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幼児期のスキンシップは子どもに効果的?親子の絆を深める方法

幼児期のスキンシップは子どもに効果的?親子の絆を深める方法

子どもとふれあうスキンシップは、親子の愛情を深めるために欠かせません。さらに、子どもの心を満たし、精神的な自立を促して成長の土台をつくる効果もあります。この記事ではスキンシップ不足が招いてしまう弊害とともに、上手なスキンシップのとり方を紹介していきます。

スキンシップが足りないとどうなるの?

子どもが愛情不足を感じてサインを出す

子どもが愛情不足から寂しさや不安を感じると、直接言葉でいうのではなく様々なサインに変えて訴えかけてきます。

・わがままを言ったり、イタズラをしたりする
・爪噛みや指しゃぶりをしたり、夜泣きやおねしょをしたりする

前者はわざとママを困らせることで気をひこうとしているがゆえの行動で、後者はストレスや不安から起こっているケースがあります。また、表情が乏しい、黒い絵を描くといった場合は深刻な愛情不足に陥っている恐れもあります。

愛情不足を感じている子どもは自尊心が乏しく、甘えること自体を苦手としているなどの特徴もあります。親以外の大人に甘えるというのも、親からの愛情不足を他人で補おうとしていることによる行動です。

思春期に非行に走るか不登校になりやすい

もともと思春期は誰でも不安定になりやすい時期で、好奇心から非行に走るケースもありますが、幼児期に愛情不足を感じたまま成長した子どもの方が非行に走るケースが多いとされています。

タバコや飲酒、万引きなどからはじまり、そのうち器物損壊や他人に怪我をさせる傷害などの犯罪を起こしてしまうこともあります。これは、十分に愛情を受けることができなかったストレスを発散させる手段であり、人に迷惑をかけることで自分に対する親の愛情を試しているのです。

また、愛情不足から不登校になるケースも目立ちます。遅刻や早退の回数が増え、やがて学校に行かずに引きこもるように。不登校になれば、親が自分を気にかけてくれるという考えから起こるといわれています。

大人になると病気や依存症になりやすい

親からの愛情不足を感じながら大人になると、境界性パーソナリティ障害になりやすいといわれます。この病気は「過度の気分屋」という表現が当てはまり、自分の感情をコントロールできずに人間関係でトラブルを起こしやすくなります。

また、アルコールやタバコ、薬物などに対する「物質依存」、ギャンブル、買物、盗癖、ネット、性などに対する「行為、プロセスの依存」、恋愛、DV、ストーカーなど特定の人との関係に対する「人、関係の依存」など様々な依存症になることもあります。

これらは、子どものころに満たされなかった愛情を、代わりのもので満たそうとすることが原因で発症します。幼少期の愛情不足は大人になっても引きずってしまうことがあるのです。

スキンシップが親子ともに大切なワケは?

スキンシップは幸せや愛情を感じる脳を作る

愛情あるスキンシップによって脳から「オキシトシン」というが分泌されます。これは愛情ホルモンとも呼ばれる脳内物質の一種です。人との関係を密接に深める、絆や愛情を強くする、安らぎや幸福感を高めるといった働きをしてくれます。

このオキシトシンは、抱きしめたり頭をなでたりといった愛情のこもったスキンシップを5~10分程度するだけで分泌されて、しかもその効果が1時間ほど続くとされます。さらに、オキシトシンを子どものころによく出しておけば成長してからもオキシトシンを出しやすい脳になります。

つまり、子どものころに十分なスキンシップをし、愛情をしっかり注がれた子どもの脳は、一生にわたり愛情や幸福感を感じやすくなるということです。

スキンシップが子どもにもたらす効果とは?

親が子どもに優しく触れることで、子どもは「人というのは温かくて安心できる心地よい存在である」ということを覚えます。こうして、人への信頼感を育てていくのですね。

さらに、「自分は生きている価値を持った存在である」といった自尊心を持てるようになります。スキンシップによって心が満足するので、自立心もアップ。そのため、安心して他者を信頼し良好な人間関係を築くことができるようになるのです。

また、スキンシップが多い子どもほど、「キレやすい」などの攻撃性や衝動性が低くなり、高い社会性のある子になることもわかっています。これらは、社会の中で幸せに生きていくために必要な要素で、スキンシップによってこうした要素が育っていきます。

スキンシップは親にも効果がある!

スキンシップによって、親も愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されます。そのため、親にとっても安らぎやストレス解消といった効果があるのです。

効率よく分泌させるには、ママは子どもを抱っこしたり優しく触れたりする程度で十分ですが、パパの場合はこれでは効果が弱いとされています。パパは、大きく体を動かすような少し刺激的な触れ方のほうがオキシトシンが分泌されやすくなります。

たとえば、ママは子どもを優しく抱きしめたり、寝る前に頭をなでてあげたりするのが効果的で、パパは体を動かす遊びを兼ねたふれあい方が効果的です。

ちなみに、ママとのスキンシップは子どもの情緒を安定させ、パパとのスキンシップは子どもの社会性を高めるといわれています。

【先輩ママに聞きました】よくする(していた)スキンシップ法は何ですか?

「スキンシップがいいということは分かったけれど、どんなことをしたらいいの?」と思うママもいますよね。特別なことをする必要はないんです。先輩ママがよくするスキンシップについて聞きましたので参考にしてみてくださいね。※テニテオ調査(n=100)

「ハグ」と回答したママの体験談

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