赤ちゃんは麦茶をいつから飲める?飲ませ方や注意点について
いつも母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんに、麦茶を飲ませたいというママもいるでしょう。しかし生後何カ月から麦茶を与えてよいのか悩みますよね。そこで今回は、ベビー麦茶を与える時期とあげるときの注意点、飲んでもらうための工夫などについてご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
- ベビー麦茶っていつから飲ませていいの?
- 離乳食が始まるまではあげなくてもよい
- 生後1カ月からOKでも飲まないこともある
- そもそも麦茶は水分補給だけが目的ではない
- 麦茶をあげるときは温度に注意!
- 絶対に冷たい麦茶はダメ!
- 人肌程度に温かいくらいが飲みやすい
- あげすぎはよくない?適切な麦茶の量とは
- 最初はスプーン1さじから
- 1回につき10~30mlがよい
- 母乳やミルクを飲まない原因になるかも
- 大人用の麦茶をあげても問題ない?
- 2倍程度に薄めればOK!
- 水出しではなく煮出したものをあげて
- 麦茶を美味しく飲んでもらうために
- 嫌がるときは無理に与えない
- 赤ちゃんには欲しがるタイミングがある!
- ストローやコップで飲む楽しさを教える
- まとめ
ベビー麦茶っていつから飲ませていいの?
離乳食が始まるまではあげなくてもよい
麦茶はだいたい離乳食開始の時期を目安に飲ませることが適切とされています。そのため、生後5~6カ月のあたりからスタートする赤ちゃんが多いようです。
それでは、それまでの間は水分補給は充分なのかと疑問に思いますよね。しかし、赤ちゃんは母乳やミルクから栄養と同時に水分も取っているので、ちゃんと授乳できていれば心配はなく大丈夫です。母乳を与えているママや、育児に夢中で自分の水分補給を忘れているママこそ脱水症状になりやすいので、水分をしっかり取ってくださいね。
生後1カ月からOKでも飲まないこともある
ですから出生後28日未満の新生児には、ベビー麦茶はあげられないということです。
生後1カ月からは飲ませることができますが、飲まないこともあります。それは、赤ちゃんが母乳やミルクに慣れているので、麦茶の味を嫌がったりするためです。また、母乳育児の赤ちゃんは哺乳瓶に慣れていないので、哺乳瓶で麦茶を飲まないこともあります。
麦茶の味を受け入れやすいのは、離乳食が始まる頃からがちょうどよいタイミングになるというわけです。
そもそも麦茶は水分補給だけが目的ではない
また、麦茶は人に必要なミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは人間の体の働きを調節や維持するのに必要な栄養素です。このミネラルは体内で作ることができないので口から栄養を取り入れる必要があり、麦茶を飲むことで補給できます。熱中症予防にもなります。
ほかにも、利尿作用や虫歯予防であったり、イライラなどの神経を鎮める効果があったりします。麦茶は赤ちゃんはもちろん、家族みんなで飲むのにおすすめのお茶です。
麦茶をあげるときは温度に注意!
絶対に冷たい麦茶はダメ!
冷蔵庫で冷やしたり氷を入れたりした麦茶は、赤ちゃんの体や内臓を冷やしすぎてしまいます。麦茶に限らず、冷たい飲み物は避けるようにしましょう。
赤ちゃんに冷たい飲み物を飲ませてよい月齢は、離乳食が進んで胃腸の機能がしっかりとしてきた頃からで、だいたい1歳前後からになります。このときも少しずつ飲ませ、冷たすぎないように気を付けてくださいね。赤ちゃんは敏感なので、お腹をこわして下痢になってしまうことがあります。
暑い時期や汗をたくさんかいたときなどは、いつもより多めの水分補給を心がけたいですね。大人が冷たい飲み物を美味しいと感じるように赤ちゃんが美味しいと感じるわけではないので、冷たい麦茶よりも、常温の麦茶をこまめに飲ませましょう。
体温が上がっているときは、日陰や涼しいところで過ごしたり、服装を涼しいものにするなど工夫したりするのもよいですよ。
人肌程度に温かいくらいが飲みやすい
例えば、冬場は寒いので人肌程度に温め、夏場は常温のまま飲ませるなどです。ママが赤ちゃんの様子を見て調節する感じで大丈夫です。その際には、やはり冷たくするのは避けておいた方がよいでしょう。
赤ちゃんにとって胃腸に優しいのは人肌程度もしくは常温です。胃腸の機能を整えてしっかりと離乳食を食べて、すくすくと成長してもらいたいですね。
また、市販のペットボトルなどのベビー麦茶を開けて余った場合は、ふたをしっかり閉めて冷蔵庫に保存しておきます。赤ちゃんに飲ませる前には、しばらく冷蔵庫から出しておいたものを時期によって調節してからあげてくださいね。
一度開封したベビー麦茶は冷蔵庫で冷やしておいてもできるだけ早めに飲み切り、日にちの経ったものは与えないように気を付けましょう。だいたい1日以上経ったものはやめておき、大人が飲むか処分するようにしてくださいね。