3歳で人見知りをしても大丈夫!原因とママができるフォローとは
人見知りの我が子のために心掛けたいこと
ほかの子どもと比べないようにしよう
しかし、我が子とほかの子どもを比べてもママの不安な気持ちが増したり、心配ごとが増えたりするだけです。人見知りの我が子とほかの子どもを比べることを止めると、ママの気持ちも楽になりますよ。
たとえば、1年前の我が子のことを思い出してみましょう。人見知りはある子どもでも、たくさん成長した部分が見えてきますよ。ほかの子との比較をせず、我が子の長所を見つけるようにしましょう。
ママも一緒にその場を楽しもう
しかし、人見知りをしている子どもは、慣れない場所への不安な気持ちでいっぱいなので、ママに寄り添って欲しいのではないでしょうか。
ママは、子どもの背中を押すだけではなく、一緒にその場を楽しむことを心掛けましょう。公園で遊んでいるならば、ママが周りの子どもたちに積極的に話し掛けて、子ども同士が仲よくなるきっかけを作ってもよいでしょう。
ママが、色々な人と楽しんで会話をすることで、「コミュニケーションを取ることは楽しいこと」と、子どもが感じられるとよいですね。
あらかじめ予定を伝えておこう
ママはあらかじめ、その日の予定を伝えておくようにしましょう。少しでも予定を知っておくと心構えができるので、子どもの心の負担も軽減されますよ。
たとえば、児童館などの子どもがたくさん集まる場所へ行く場合、「お友だちがたくさんいるお部屋へ遊びに行くよ」「おもしろい絵本があると嬉しいね」「ママも一緒に遊ぶのが楽しみだな」というように、分かりやすく伝えてみましょう。
「ちゃんと遊ぼうね」というようなプレッシャーになる言葉は控えることが大切ですよ。
人見知りの我が子をそのままを受け入れよう
人見知りも立派な子どもの個性
女の子は、園に通い始めると毎日泣いて大変だったそうです。ある日、園に向かう途中で1人の男の子が突然「〇〇ちゃん行こう!」と、女の子の手を引っ張って行ったのです。
女の子は泣きながらも、足は園に向かっていました。男の子のお母さんに「ありがとうございます」というと「こちらこそありがとうございます。『〇〇ちゃんは、ぼくが助けなくちゃ』っていうんですよ」と。
世の中には、強い人、弱い人がいて、バランスを取って生活をしています。女の子はその後、「弱い子のことが分かる」といって、小さな子どもの面倒を見るようになったそうです。
人見知りもその子の個性として大切にしたいと思えるようになった、とママは話してくれました。
ママの悩みを共有できる場所を見つける
「小さなころから、公園では1人だけママから離れられなかった」「園に行くのを嫌がって毎日親子で辛い思いをした」という経験の後、年長くらいになると友だちと遊べるようになる子が多いそうです。
これくらいの年齢になると、ルールのある遊びができたり、自分で考えて行動できたりするようになります。年長くらいの年齢が、人見知りを克服しやすい時期といえますね。
自分の話を聞いてもらって悩みを共有できる場所を見つけると、心に余裕が生まれることでしょう。ママにとっても、人見知りを大きな問題として抱え込む必要がないことに気づけるのです。
我が子の成長を長い目で見守って
人見知りをしていても、ママは子どもを連れて外に出るようにしましょう。ママと一緒に、自然に人に慣れていくことで人見知りは軽くなっていきます。無理をしないで、少しずつ子どもが人見知りを克服できる環境作りをサポートしましょう。
ママ自身も人との触れ合いを楽しみましょう。子どもはママの様子を見ています。ママが楽しそうにしていれば、人との触れ合いは楽しいことだと分かります。ママも外出することで、気分転換にもなりますよ。
まとめ
人見知りをする子どもだからこそ持っている素敵な個性もあるのです。ですので、「人見知りはダメだ」とは、いい切れませんよね。
ママは心に余裕を持って、人見知りは今だけ、ママにべったりなのは今だけだと思いましょう。子どもの成長は早いです。今の子どもの心に寄り添って過ごせるとよいですね。