には仕上がりません。むしろ、同じ作品に仕上がったとしたら、それは不自然な現象であるといえます。

子どもたちが自由な発想で仕上げたぬりえを、大人がほめてあげることで自信を与えることができます。たとえ、大人の目線から見て上手に仕上がっていなかったとしても、子どもなりに工夫をして今最大限できることをぬりえで表現しています。

太陽が緑でも、海がピンクでも、それはその子が今表現したかったことにほかなりません。それは「とてもステキ」な今だからこそできた作品の一つ。

当たり前の色を当たり前に塗ることが普通になる前の、ほんのひとときの創造力が作る傑作です!

親も一緒に楽しく参加しよう

どんな遊びでも、ひとりでやるより誰かと一緒にやった方が楽しめるものです。一緒に作品を仕上げるだけでなく、別々のぬりえを塗ったとしても、楽しさは誰かと一緒の方が倍増します。

家庭で過ごしている子どもにとって、一番身近な存在はやはりママです。ママと一緒にぬりえをするというのは子どもにとって嬉しい遊びになるはずです。

ママが真剣にぬりえに取り組むのを、子どもはかたわらでしっかりみています。色の塗り方、色の選択、塗る順番、子どもは意外にも細かく分析してどうしたら上手に塗れるか大人のやり方を真似しようと試みます。

実際に、家で親が子どもと一緒にぬりえをしたり、絵を描いたりしている家庭では子どもの絵もうまい傾向にあります。

親子で楽しめるおすすめのぬりえを紹介

子ども向けのおすすめぬりえ

子どもにぬりえを!と思ったら、その年齢に合わせた興味がわくような題材のものを選ぶことがポイントです。女の子ならばプリンセスやかわいいキャラクター、男の子なら乗り物や恐竜といった好きなものをチョイスすると興味を持って取り組んでくれます。

もちろん、好きなものは本人に選ばせるというのが大前提になりますが、低年齢である場合や、いつもと違った趣向を凝らしたぬりえが欲しいという場合は、立体になるぬりえや水ぬりえ、図鑑や絵本とコラボしたぬりえなどはいかがでしょうか。

知育にもなるぬりえは親が子どもに与える教材としても人気があるもののひとつです。遊びながら物の名前や数字、文字など学べることが高い評価につながっています。
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