7カ月の赤ちゃんの特徴と関わり方は?発達を促すおもちゃと離乳食
生後7カ月頃の赤ちゃんは今まで以上に動き回り、離乳食も2回食が始まる時期になります。好奇心も旺盛で、なんでも口に入れてしまうこともあるので、目が離せなくなったと感じるママも多いかもしれませんね。ここでは、7カ月の赤ちゃんの特徴をまとめましたので、赤ちゃんとの生活の参考にしてみてください。
7カ月の赤ちゃんの特徴を知ろう
身長と体重の変化を知ろう
この頃になると、動けるようになることもあって、赤ちゃんの身長や体重の増え方はだんだんと緩やかになってきます。今までのように体重が増えないことから、母乳やミルクが足りているのか、離乳食を増やした方がよいのかと不安に思ってしまうママもいるかもしれませんね。
成長曲線の範囲内であるかを目安にしつつ、緩やかにでも増えていればあまり心配することはありませんよ。
筋力がついてお座りがしっかりしてくる
お座りの完成度は個人差があり、なかには座った状態で目の前のおもちゃに手を伸ばし、もとの姿勢に戻ることができる赤ちゃんもいます。お座りができるとはいえ、まだまだ不安定で長時間のお座りは難しい赤ちゃんも多いですよ。
この時期はお座りをしていてもまだ筋力が弱いので、ふとした瞬間に後ろに倒れてしまうことも多い時期です。お座りをする赤ちゃんが転んだときに机の角などに頭をぶつけることがないよう、安全面でも十分な配慮が必要です。
授乳量と回数の目安はどれくらい?
離乳食が進んでいるとはいえ、まだ食事で必要な栄養を十分に補うことはできません。離乳食を食べる量によって授乳量にも個人差はあります。離乳食をたくさん食べていても、ママのおっぱいが好きだから授乳量は減らないということもあります。無理に授乳量を減らそうとはせずに、赤ちゃんのペースで授乳を続けてあげてくださいね。
また、特に暑い季節は脱水に注意が必要になります。授乳が減ってきている場合は、その分麦茶などで水分補給をこまめにするように心がけましょう。
7カ月の赤ちゃんとおもちゃで遊ぼう
活発になった赤ちゃんとの遊びかた
ほかにも、ずりばいで動くこともできるようになるので、周囲のものに興味を示し、みずから動いて触れようとするなど、身体の動きが活発になります。好奇心が旺盛で自ら遊ぼうという意欲が強くなってくる時期でもあります。
食べられないものでも、なんでも口に入れてなめようとしますが、これはなめることで硬さや感触を確かめているためで、赤ちゃんの成長に欠かせないものです。無理にやめさせる必要はありませんが、清潔を保ったり、喉に詰まる可能性のある小さなものは周囲に置かないなど、安全面の配慮を忘れないようにしましょう。
指先の発達を促すおもちゃ
握ったり、転がしたり、振って音を鳴らしたりするおもちゃは物の動きを学ぶきっかけになります。車のおもちゃや、コマなどがおすすめです。ほかにも、型はめ遊びのできるブロックは物の大きさを学ぶきっかけになります。
また、おもちゃを選ぶときには、赤ちゃんでも握りやすい大きさや丸みを帯びたデザインのものを選ぶと、まだ握力の弱い赤ちゃんでも遊ぶことができます。さらに、この時期はなんでも口に入れてしまう時期でもあるので、舐めても安心な素材でできたおもちゃを選びましょう。
認知能力の発達を促すおもちゃ
プレイジムやベッドメリーなどは、興味のあるものに自ら手を伸ばして触るなど、指先を動かしながら知的好奇心を満たすことができます。ほかにも、布絵本なども、色味も豊かで様々な触感を楽しむことができます。布絵本は、市販のものに限らず、ママが手作りすることもできますよ。
また、おもちゃに限らず、鏡やティッシュ、リモコンなど、大人が使うものには何でも興味を示す時期です。話しかけるなどのコミュニケーションをとりながら、赤ちゃんの知能を伸ばす遊びができるとよいですね。
本格的に離乳食をスタートしよう
そろそろ2回食でもOKになる
この時期は、午前と午後の1回ずつの離乳食を与える2回食になります。離乳食の形状も、噛まずに飲み込めるどろどろの形状のものから、少し粒が残っていてもぐもぐと食べる形状にステップアップします。
離乳食の進め方は、あくまでも赤ちゃんのペースに合わせて進めます。どろどろの形状の離乳食を問題なく食べられるようになってから、「もぐもぐ期」に進めるようにしましょうね。無理に離乳食を進めてしまうと、赤ちゃんの胃に負担をかけてしまうので気を付けましょう。