断乳は3日目から楽になる?断乳成功への道のりと注意点のまとめ
おっぱいを欲しがって泣く赤ちゃんをなだめながら、ママ自身は胸の張りや痛みに耐える…。断乳は赤ちゃんが成長する上で必要な過程ですが、親子にとってつらい課題ともいえます。そこで今回は、断乳成功への近道となるヒントや断乳中に気をつけたいことなどをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
断乳はママも赤ちゃんも初日が一番つらい
赤ちゃんは大好きなおっぱいを求めてしまう
断乳の前準備として「この日におっぱいとさよならするよ」と赤ちゃんに語りかけるママも多いと思いますが、何となく理解できていたとしても断乳初日はおっぱいを欲しがり1日中泣いている子もいるようです。
ママとしては、こんなに我が子につらい思いをさせるなら飲ませてしまおうかと何度も思うのではないでしょうか?しかし、ここはぐっと我慢して、できるだけ赤ちゃんがおっぱいのことを考えない環境を作りましょう。赤ちゃんが好きな音楽を流したり、夢中になれる遊びをしているママもいるようです。
ママは胸の張りと痛みのケアが大変
これは、今までどおり作り続けられた母乳が出口を失ってしまうためで、母乳の出がよい人ほどしこりになったりパンパンに張ったりするでしょう。ママは赤ちゃんの対応で精一杯かもしれませんが、痛みを和らげるためにもおっぱいのケアは大切です。
母乳は体が温められるとたくさん作られてしまうので、痛みのあるうちは入浴を避けシャワーで済ませたり、保冷剤で胸を冷やしたりすると効果的なようです。また、搾乳するときは優しく万遍なく絞り、少量ずつにとどめておくのがコツです。
夜間授乳の断乳で徹夜状態に
特に初日は4~5時間ほど泣き続け、ほとんど寝ないまま朝を迎える赤ちゃんもいるようで、ママはひどく睡眠不足になってしまうでしょう。しかし、初日を乗り切ると2日目からはあまり時間をかけずに寝ついてくれる場合が多いので、希望が持てますね。
夜間断乳はパパにも協力してもらって交代であやすとよいでしょう。また、ママも赤ちゃんも体力的な負担が大きいので、体調のよいときに行うのがおすすめです。
断乳3日目は徐々に楽になってくる
赤ちゃんもおっぱいのない生活に慣れる
個人差はありますが、赤ちゃん自身もおっぱいを卒業することを理解し、日中あまり泣かずに機嫌よく遊んでくれるようになったという体験談もありました。母乳を飲まなくなった分、離乳食の進みがよくなったという声もあります。
また、夜の寝かしつけでも、抱っこや背中トントンですんなり寝てくれるようになる子が増えてくるようです。そうなると、自然と夜泣きが減ったり、何回も起きるということがなくなったりするので、ママも助かりますね。もちろん、まだ泣いてしまう赤ちゃんもいますが、日を追うごとにだんだん寝てくれるようになるでしょう。
ママのおっぱいの調子も少しずつ安定
しかし、人によっては張りがおさまるまでに1週間程度かかる場合もあるので、まだ張ってつらいという方は、乳腺炎予防のためにも圧抜き程度に絞るとよいでしょう。時間の経過とともに、張りがなくなってくると断乳にも終わりが見えてきますね。
痛みが強かったり、ケアの仕方がわからないという方は、病院を受診し助産師さんなどにアドバイスをもらうこともおすすめです。しこりができて固くなってしまうと回復に時間がかかる場合もあるので、無理をしないことが大切です。
夜間時は授乳以外の入眠方法を探そう
赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣くことは覚悟しつつ、そのほかの寝かしつけ法も取り入れてみましょう。時間に余裕があれば、断乳の1カ月くらい前から寝る前に絵本を読んだり音楽を聴いたりする習慣をつけておくと、いつもと同じ感覚で眠くなり断乳の日も入眠しやすくなります。
また、おっぱいに代わるスキンシップで赤ちゃんに安心感を与えることも大切です。抱っこや背中トントン、添い寝などで断乳時の夜を乗り切ったという声もありました。