お腹の赤ちゃんが動く時期を楽しもう!動く理由やつらいときの対処法
動いてお腹が張るのが心配なときの対処法
キックゲームやお腹を揺らして位置をずらす
お腹を優しく揺らしてみると、お腹の中の赤ちゃんはこの刺激を感じることで体勢を変えることがあり、痛みが和らぐこともあります。
または、赤ちゃんの手足が当たった場所をママが軽く叩いて刺激してみましょう。これを繰り返しているうちに、赤ちゃんも刺激を感じた場所に手足を当ててくることがあります。これをキックゲームと呼びます。
叩いた場所を赤ちゃんが蹴り返してくるようになったら、今度は痛くない場所をトントンして誘導してみましょう。
話し掛けたり音楽を流したりしてみる
いつも聞いている声と分かっていますから、ママが話し掛けると赤ちゃんが反応することがあります。ママが「元気に動いているね。嬉しいな。ただ、少し痛いからもう少し優しくしてね」などと声を掛けると、赤ちゃんがいうことをきいてくれるかもしれませんよ。
また、心地よくなるような音楽を流してもよいでしょう。動くのをやめて音楽を聴いてくれることもありますよ。動くことよりも心地よくなる方に意識を向けるのですね。
赤ちゃんがお腹の中にいるときからコミュニケーションを図っていきましょう。
横になるときはお腹の左側を下にする
仰向けで寝ると、赤ちゃんや羊水がママの血管を圧迫して苦しくなってしまいます。ですから、体を休めるときは、お腹の左側を下にして横向きに寝てみましょう。
横向きでも右側を下にすると、大静脈や静脈付近のリンパ管が圧迫されて寝苦しくなります。ですから、左側を下にして寝ると楽なのです。こうした姿勢は「シムスの姿勢」といわれていて、妊娠中に体を楽にする姿勢とされています。
胎動が強くてつらいときは、シムスの姿勢で横になり体を楽にしてみましょう。
激しい動きがつらい時期を乗りこえる方法
「お腹の中で何をしてるのかな」と想像する
赤ちゃんはお腹の中で色々なことをしています。ジャンプや回転をしたり、キックやパンチをしたりして遊んでいます。また、しゃっくり、おしっこ、指しゃぶりをしたり、びっくりしたりするなど、本当に色々なことをしていますよ。
お腹の中にいるときから、外の世界に出たときと同じような動きをしているのです。胎動が激し過ぎてつらいときでも、想像力を膨らませてお腹の中で楽しそうに過ごしている様子をイメージして乗り越えられるとよいですね。
出産後の授乳リズムの練習だと思ってみる
生まれてからしばらくの新生児は、お腹の中で過ごしていたリズムで過ごします。そのため、新生児のときも起きたり眠ったりを繰り返して一日を過ごすのです。
お腹の中での睡眠のリズムを知ることで、生まれてからのリズムを知ることができるかもしれませんよ。胎動のリズムは、出産後の授乳リズムの練習だと思っていると、少しは前向きに捉えられるでしょう。
出産後はぐっすりと眠れない日が続くでしょうから、少しずつ起きることに慣れていると、産後の生活が少し楽になるかもしれませんね。
懐かしい思い出になる今だけの体験を楽しむ
妊娠は、赤ちゃんとの一体感がとても感じられる体験です。出産後に別々になれば、数時間ごとの授やおむつを替え、お風呂、寝かしつけをするなど、休む時間がないほど赤ちゃんのお世話をして過ごす日々が待っています。
そんな毎日を送り始めたら、「赤ちゃんがお腹の中にいるときはよかったなぁ」と感じるかもしれません。妊娠中の数カ月間だけ体験できる胎動を「赤ちゃんが元気な証拠」と、今だけの体験だと捉えて楽しみましょう。後になれば、懐かしくてよい思い出になりますよ。
まとめ
かなり元気にお腹を蹴ったり、パンチをしたりと激しい胎動の場合もあるでしょう。あまりの刺激に、ママはつらく感じるかもしれませんね。
そんなときは、左側を下にして横になったり話し掛けたりして、前向きに捉えるようにして乗り越えましょう。胎動で赤ちゃんとの一体感を感じて、貴重なマタニティライフを楽しみましょう。