お腹の赤ちゃんが動く時期を楽しもう!動く理由やつらいときの対処法
お腹の中の赤ちゃんが動くと、ママは幸せを感じますよね。よく動いていると元気だと分かって安心な反面、お腹が張ってつらくなることがあるかもしれません。そこで今回は、赤ちゃんがお腹の中で動く理由や、動き過ぎてつらいときの対処法などをご紹介します。お腹の赤ちゃんが動く時期を楽しみましょう。
目次
- お腹の赤ちゃんが動く様子や胎動の感じ方
- お腹の赤ちゃんの過ごし方を知ろう
- 初めて感じる胎動は妊娠5カ月ごろが多い
- 胎動の感じ方はママによって様々
- お腹の赤ちゃんがよく動くようになる理由
- ママの声や体の変化に反応している
- 生まれる準備のために筋肉を鍛えている
- 「男の子だから」などの迷信に惑わされない
- 動いてお腹が張るのが心配なときの対処法
- キックゲームやお腹を揺らして位置をずらす
- 話し掛けたり音楽を流したりしてみる
- 横になるときはお腹の左側を下にする
- 激しい動きがつらい時期を乗りこえる方法
- 「お腹の中で何をしてるのかな」と想像する
- 出産後の授乳リズムの練習だと思ってみる
- 懐かしい思い出になる今だけの体験を楽しむ
- まとめ
お腹の赤ちゃんが動く様子や胎動の感じ方
お腹の赤ちゃんの過ごし方を知ろう
妊娠中期になると、赤ちゃんの触覚や聴覚が完成します。指しゃぶりや、お腹の外からの音に反応します。骨格や筋肉が発達し、ますます活発に動くようになります。ママが話し掛ける声に反応して動くこともありますよ。この時期に胎動を感じるママがほとんどです。
妊娠後期は、どんどん新生児に近づきます。お腹の中で20〜30分ごとに眠ったり起きたりを繰り返します。大きくなるのでお腹の中で動きづらくなりますが、手足は活発に動かしていますよ。
初めて感じる胎動は妊娠5カ月ごろが多い
一般的に、ママが初めて感じる胎動は、妊娠5カ月ごろが多いそうです。早ければ、妊娠4カ月、遅くても妊娠6カ月には胎動を感じるでしょう。
妊娠初期に胎動を感じない理由は、まだ赤ちゃんが小さいからです。どんなに動いても子宮の壁に手足や体が当たらないので、ママに動きが伝わりません。胎動は感じなくても、赤ちゃんは妊娠初期から活発に動いていますよ。
妊娠中期に入ると、体調が安定し始めます。少しずつお腹が膨らんでくるころに胎動を感じると、お腹の中に赤ちゃんがいることを実感できますね。
胎動の感じ方はママによって様々
一般的に、初めて胎動を感じる妊娠5カ月ごろは、まだ赤ちゃんの体や動きが小さいので、「ゴロゴロと腸が動いたのかな?」と感じる程度のママが多いそうです。ほかにも、お腹でポコポコと水が弾ける、ピチピチと小さな魚が飛び跳ねている、泡が弾けるなど、感じ方は様々です。
また、立っているよりも横になっているときに胎動を感じやすいそうです。「もしかすると胎動かな」と思ったら、一度横になり様子を見ましょう。
胎動は、成長とともに強くなり、お腹全体で感じるようになりますよ。
お腹の赤ちゃんがよく動くようになる理由
ママの声や体の変化に反応している
赤ちゃんは、お腹の中で約20~30分ごとに起きたり眠ったりを繰り返しています。起きているときは手足を動かしたり、転がったりしていますよ。
このころの赤ちゃんは、耳が聞こえます。ですから、起きているときにお腹の中でママやパパの声、外の音などが聞こえたら、その声や音に合わせて体を動かしているのです。
ママの胃や膀胱が大きくなると、その場所を触ろうと動いたり、お腹を軽く叩いた振動が伝わって体を動かしたりすることもありますよ。
生まれる準備のために筋肉を鍛えている
しかし、外の世界に出ると浮力はありませんから、羊水に浮いていたときと同じようには動けませんよね。外の世界では浮力がない分、自分の筋肉を鍛えて体を動かす必要があるのです。
外の世界に出たときのために、体を支え動かせるように筋肉を鍛えているのですね。体をまったく動かさないと筋力は弱っていきます。しかし、浮力が働いている状態でも体を動かしていれば、筋力はついていくでしょう。
生まれてから体を少しでも動かせるようになるために筋肉を鍛えていると思ったら、応援したくなりますよね。
「男の子だから」などの迷信に惑わされない
しかし、それは迷信で医学的根拠は示されていません。現在のように、エコーで性別が分かるようになるまでは、「男の子は元気なのでよく動く」「女の子は大人しいから静かにしている」などといわれていたのかもしれませんね。
また、「胎動が弱いとダウン症かもしれない」ということも聞いたことがあるかもしれません。これは、ダウン症の子どもは筋力が弱いことからきているようです。
どれも医学的根拠はありませんから、そうした迷信に惑わされないようにしましょう。