3歳で人見知りをしても大丈夫!原因とママができるフォローとは
人見知りは子どもの成長過程で表れます。しばらくすれば無くなる子どももいますが、3歳になっても人見知りをしていると、保育園や幼稚園での集団生活を心配するママもいるでしょう。ここでは、人知りする理由を知って、3歳の人見知りの我が子に対して、ママができるフォローなどを考えてみましょう。
子どもが人見知りする理由を知ろう
人見知りは成長過程の一つ
大人は、「ちょっと怖いな」と思っても、平気な表情を浮かべたり口では「大丈夫だ」と言ったりすることもできますよね。色々な経験をして、これくらいなら大丈夫という限度も知っています。しかし、子どもは怖ければ泣くし逃げようとするでしょう。まだ、それしか方法を知らないのです。
もっと成長して、怖いものが減ったり言葉で感情を伝えたりできるようになれば、泣く以外の方法も分かるようになってきますよ。
子どもの気質と環境による場合もある
生活環境も影響するといえるでしょう。親戚が多かったり友だちの家によく遊びにいったりする子どもは、ママ以外の人でも安全だと知る機会があるので、人見知りが軽いそうです。
3歳ころは、気質や生活環境の影響が強く表れますが、色々な経験をしながら成長します。恥ずかしがり屋の子どもでも友だちと一緒に遊べるようになり、心配性でもママから離れることができるようになっていくでしょう。
不安や緊張が原因になることも
たとえば、新しい家に引っ越して、知らない子どもたちの中に入るという状況になったとき、「仲よくなれるだろうか」と気になりますよね。そのときに不安になる子どもは、まだ外にも出ていないのに、頭の中が不安だらけになってしまい、怖くて外では下を向いてしまうそうです。
敏感な子どもほど、大きくなれば相手の気持ちを考えて、優しい子になるともいわれます。人見知りの時期は、ママも気になって心配するかと思いますが、個性を大切にして育って欲しいですね。
人見知りを克服するポイント三つ
無理強いをせず寄り添うこと
人見知りを気にして、公園で子どもの輪の中に入るように引っ張っていったり、ママの後ろに隠れているのを押し出したりすると、子どもの不安は大きくなってしまいます。さらに人見知りが強くなる可能性もありますし、大人になってもトラウマが残ったり、パニック障害になってしまったりする危険もあるそうです。
子どもが不安を感じないようにすることが、人見知りを克服するポイントです。ですから、ママがしっかり寄り添いながら、人に慣れていくということが大事なのです。
集団生活は園の先生と二人三脚で
子どもには、園は楽しいところだと伝えましょう。歌ったり踊ったり、おもちゃで遊んだり、子どもが好きそうなことを教えるとよいですよ。
そして、園で楽しく過ごせるように、「自分のことは自分でできる」ように練習してみましょう。自分のことが自分でできないと、周りと比べて劣等感を感じ、余計に人見知りが激しくなるそうです。
園の先生はプロなので、思い切って任せて何かあれば相談し合う関係を築きましょう!
家族以外の人と関わる機会を増やしてみよう
児童館や、地域の行事に参加するのもよいですね。ママが家族以外の人と話しているのを聞いたり、誰かが微笑んでくれたりすると徐々に人に慣れてくるでしょう。
子ども同士で遊ぶなら、同い年の子ども同士で遊ぶよりも、少し年上の年長くらいのお姉さん、お兄さんが遊び相手になってくれる方がよいでしょう。女の子は、年下の子の面倒を見るのが好きですし、まだ子どもらしい強引さもあって、人見知りの子どもを引っ張って行ってくれるでしょう。そうしているうちに、きっと遊ぶのが楽しくなってくるはずです。