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アルカリ性洗剤でのやけどの対処法!特性や安全に使うための注意点

アルカリ性洗剤でのやけどの対処法!特性や安全に使うための注意点

アルカリ性洗剤の注意点や安全な活用方法

子どもが誤飲しないように保管場所に注意

洗剤類の誤飲は乳幼児の事故の中でも多く発生しているようです。特にアルカリ性洗剤を誤飲すると、粘膜や皮膚組織への侵襲が強いため、短時間のうちに嘔吐や腹痛などの症状が現れるでしょう。

もしも、子どもが誤飲した場合は無理に吐かせず、牛乳や卵白を飲ませて粘膜の保護を行うことが大切です。その上で、すみやかに医療機関を受診しましょう。

このような事故を起こさないためには、洗剤の保管場所に注意する必要があります。キッチン用の漂白剤や洗濯用洗剤は、使う頻度が高いこともあり取り出しやすいところに置いている家庭が多いかもしれませんね。その場合にも子どもが届かない高さの場所に保管し、別の容器に詰め替えることはしないようにしましょう。

使用する際はゴム手袋をしてママの手を保護

アルカリ性洗剤は、家事をするママにとって強い味方ですよね。お風呂場のカビも落とせますし、子どもが食べこぼした衣類も元どおり綺麗になるでしょう。また、キッチンのしつこい油汚れも簡単に落とすことができます。

ただ、一つ注意したいのが取り扱う際の準備です。油汚れを溶かして洗浄することを考えると、ママの手にうっかりついてしまったときは皮膚の油脂を溶かすことになるでしょう。特に、元々乾燥肌の方や皮膚の弱い方は、手荒れがひどくなる可能性があります。

アルカリ性洗剤を使うときは、厚手のゴム手袋をはめ、手袋の入り口からも洗剤が入らないようにゴムなどで留めておくと安心ですね。濃度の高い洗剤を使うときは、ゴーグルなどで目を保護することも大切です。

汚れの度合いでアルカリ性洗剤を使い分ける

アルカリ性洗剤は、アルカリ濃度によって弱アルカリ性と強アルカリ性に分けられます。一般的に、アルカリ濃度が高いほど洗浄力が強いといわれていますが、万が一皮膚についた場合の危険性も高くなるでしょう。そのため、弱アルカリ性と強アルカリ性の洗剤を汚れの度合いによって使い分けることが大切です。

弱アルカリ性洗剤には、重曹やセスキ炭酸ソーダなどがあります。重曹は油汚れや焦げを落とすのに向いており、セスキ炭酸ソーダはタンパク質の分解ができるため、血液汚れや皮脂を落としやすいといわれています。

一方、強アルカリ性洗剤には、カビ取り剤やパイプクリーナーなどがあり、頑固な汚れにも対応できるので大掃除の際などに活躍するでしょう。

まとめ

家庭用のアルカリ性洗剤は、落ち着いて使用すれば大量に皮膚につくことはあまりないでしょう。しかし、誤ってふたの開いたボトルを倒してしまったり、つけおきしている部分を触ったりした場合には、記事の中で紹介した対処法を参考に、すみやかに適切な対応をすることが大切です。

また、子どもの誤飲事故が増えているのも気になるところですね。アルカリ性洗剤は、正しく使えば掃除を楽にできる便利なアイテムなので、忙しい中でも保管場所に注意して安全に使用しましょう。
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