6歳のやきもちに悩んでいるママへ。理由や心がけたいことを知ろう
子どものやきもちに悩んだことはありませんか。子どもが小さなうちは微笑ましく思っていたママも、6歳となっても続くやきもちへの対応に困ることがあると思います。6歳なんだからという言葉で済ませるのではなく、やきもちを妬く理由やそのときの対処方法を考えていきましょう。
6歳のやきもち、それ赤ちゃん返りかも!
6歳のやきもち、それ赤ちゃん返りかも!
赤ちゃん返りと聞くと、自我が芽生え始める2~3歳頃に起こる現象と考えられがちですが、環境や状況によっては1~6歳の幼児期にも見られます。特に、自分に弟や妹が生まれたり、保育園や幼稚園に入園したりして環境が変わると生じることが多いようです。
ほかにも、引っ越しやママの仕事復帰、トイレトレーニングなどがきっかけになる場合があります。環境が新しくなり不安な状況になると、ママやパパの愛情を確かめたくなり、赤ちゃんのようにかまってもらいたくなるといわれています。
年齢が大きくても赤ちゃん返りはするもの
年齢差が小さい場合は、自分より赤ちゃんに関心が向いているママに対して「もっとこっちを見て」という要求が気持ちの大部分を占めています。また、嫉妬心から赤ちゃんに直接ちょっかいを出すような行動をとることも多いです。
年齢差が大きい場合は、ママのいうことも理解できますし自分がお兄ちゃんやお姉ちゃんになるという自覚もあるので直接赤ちゃんにちょっかいは出しませんが、抱っこを要求したり、自分でもできることをママにしてほしがったり、というような行動をとるようです。
年齢が大きいからこそ繊細な対応が必要
年齢が大きくなると、ママの気持ちを考えたり、まわりの状況を理解したりと自分の感情だけで行動することを我慢することがあります。下の子と年齢差が大きい子どもの赤ちゃん返りは、ママに甘えたい気持ちと赤ちゃんを大切にしたい気持ちで揺れ動いている複雑な心境といえます。
年齢差が大きいほど長い間ママの愛情を独占してきたので、寂しい気持ちも芽生えるでしょう。どのような状況でも優しい気持ちで受けとめたいですね。
「上の子可愛くない症候群」について知ろう
「上の子可愛くない症候群」とは?
ひとりっ子の場合は家庭のなかで比べる対象や必要がなく、可愛いという感情のまま接することができます。しかし、第二子が生まれるとそういうわけにもいきませんね。
ママは生まれたばかりの赤ちゃんに対して守ってあげたいという本能が芽生えますが、上の子に対しては「静かにしてほしい」「グズらないでほしい」などの期待を無意識に抱く傾向にあり、その期待から外れることがイライラにつながるようです。
この現象は多くのママに見られ、珍しいことではないそうですよ。
可愛く思えなくても自分を責めないで
赤ちゃんは無条件に可愛いですし、赤ちゃんを守ろうとすることは本能です。産後の育児の疲れからホルモンバランスも崩れやすく、気持ちに余裕がなく不安定な場合もあります。
このタイミングで上の子がグズったり、ママの気を引きたくて赤ちゃん返りをしたりすると、ママは煩わしく感じ、上の子を可愛くないと思ってしまうかもしれません。まだ幼くて甘えたい上の子には、ママの気持ちを理解するのは難しいですよね。
しかし赤ちゃんがイヤイヤ期や行動が活発になる頃には上の子も成長し、ママを助けてくれるかもしれません。上の子を可愛く思えないのは一過性のものだと捉えて頑張りましょう。
上の子を傷つけないためにできること
1.上の子を抱きしめる
ママとのスキンシップが大好きな子どもは、ママの抱っこを独占していたことでしょう。ママに余裕がない場合は3秒だけでもよいですし、寝る前にぎゅーっと抱きしめるでけでも子どもは安心しますよ。
2.ママと2人だけの時間を作る
パパや祖父母に下の子を預けることができる場合は、上の子と2人の時間を楽しんでください。近くのスーパーや公園を散歩するだけの短時間でも、上の子はママが自分だけを見てくれていることに喜びを感じます。
3.つらい気持ちを打ち明ける
パパや祖父母、ママ友などに打ち明けて気持ちをすっきりさせましょう。