赤ちゃんの食べムラはいつから?食べムラの原因とおすすめの対策
ようやく食べることに慣れてきた赤ちゃんが、あるときから急に食べムラが出てくることがあります。美味しく食べてもらおうと、頑張ってごはんを用意しているママにとってはつらいですよね。そこで、食べムラの原因や食べムラがあるときにおすすめのレシピなどをまとめてみました。
食べムラは何が原因でいつから起こるの?
発達速度が緩やかになる1歳を過ぎたころ
この食べムラは、1歳を過ぎたころに始まったという子も多いのではないでしょうか?1歳を過ぎると、0歳のときのように体重や身長は急激には増えなくなりますよね。そのため、必要とするエネルギー量も少し落ち着いてくる傾向があります。
この時期の赤ちゃんは、一人歩きができるようになる子が多く、中には自由に動けるようになってたくさんエネルギーを消費する子もいます。エネルギーの消費量には、よく動くかどうかで個人差が大きいので、食べムラがあってもその子なりに必要な量だけを摂っているのだと解釈し、元気であればそこまで心配はないでしょう。
食事以外のことに興味が出てくる2歳ごろ
しかし、遊びと食事の切り替えがうまくできないと、食べムラにつながってしまうかもしれません。遊んでいる途中でごはんの時間になってしまった、これから見たいテレビがあるのにごはんだから消されてしまったなど、食事以上に遊びたい気持ちが強くなってしまうことがあります。
また、2歳になると自我が芽生え、自分のしたいことははっきりしてくるのに、それをうまく言葉にできず食べムラとして表れていることもありますね。ママは心配かもしれませんが、成長段階として見守っていきましょう。
嫌いな食べ物が出てくるイヤイヤ期
食べムラに関しても、イヤイヤ期に入ったころから出てくる場合があります。この時期は、食材の好き嫌いがはっきりしてきて、そのとき食べたくないものが少しでもあると、食べることを嫌がってしまいます。そうはいっても、いつも好きなものばかり食べさせるわけにはいかないので、ママも困ってしまいますね。
栄養が足りているかということが心配かもしれませんが、嫌がるときは無理に食べさせず、あとで自分から食べたいといってきたときは軽食などで補うとよいでしょう。
赤ちゃんの食べムラをなくすには?
生活のリズムを整えてたくさん運動しよう
そこで、朝は余裕を持って早めに起こし、朝ごはんの時間までにしっかり体を目覚めさせておきましょう。日中は、天気がよければ散歩をしたり、公園などへ行って思いっきり体を動かすことが大切です。おなかが空いていないことが食べムラの原因となっている場合、たくさん運動することでよく食べるようになる子もいます。
また、食事と食事の間をしっかりと空け、夕食はあまり遅くならないようにすると、次の日もまたおなかが空いた状態で朝を迎えられるでしょう。
食事に集中できる環境にする
食事の前にはおもちゃを片付け、テレビを消して、食べる準備をしてみましょう。おなかが空いている場合、気持ちの切り替えさえうまくいけば、きちんと食べてくれる可能性があります。
また、食事の少し前に「もうすぐごはんだよ」と伝えておくことも大切です。遊びやテレビが一段落ついたときに食事にしたほうが、子どもも納得して食べてくれるかもしれませんね。
食事に興味を持たせよう
例えば、子どもに何が食べたいかを聞いて、食材の買い出しから一緒に行います。作るときも、安全で簡単な作業だけは子どもにやらせてみましょう。自分の食べたいものが、どのように作られるのかを知って、なおかつ自分で作ったとなれば、きっと食べたくなるでしょう。
また、食べ物に関する絵本を読み聞かせするのもおすすめです。最近ではクイズ形式になっているものや、野菜がどのように収穫されるのかを学べるものもあるので、ぜひ子どもと一緒に選びたいですね。
食べムラがあるときのおすすめレシピ
一緒に楽しく作ろう「ピザトースト」
1人分の材料として、食パン1枚、トマト、玉ねぎ、ピーマン、ベーコン、ピザ用チーズ、ケチャップをお好みで各適量を用意します。作り方は、食パンにケチャップを塗り、具材とチーズを乗せてトースターでチーズが溶けるまで焼くだけなので簡単です。具材には、コーンやゆで卵など、子どもが好きなものを乗せても喜びますね。
食パンに具材を乗せる作業は、小さな子どもでも簡単にできるので、自由に作ってもらうとよいでしょう。乗せる工程だけでも、子どもは自分が作ったという達成感が得られるので、きっと食べたくなるでしょう。