子どもはいつから元気に走るの?走り始めの注意とポイントをご紹介
1人歩きも上手にできるようになり、元気よく走り回るようになる時期には個人差があります。お出かけしていても、急に走り始めておいつけなくなることもあり、成長が嬉しい反面、困ってしまいますよね。今回は、子どもが走り始める時期や急に走り回らないための約束、一緒にかけっこをするときのポイントをご紹介します。
1歳半を過ぎると走り出す子が増える
歩きをマスターしていたら走る準備は完了
歩きができるようになる時期はだいたい1歳前後といわれています。早い子どもでは、生後8カ月ごろ、遅い子どもでは生後1歳半ごろまで歩き始めないこともあります。体重や体格、成長の早さなどから個人差があるので、あくまで目安だと思ってくださいね。
歩きをマスターした子どもは次第に走り始めるようになります。子どもの多くは落ちてくる葉っぱや風船など、自分が興味を持ったものを追いかけて遊ぶようになりますよ。
最初はつま先でちょこちょこ走り
しかし、まだバランスをとることがうまくできないため、つまずきやすく、転倒には注意が必要です。初めのうちは、とがった石や段差の多いところは避け、広く平坦な場所で遊ぶ方がよいでしょう。何度か走っているうちに、自然と走り方が身につき、慣れてくると全身を使って走れるようになりますよ。
また、この時期にはジャンプをしたり、段差を越えられるようになったりと運動機能が発達していきます。2歳くらいで走れるようになるといわれていますが、これも個人差があるので子どものペースに合わせながら、成長を見守っていきましょうね。
2歳を過ぎるとしっかりとした走りに
この時期は歩くこと、走ることが楽しい時期です。道路ではママがいなくても先に走っていってしまい、危なっかしくて不安になるママもいますよね。道路や駐車場など、車の通るところではママの手を離さないように約束しておきましょう。
走るだけでなく、両足でジャンプしたり、階段を交互に登ったりもできるようになります。活動の幅が広がると子どもは楽しくて仕方ありませんが、安全には配慮しましょうね。
走り始めたらここに気をつけよう
靴のサイズは合っているか確認
この時期の子どもの足の成長は特に早く、よちよち歩きの頃は11cmでも3歳になる頃には14cmくらいになります。ぴったりのものを選んでもすぐに成長して合わなくなってしまいますね。しかし大きくなるからといって初めから大きめの靴を選ぶこともよくありません。
靴が大きいと歩きにくくなったり、転倒しやすくなったりと行動に制限をかけてしまいます。子どもにぴったりの靴を見つけたいときは、専門店でサイズを測ってから購入するとよいですね。
室内で走り回る行動には気を付けよう
下の階への音漏れはクッション性のある床材やラグを敷くことで軽減することができます。また、子どもが室内で走り回るのは運動不足の可能性もあります。日中は積極的に外出すると室内で走ることが少なくなるかもしれませんよ。
最近では公園で遊んでいる子どもの声ですら騒がしいと、騒音トラブルになることもあります。そのため、家庭では家具の配置を工夫しましょう。例えば、隣の家に隣接している壁にタンスや本棚などの大型の家具を置いたり、カーテンを長めのものにしたりするだけで音漏れを防ぐことができますよ。
急な走り出しは危険がいっぱい
ですが道路や駐車場など車が多いところでは危ないですよね。子どもと外を歩くときは当然ですが、ママが道路側を歩くようにしましょう。さらに外では必ずママと手をつなぐと繰り返し伝えていきましょう。
手をつなぐことを嫌がるようであれば、室内でも手をつなぐ練習をしましょう。そして、手をつないだときは、しっかり褒めてあげることで、子どもも嬉しくなり自然と自然と手をつないでくれるようになるかもしれませんよ。