シンクの掃除を極めたい!ストレス減の掃除方法とおすすめの道具
1日に何度も水を流すシンクはちょっと手を抜くと水垢だらけになってしまいますよね。シンクをきれいに保つには、毎日のお手入れが大切です。掃除が苦手なママも、きれいなシンクを保てるかもしれませんよ。今回は、キッチンシンクの種類と特徴やお手入れのコツ、おすすめの掃除用具を紹介します。
キッチンシンクの種類と特徴とは
お手入れしやすいステンレスシンク
ステンレスは鉄をベースにした合金の一種で、クロムを含んでいます。クロムは表面に防サビ作用のある皮膜を形成します。この皮膜は小さな傷をすぐに塞く特徴を持つため、サビが発生しにくいのです。
ステンレスはとても固いので、食器や調理器具の落下による衝撃の多いシンクに向いています。また、高温や油脂にも強いので、熱湯を流したりしつこい油汚れの食器や調理器具を洗ったりしても大丈夫です。
また、ステンレスは軽く拭くだけで汚れが落とせるので、キッチンを清潔に保てますよ。
最近人気の人工大理石と人造大理石のシンク
人工大理石は、熱に強いアクリル樹脂やポリエステル樹脂で作ったもので、実際には大理石ではありません。アクリル製の方が耐熱性、耐衝撃性に優れていて値段が少し高めです。人工大理石は、黄ばみや傷がつきやすく、衝撃で割れてしまうことがあるというデメリットがあります。
人造大理石は、天然の大理石を砕いてセメントや樹脂で固めた半人工素材です。キッチンの天板からシンクにまで使えるので、つなぎ目のないキッチンを作ることができます。汚れがつなぎ目に入らないことと傷つきにくいのが特徴ですが、酸やアルカリに弱く、耐熱性があまりないというデメリットがあります。
耐久性にすぐれたホーローシンク
金属とガラスの特性により水や熱への耐性に優れ、スチール製のタワシでこすっても傷つきません。また、お手入れが簡単で比較的安価で手に入るのが特徴です。
ホーロー製のシンクは、海外では普通に使われている素材で、日本では輸入品などで見られますが、国内のシンクとしてはあまり浸透していないようです。
ステンレスや人工・人造大理石に比べると、食器を落としたときに食器が割れてしまうことがあります。また、シンクの表面が欠けたり割れたりすると、下の金属がサビてしまうので注意しましょう。
キッチンシンクをストレスなく掃除するコツ
毎日のお手入れはお皿洗いの延長でOK
お皿洗いの後にシンク用のスポンジに持ち替えて、食器用洗剤をつけて円を描くように洗いましょう。最後は泡が残らないように洗い流すと汚れが残りにくくなりますよ。
蛇口の水もこまめに拭き取りましょう、クロスを使って磨くだけの簡単なお掃除で大丈夫です。
シンクに水気を残したままだと水垢がついてしまいますよね。最後に乾いた布やキッチンペーパーでシンクの水分を拭き取るのが理想です。余裕のあるママはやってみてくださいね。
それぞれの素材別におすすめの掃除法
人造大理石の油汚れは、柔らかいスポンジを濡らしてしぼり、クリームクレンザーをつけて泡立てずに優しくこすります。また、食べ物汚れや頑固な水垢にはメラミンスポンジがおすすめです。
人工大理石の黄ばみにもメラミンスポンジを使いますが、頑固な黄ばみにはキッチン泡ハイターを使いましょう。黄ばみにキッチンペーパーをかぶせてキッチンハイターを吹きかけ、さらにラップをかぶせて2時間以上置いてから流します。
ホーローの赤サビは、歯みがき粉やクレンザーなどを布につけて落としましょう。
キッチンシンクを掃除するときの注意点
人工大理石や人造大理石は、強い酸やアルカリに弱い素材なので、クエン酸、アルカリ性洗剤は避けましょう。また、ステンレスと同じで傷つきやすいので優しく洗ってくださいね。色移りしやすいので、しょうゆなど色の濃いものがついたらすぐに洗い流すとよいですよ。
ホーローは、酸性、アルカリ性の洗剤や、たわし・粉末クレンザーなどは使用できません。傷ついたところからサビてしまうので、優しく洗うことを心がけてくださいね。
ピカピカなシンク作りに役立つ道具3選
子ども服の洗濯にも便利「オキシクリーン」
シンクに水栓をするか、ビニール袋に水を入れて口を結んだもので排水口を塞ぎ、シンクにフライパン、包丁、ふきん、スポンジなどを入れます。テフロン加工したものなど、ステンレス以外の金属には適していないので注意が必要です。
付属のスプーン1~2杯のオキシクリーンをかけ、40~60℃のお湯を流し入れて2~6時間つけ置きします。終了後、シンクの水を流したら、オキシ漬けしたものをスポンジで軽くこすりながら水やお湯で洗い流しましょう。
オキシクリーンは、界面活性剤と香料の入っていない日本製がおすすめですよ。